世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

朝日と産経が期せずして 安住淳国対委員長に関する記事を配信した意図は?

2011年01月27日 | 日記

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朝日と産経が期せずして 安住淳国対委員長に関する記事を配信した意図は?


安住と云う男が虎の威を借りて、細々とした権力行使を愉しんでいる事は、つとに知られている。昨年9月の代表選真っ最中に、選挙対策本部長だった安住は、衆議院から参議院にくら替えしてまで民主党議席獲得に一身を投げ出し、菅直人の消費税発言に足を引っ張られ落選を余儀なくされた、河上みつえ氏に対し、「生活困っているでしょ?300万振り込んであげるから好きなもの買いなさい」とあからさまに小沢支持の同氏に買収を持ちかけた男である。

この政治家と云うか、男に関する記事が期せずして、朝日新聞と産経新聞が扱っている。(記事内容に関連性はない)どのような含みがあるのか、筆者には今ひとつ理解できていないが、安住と云う男の周辺でキナ臭い、何かが起きかけているのかもしれない。今後何かと注視した方がよさそうだ。

案外、こういう小物がチョロチョロと悪事や謀略に加担し、存外な影響力を持つものである。 昨年の民主大惨敗・参議院選の選挙対策委員長であり、枝野同様戦犯中の戦犯。現在も「宮城弁」を駆使し、国会対策委員長の要職を務めている。前原グループに属しているが、前原に近いと云うより、枝野に近い怪しげな政治家である。

菅政権を構成する閣僚も相当奇妙なヤツばかりだが、民主党を牛耳る党幹部も、同様に怪しい奴ばかりだ。数日前の上杉氏のリークではないが、民主党事務局と云うのが、どうにも社会主義者と云うか学生運動崩れが圧倒的に支配している巣窟で、議員を顎で使うとさえ言われている。

党本部の事務局が革命派崩れであるなら、仙谷・枝野らのお仲間と云う事だ。代表選の投開票に幾らでも自由に出入りできたわけで、何度やっても小沢一郎側が勝てない仕組みになっているとも考えられる。何ともバカバカしい話だ。

そういえば、事務局ってのは裏方に徹しているようで、実は目立たずに権力のキンタマを握っているのかもしれない。最高裁判所事務方の権力も然り、検察審査会事務局の権力も然りである。


≪ 親小沢派に勝手はさせぬ 民主・安住氏が党内引き締め策
 民主党国会対策委員長に就いた安住淳氏がねじれ国会を乗り切るため、まず「身内」を引き締め始めた。党所属議員の質問に政権の方針と異なる内容がないか調べ、議員の「考課表」をつける徹底ぶり。小沢氏に近い議員からは「言論統制になりかねない」との反発も出ている。
 「誰がさぼっているか、質問をちゃんとしているか、若手議員の考課表をつけてほしい」。安住氏は26日の拡大国対役員会議で、衆院の各委員会の筆頭理事に通常国会終了時に出席率などの考課表を報告するよう要請した。閣僚が答弁の準備に手間取るような質問をしないよう、若手を指導することも求めた。野党から追及されるすきをなくすのと同時に、党内の「親小沢」派による政権批判の質問を牽制(けんせい)する狙いもありそうだ。
 官僚にも議員を「監視」させる考えだ。安住氏は19日に国会内に各府省の官房長を集め、「変な質問をする与党議員がいたら連絡して欲しい」と求めた。
 安住氏の「指示」を直接聞いた議員の一人は「言論の府としての国会を否定する発言だ」と不満を漏らすが、安住氏は25日の記者会見で「与党として身の処し方とか、発言の仕方は当然ある」と語った。≫(朝日新聞)


≪ 防衛次官通達、安住氏が主導 政務官再考促すも耳を貸さず
 防衛省が昨年11月、自衛隊行事での民間人による政権批判を封じる事務次官通達を出した問題で、これを主導したのは当時防衛副大臣の安住淳民主党国対委員長だったことが26日、分かった。複数の防衛省筋が明らかにした。通達に関する会議で広田 一政務官は「この通達はやりすぎだ」と再考を求めたが、安住氏は振り切ったという。
 昨秋の臨時国会で自民党が「言論統制を強いる通達だ」として北沢俊美防衛相らを厳しく追及したことを受け、安住氏が通達撤回を検討していたことも分かった。安住氏は「撤回しても効力はものすごい。通達を1度出したことに意義がある」と周囲に語ったが、北沢氏は「撤回すると非を認めたことになり、さらに野党に追及される」と判断し、撤回を見送った。
  通達は、11月3日の航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)の航空祭で、民間団体「航友会」会長が「一刻も早く菅政権をぶっつぶしましょう」などと政権批判したのがきっかけ。 これに激怒した安住氏は「何でもいいから制裁措置を考えろ」と対応策を指示。内局文書課が 通達案を作成したところ、安住、広田両氏は担当幹部とともに防衛省内で会議を開き、通達案を協議した。 広田氏は通達への反発を憂慮し、「やり過ぎだ」と再考を促したが、安住氏は耳を貸さなかったという。その後、北沢氏も通達を了承し、11月10日付で通達が発出された。
  広田氏の懸念の通り、自衛隊やOB組織、後援会などで「思想信条の自由を定めた憲法の精神に反する」と激しい反発が起き、自民党は国会で北沢氏らを追及。民主党からも「後世に残る政権の汚点だ」(党幹部)との批判が上がった。
 これを受け、安住氏は通達撤回を検討した。この際に「撤回しても効力はものすごい」などと語ったのは、一度通達を出せば自衛隊内で強く印象づけられ、民間人の政権批判を控えさせる「自主規制」が働くと踏んだからだとされる。 安住氏は産経新聞の取材に対して「コメントしない」と語った。≫(産経新聞)

昔で言うところの特高警察幹部、そういう感じのする政治家だが、菅直人ご本人が色々と見本を示しているわけだから、子分が秘密警察のような振舞いをしても、それが権勢の常道だと思っているかもしれない。民主党事務局が、そのような人物たちの巣窟であるなら、どれほど小沢支持議員が奮戦しても、埒が明かない部分があるだろう。挙句に菅を引きずりおろしても、党内に100人程度の刺客を抱えた政権運営が正しい道なのか、ベストな選択なのか、充分に吟味する必要を感じる。


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