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行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

発覚した大手ホテルの談合

2025-04-18 21:56:24 | 企業
時代錯誤の談合が行われていたとはビックリ、よくも今までバレなかった。
報道によると、東京都内でホテルを運営する15社が価格カルテルにつながるような非公開情報などを定期的に交換していたとして、公正取引委員会は近く、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで再発防止を求める警告を出す方針を固めた。会合は「FR会=フロント・リザベーション会」と呼ばれ、各ホテルの持ち回りで数十年前から行われていたとみられ、公正取引委員会の調査では実際に宿泊料金を一斉に引き上げるなどの行為は確認されなかったが、共有された他社の情報を参考にして宿泊料金を設定していたホテルもあったという。

1980年代、私のいた電機業界では、各社が一堂に会し情報交換すること自体が価格カルテル談合に当たるからと禁止された。ゴルフコンペなら集まっても良いかどうかさえ議論された。製造業関連ではどこの業界も同じだったと思う。それが大手ホテルの担当者が数十年の間、定期的な会合を開催してきたとは驚きだ。しかし、一昨年から一斉に各ホテルが大幅値上げをしたことから公取委員会が気付いたのだろう。

かつては1973年の石油ショックの時、石油業界が「千載一遇」の機会と値上げをして大問題になったが、インバウンドで好況に乗じ、大手ホテル経営者は「千載一遇」と判断したのだろうか。
大手15社は
「浅草ビューホテル」
「グランドニッコー東京 台場」
「京王プラザホテル」
「ザ・プリンス パークタワー東京」
「シェラトン都ホテル東京」
「The Okura Tokyo」
「セルリアンタワー東急ホテル」
「第一ホテル東京」
「帝国ホテル 東京」
「ハイアットリージェンシー東京」
「パレスホテル東京」
「ホテル椿山荘東京」
「ホテルニューオータニ」
「ホテルメトロポリタン」
「ロイヤルパークホテル」



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