世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

銭ゲバがTPPで悶着している間に、世界は第三次世界大戦、東西冷戦構造再構築

2011年11月09日 | 日記
ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)
堤 未果
岩波書店



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銭ゲバがTPPで悶着している間に、世界は第三次世界大戦、東西冷戦構造再構築


どうも野田君のハワイAPECにおけるオバマ大統領へのゴマスリ戦術が宙に浮いてきたようだ。あのNHK大越のTPPに関する解説トーンダウンしてた。朝日新聞の社説での煽りにも関わらず、仙谷の喧嘩腰に関わらず、前原の口先三寸に関わらず、経団連の倫理観欠如の米倉爺の「TPPノーなんてあり得ない」キーキー発言等々を総合すると、国会や世論における情勢は推進派敗北濃厚だ。しかし、それでも野田君が政治的決断だと言って、オバマに交渉参加を伝えるかもしれない。

 そう米倉経団連会長と云うか、住友化学会長である銭ゲバはオリンパス粉飾隠し問題で、「経営トップが高い理念をもってあたるのが企業経営の本質。トップの倫理観がそれほど高くなかったのではないか」と、ぬけぬけと言い放った。最も企業倫理、否、人間としての倫理に欠けた銭ゲバ爺に「倫理に欠けている」と言われたら、こりゃオシマイだ。(笑)己の企業は何様だ!ベトナム戦争で枯れ葉剤を撒き散らし、ベトナム国民を奇形児の誕生など、黄色人種人権無視戦略の米軍に貢献した悪の枢軸・遺伝子組み換え食品製造のボス、米国グローバル企業モンサント社と長期提携契約を結び、大規模農法とヘリコプターでベトナムで枯れ葉剤を撒いた要領で、農薬バラマキ、農産物を工業生産化し、銭儲けを企てているのは住友化学ではないか!オマエの会社だよ!ボケ爺米倉!

 最近は日毎夜毎怒りだす材料に事欠かないのだ、他人様の悪口ばかり言っていると池田信夫と間違われるのは恥なので、やめておこう。(笑)さて今夜の本題に入ろう。陰謀論ではないが、現在の米国の状況は、どうもすべてが閉塞に追い込まれつつあると観察せざるを得ない。野田君が、筆者が以下に述べるような問題まで理解した上で、TPP交渉参加に前のめりになったとは思わないが、野田君の事は別にして、米国の立場で世界情勢を観ておこう。 拙ブログ、2010.10.01「CIA 影の実力者ナイ教授の日中尖閣諸島問題インタビュー」 2010.10.10「米国は冷戦構造の再構築に向かっている 小沢の選択も変らざるを得ない」、 で既に触れた事だが、現在は当時の米国のスタンスとは世界情勢の変化に合わせ、若干変わってきているようだ。

 中国との直接的関わりは、あまりに米中の貿易依存が顕著になり、またEUユーロ圏の通貨財政問題も勃発、欧米の共同歩調に暗雲が立ち込めている情勢で、米国債引き受けのバックボーン中国経済を失う事は非現実的になってきた。しかし、米国内の閉塞はオバマの力量でどうこう出来る問題でもなくなってきている。TPP交渉で日本が参加したとして、その富を収奪するまでには、5年、10年それ以上長期の時間が必要であり、当面の財政問題の解決には貢献しない。大統領選の一つの材料に過ぎないのが事実だ。おそらく、オバマ政権時にTPPによる果実を米国人に実感させる事は出来ないだろう。

 アフガン、イラクと戦争に明け暮れ、米国の歴史は内政干渉的戦争の歴史でもあった。「アイゼンハワー大統領の退任演説」(哲野イサク氏のサイト参照)ではないが、 米国の20世紀における世界的台頭、パックス・ブリタニカ(英ポンド)からパックス・アメリカーナ(米ドル)へ移行、東西冷戦の終結により、米国一国覇権が一時的に成立した。その米国覇権国家成立の過程で、軍産複合体と云うシステム・メカニズムが極めて有効に戦略的に機能した事実は大きい。アイゼンハワー自身も、その有効性を利用して大統領の職務を遂行したのだが、大統領の職を去り、一市民に戻るに際し、その軍産複合体の存在が、米国の国家、社会に過剰な影響力を及ぼすリスクに言及した。

 実は裏話だが、“軍産複合体”と云う表現は正確ではなく、軍・産業・金融・学界・議会・マスコミ・労組等々を含む国家組織、つまり米国を支配する国家システムに注意せよと警告を発していたのだ。なんだか、何処かで何度となく聞いた言説だ。我が国日本の統治システムそのものではないか。軍の部分が駐留米軍に置き換えれば、すべてが当て嵌まる。原発開発、神話の発生もまったくソックリだ。

 そうそう、多少横路に逸れたが、米国オバマ大統領の立場として、米国内の「オキュパイ99デモ」に象徴される雇用問題をどうするか、財政規律と経済成長のマジック両立をどうするか、頭が痛いと云うレベルではなく、不可能なレベルなのである。そうなると、閉塞のブレイク・スル―、再び戦争の二文字が頭をよぎる。国内問題の目を逸らさせる特効薬、戦争。今度は何処で戦争の火蓋を切ろうか?日中戦争を仕掛けるのは得策ではない。となると、シリアかイランだ。米国内の戦費調達が困難となれば、頼みはイスラエルだ。イスラエルがイランを攻撃した場合の世界的リスクが世界の政治リーダーの頭をかすめている。

  野田君にも、もしかすると、そのような米国の破壊的行動を抑止できるなら、日本の国民の富の多くを奪われても、すべてを失うより良いのではと云う忖度があるかもしれない。故に、ここはオバマ大統領の口内問題、輸出の増加と雇用創設に寄与しよう、と云うことかもしれない。筆者は、それでも嫌だがね。(笑)巨象は巨象らしく、潔く衰退するのが美である。パックス・アメリカーナの座から降りる事を直言するのが真の友人である。小沢なら、堂々とその点を主張するかもしれない。米軍駐留の撤退と100兆の米国債棒引き、否移転費用等々に50兆、米国武器購入に100兆位の取引もあり得るだろう。1000兆の財政赤字が1250兆になるだけだ。財務省解体で何とかなるだろうよ(笑)

 このような世界規模のリスクを察知したが故の中国の軍拡であり、ロシアの軍拡であり、プーチンの復帰と読むべきだ。多少は自らのシー・レーン確保もあるが、近視眼的解釈だろう。つまり、米国の動きが東西構造を再び再構築させようとしている。今度の場合、イデオロギーによる東西ではないので複雑怪奇だ。EU圏も米国と一線を画す。ASEANも一線を画す。ロシア、中国、インド、ブラジルなども一線を画す、奇妙な東西構造が出現する。日韓だけがポチで許される国際情勢は終焉している。もっともっと、規模が大きい。野田君の米国への矜持、外務省のポチと云うレベルの話ではない筈だ。その国家間を幽霊のようにグローバルに金融資本が動きまわる。

 こんなカオスな地球を制御できるヤツがいるのか?多分、どの国家も、どの指導者も解決できない状況に世界は入り込んだと云う仮説が成り立つ。予定では後30年生きる予定の筆者なのだが(笑)、いつまでも観ていたい様な、もう良い幕を閉じろと叫びたいような、酩酊な気分である。たしかに少々ロックのグラスを傾け過ぎたようだ。グッド・ナイト!

*PS:産経新聞によると、知日派(暴力団の集団)が野田君を脅しに来たそうである。よほどジャパン・ハンドラーズにとって、日本TPP参加はケイマン諸島と云う事のようだ。
≪ 野田佳彦首相は8日、ペリー元米国防長官やハムレ米戦略国際問題研究所(CSIS)所長ら米国の有力な知日派識者と官邸で会談し、「日米同盟強化は私にとって最も重要な責務だ」と伝えた。ハムレ氏によると、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)問題は話題に出なかった。会談にはシーファー前駐日大使やアーミテージ元国務副長官らも同席した。≫(産経新聞)


恐るべきTPPの正体 アメリカの陰謀を暴く
浜田 和幸
角川マーケティング(角川グループパブリッシング)



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