世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

2年半、小沢一郎に政権を委ねよ!政治史に禍根を残すぞ!

2010年08月02日 | 日記

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2年半、小沢一郎に政権を委ねよ!政治史に禍根を残すぞ!

さぁ8月2日から5日までのたった4日間の予算委員会だが、それなりに楽しみである。民主党支持者でありながら、野党の舌鋒鋭い質問の嵐と菅直人政権の立ち往生を目撃したいと云う、マゾ的な願望を抑えきれない筆者である。(笑)

まぁそれもこれも、菅政権が霞が関べったりで、マスメディアの全面支援を受け、米国に土下座している変節を目撃してしまったからであり、責任は菅直人と云う男にある。

本来であれば、小沢一郎が代表で昨年の衆議院選に大勝し、政権交代を実現。鳩山由紀夫ではなく小沢一郎が第93代内閣総理大臣となり、先の参議院選挙も勝利をおさめ、政権交代を盤石なものとして、日本改造計画に邁進していたものと思われる。

しかし、東京地検特捜の西松建設献金捜査がそのすべてをぶち壊した。この検察の暴挙が筆者に政治ブログを書かせるようになったきっかけであり、或る意味ですべてかもしれない。

この東京地検特捜部の行動には明らかな犯罪の根拠なく、見込み捜査の手法と別件逮捕の如き手法で、まさに今政権をとり内閣総理大臣になるべき政治家をターゲットにしたのである。

小沢のピンチヒッターと申し上げては失礼だが、理念と礼節を重んじた第93代内閣総理大臣鳩山由紀夫は実母からの故人献金問題で小沢同様に東京地検特捜部の捜査の対象とされ窮地に追い込まれた。

仮に日本人がもう少し自分でモノを考える国民であれば、こんな馬鹿げた犯罪が政権交代を境に起きたこと自体だけで、検察、いや霞が関法務官僚達の罠だと常識的に気づくものである。「政治とカネ」が政治にテーマになるわけもない。

法的に詳細を論ずるまでも無く、タイミングからして合法に見せかけたネガティブ・イメージ戦術である事くらい判りそうなものである。しかし、それが多くの国民には判らないのである。残念であるが、その程度が国民の民度だと思っておいた方が無難である。

マスメディアは全面的に小沢一郎に反旗を翻していると云う事実も踏まえておく方が良いだろう。つまり小沢一郎が何らかの立場で復権し、日本の政治を改革するにあたって重要なことは、ネガティブ・イメージに晒され、当面苦しい政治をしなければならない事を覚悟するべきだろう。

しかし、民主主義のルールを破るわけでもないし、法治国家の最期の砦「推定無罪」を旗印に「被告宰相」を名誉と思うくらいの気概も持つべきだろう。現在、小沢一郎が総理大臣に就任する障害となっている問題は民主主義のルール及び法治国家のルールにおいて、腹さえ括ればクリアー出来る問題だと云う事を、小沢シンパも含め、肝に銘じておく方が良い。

小沢一郎が復権する事を阻む因子は当面たった一つだ。民主党内の反小沢勢力だ。野党は当面の敵ではない。むしろ味方に引き入れる事もある存在であり、大切に扱わなくてはならない。

菅政権下の面々、特に菅・仙谷・枝野・玄葉・安住・小宮山、そして閣僚の半分は戦犯として、あらゆる役職と解くべきである。彼らには与党政治は無理である、みんなの党とでも結託してオリジナル市場原理党を作り、小泉進次郎を党首に迎えたら良かろう。(笑)清和会グループもついでに誘って「米国ヨイショ党」を創設したまえ。多分菅と仙谷は数年以内に政治の世界から居なくなるだろう。

なぜ筆者が此処まで小沢一郎が政権を握る事を望んでいるか、自問してみた。場合によっては民主党を割ってでも政権を握らせた方が良いと思うのには根拠がある。

日本改造計画を実現して欲しいとか、日本一新11カ条に感動したと云う政治理念・信条よりも、もっと強い思い込みが筆者にはある。それは小沢一郎の国民に対する厳しい要求である。国民一人ひとりが一人立ちせよと云う熱いメッセージである。そして、その代表である国会議員が日本の一人立ち・独立・普通の国になる為に大同団結して、日本と云う国家の一人立ちを目指そうではないかと云う心の部分である。

つまりは欧米人には真似のできない、農耕民族が持ちうる共生の精神、縄文の心に惹かれるからである。おそらく、このような性格を持った政治家は、今だから存在しているわけで、今後の日本に現れない政治家なのである。

このような日本の伝統文化の根っこの根っこを捉えた政治家は出現しない。仮に、小沢一郎に一度も政権を握らせることなく政治家を辞めさせたら、日本の政治史上に大きな空疎な断絶が傷跡として残るに違いないからである。

失われた20年どころではない空疎な歴史の空白が出来てしまう危惧があるからである。将来、民主党であろうが、自民党であろうが、他の政党であろうが、日本の真の独立に舵の切れる政治家は現れないだろう。

小沢一郎に、戦後日本のGHQに支配され作られた植民地組織を、「縄文の心付きブルトーザ」で地ならしして貰わない限り、日本の戦後そのものが終わらないのである。そろそろ米国支配に満たされた日本を革命的に変革すべき時代が来ているのである。

長々と小沢一郎が政権を握ることはないだろう。精々2年数か月か6年間だ。その限られた時間で日本改造をどこまで出来るものか、国民は見たいとも思わないのだろうか?マスメディアがあれ程嫌い、官僚があれ程嫌う小沢一郎の実力はいかばかりか、知りたいと云う好奇心すらも無いのだろうか?

筆者はもの凄く見たい、好奇心満々である。そして、小沢一郎でも改革が出来ないような日本の組織であり、政治であるなら、もう政治に多くを期待するのは放棄しても良いような気がする。

政治になんてものは、利害損得の寄木細工のようなもので、到底クリーンだとか、清廉だとか、爽やかで実行出来るものではない。或る意味で、烏合のような選挙民や支持団体の慾得を背中に背負いながら、最大公約地点を見つけ、さらに議会制民主主義に則って議会の承認を得なければ、何処にも進まないのが政治である。

政治資金規正法に正確に書いたか書かないか程度の問題で、ヒステリー症状を呈するマスメディアに煽られ、国民の多くがクリーン病に罹り、市場原理主義者連中が爽やかに見えるようでは、自らの首を絞めているようなものである。

最近、政治を取巻く中に、菅直人支持「ころころ首相を変えて良いものだろうか?」と云う論調が幅を利かせている。だったら、2年半はびくともしない小沢一郎に政治をさせた方が良いだろう。菅直人じゃ半年持たないで「お腹が痛いよ」と泣きだすこと間違いなしだ!駄目なものを見逃して、変えない事が重要だ等と云う詭弁を弄するものではない。特に朝日新聞、いい加減にしろ!一番初めに独禁法で手入れを入れてやる!


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