世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

菅直人、首を洗って待っていろ!小沢の足音が聞こえるだろう

2010年06月29日 | 日記

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菅直人、首を洗って待っていろ!小沢の足音が聞こえるだろう

何とも奇妙な菅直人政権である。サミットで新参者の癖に目立とうとした結果が、2020年度の基礎的財政収支の黒字化が「国際公約」と受けとめられてしまった。

次期政権が彼には虚言癖があるので撤回しますと公言すれば、それはそれで解決するだろうが、幾分恥を掻くのは事実だ。

だいたいが、欧州各国が財政再建を唱え、米国が経済成長を唱えるという事は、この双方の経済的要因が相反する経済要素という証明のようなもの、経済財政上あり得ない事を、菅直人と財務省は国際舞台で語ったのである。

挙句に「各国も日本を見習って欲しい」とまで言い放った。(笑)各国首脳も日本の首相の経済音痴ぶりに、作り笑いで応えたようである。 しかし、国内においては玄葉という男が「消費税増税は公約」と明言しているのだから、もう引っ込みはつかない。

勿論「国際公約」同様に「虚言癖政権」の戯言でした、スミマセン」と次期政権が取り消すことになるのだろう。

昨日、小沢一郎が明確に菅直人政権を表立って批判した。朝日新聞によると

≪ 民主党の小沢一郎前幹事長は28日、党が子ども手当の満額支給断念など昨年の衆院選マニフェストを見直したことについて「約束は実行しなきゃ駄目 だ。政権取ったら、カネがないからできません、そんな馬鹿なことがあるか」と述べ、菅執行部の対応を批判した。愛媛県今治市での会合で語った。
 小沢氏は公示日の24日は山梨、25日は青森と1人区を中心に選挙遊説を続けている。新執行部が人事や政策で「脱小沢」路線を進めたことに対し、様子見 の姿勢を示していた小沢氏だが、選挙戦が始まってからは執行部批判を鮮明にした。  この日の会合で、小沢氏は「公然と政党が約束し、政権を与えられたのだから、やればできる。必ず私が微力を尽くし、約束通り実現できるよう頑張りたい」 と強調。菅直人首相の「消費税10%」発言についても「一生懸命無駄を省き、最終的に4年たって、社会保障費などがどうしても足りないという場合は検討し なければならないが、(昨年の衆院選で)上げないと言ったんだから約束は守るべきだ」と訴えた。
 会合後も収まりがつかない様子で、小沢氏は記者団に「国民の皆さんと約束したことは、何としても守らなければ社会は成り立たない。これでは結果としてうそをついたことになる」と述べた。 ≫

「小沢一郎は悪」「鳩山は腰抜け」だというマスメディアと、そのアジ報道に悪のりした多くの洗脳国民が結果的に菅直人と云う虚言癖のある権力亡者を産みだしてしまったのだ。

民主党も小沢、鳩山の足を引っ張り、潰した以上、それなりの落とし前をつけて貰うしかない。参議院選前に、既に菅民主党政権は敗れている。 菅直人・仙谷・前原・枝野・玄葉・小宮山、選挙後に総退陣に追い込まれるのは必至の情勢になりつつある。

いまさら変節マニュフェストを替える事も不可能、あらゆる場面で立ち往生するのだろう。小沢の居ない民主党など万年野党・金魚のフン。糞が金魚を食べるような出来事は政治の世界ではあり得ないのだ。

財政再建の具体的道筋が見えないのは、そもそも道など無いからである。あるのは、兎に角屁理屈をつけて税金を集めて、それから米国及び官僚と顔つき合わせて使途を相談しようという事なのである。

経済成長戦略などは、絶対に上手くいかないのがこの世の相場である。しかし、増税や減税は役人が行政的に行うのだから確実。つまり、菅直人の経済政策は消費税増税だけが確約された政策なのである。

この原理原則が判らないのだから馬鹿と言える。もしかすると、出来ないと判っていても歳入を潤沢にしたいという欲望があるのかもしれない。 日が経つにつれ、この馬鹿げた経済政策が「役人と大企業の為の政治」だと有権者に浸透することは間違いないだろう。

野党である自民党・公明党は小沢一郎の影響力が失せた菅直人民主党政権など糞みたいなものだと勢いづき、連立を組み襲ってきている。

47選挙区の半数、特に1人区で完璧な自公政権当時の票のバーター協力が成立している。

つまり、1人区は自公連立VS民主(小沢シンパ除く)の対立軸になっている。だから、1人区の結果が自民有利になるという事だ。 筆者の予測では、小沢一郎の影響力を削ぎ、昨夏の衆議院308議席獲得のマニュフェストを改竄した菅直人民主党は50議席を割るとみている。

昨日の選挙区前篇「私選」においても、絶対有利と思われる候補者は少ない。選挙区によっては小沢シンパが投票したくない民主党候補者まで存在するのだから、結果は予測以上に悪いのかもしれない。

冷静に現在の自民党と民主党の政治家たちの政治理念を分析してみると、面白いように「独立志向・国民重視」と「隷米志向・財界重視」に大別出来るのだから、民主党・自民党をもって2大政党論を語るのは不自然過ぎるのである。

政治に政局を望むものではないが、この状況で政党に政治をさせても、民意は反映しないだろう。申し訳ないが、ガラガラポンは必然的であり、自然の成り行きでもある。もう一度、政党は立ち位置を確認し合って、国民にその姿を見せて貰うしかない。コメントに「オマエは民主党の敵だ」というのがあったが 、たしかに筆者は菅民主党の敵である。(笑)


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