お正月は、お雑煮を作ってみたりしたけど、やはり、心の中を風が吹き抜けていくようだ。
友達とラインしても「お正月、どうだった?」と野暮なことを聞いて、子供や孫など家族と過ごしたという答えが返ってくるだけ。
生徒さんも、こちらにいる友達も、クリスマスは、皆、家族と過ごしたという人が殆ど。
やっぱりなあ~。。。家族と過ごすんだよね、クリスマスとかお正月って。
私には、一人しか息子がいない。
子供が一人だけしかいない、ということに、昔から不安を抱いていた。
もし、何かあった時、どうしよう?という漠然とした不安を。
そして、それが的中してしまった。ある意味において。
若いころ、極貧だったけど、無理をしてでも、もう一人、子供が欲しいと思っていた。
特に女の子が欲しいと思っていた。
女の子が生まれたら、元夫との生活も、うまくいくかもなどと考えたりもしたが、結局、 叶うことはなかった。
息子からは、今年は、正月のあいさつさえなかった。
毎年、私から電話して「おめでとう」と挨拶くらいは、かわすのに。
そういえば、今まで、息子のお嫁さんは、一度たりとも、電話に出たことがない。
電話でひとことも、話したことがない。
よっぽど、嫌いなんだろうなあ~!私のこと。
私って、そんなに嫌われ者?
そして、とうとう、息子までも、私のことを避けるようになってしまった。
孫へのプレゼントを送っても、お礼の一言のメッセージも来なかったし。
夫が、うちの息子に書いた手紙さえも、無視されてしまったし。
友人などに言うと、「それは、ひどいね」と慰めてくれるけど、本当は、私の気持ちなんて、 わからないだろうな~と思ってる。
殆どの人が、息子や娘と仲良く、そして、一年のうちで、特別な日であるクリスマスやお正月は、一緒に過ごしたりしてるもの。
今日はフィリピン人の生徒さんティナの家に持ち寄りパーティで、炊き込みご飯と、かす汁を作って持って行った。
ティナのお母さんのリシェルも、フィリピンの家族とは、疎遠になってるそうだけど、彼女には、三人の娘がいて、皆、親孝行だ。しかも二匹の犬と一緒に暮らしていて、大変ながらも、幸せそうだ。「この子達がいるだけで、いいのよ」という彼女、三人の娘が自立したら、きっと母親を助けてくれるんだろうなあと、想像できる。
手術した日本の友人のことを思うと、私なんて、まだ健康で自由に動けるから幸せと思うのだけど、それでも、家族に恵まれないということは、情けなくなるのだ。
でも、しっかりしないとなあ~って思う。
将来は、孤独死でも、死ぬまで誰の世話にもならずに、生きていかなければならないという覚悟はしてる。そのため、死ぬまで健康で、ピンピンコロリで行きたいし。
働けるうちは、何とか無理しない程度に、自分のペースで働きたいし、まあ、今は自営の仕事なので、気楽というか、自分の好きなように出来る、誰にも、命令されないで、仕事が出来るということは幸せだと思う。
しかし、何しろ、年金が殆どないので、何とか70歳くらいまでに、少しでも貯金をしたいし、日本に終の棲家を持ちたいと思う。
子供のいない友人とは、何だか、同じ立場のような気持ちだ。
家族のことを、あれやこれや聞かれないのは、有難いこととと思う。
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