世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

普天間移設の鳩山腹案はやはり海外

2010年04月09日 | 日記

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普天間移設の鳩山腹案はやはり海外

社民党が「普天間移設先を海外に」と云うレゾンデートル(存在価値)にしがみつく姿を産経新聞が以下のように報道している。しかし、此処まで社民党の行動をフォローしているのは、産経新聞と毎日新聞だけである。朝日、読売はスルーしている。 弱者への味方ではないが、最近の産経新聞はの報道姿勢が微妙に変化しているのは、筆者の勘違いだろうか?

まぁそれはさておき、弱者と言えば「社民党」も失礼ながら一種の弱者である。この連立与党とは雖も、小政党が日米の喉仏に刺さったトゲぬきに一役買うなど考えが及ぶ方がどうかしていると思う。朝日、読売の歯牙にもかけぬ態度がジャーナリズムの常道かもしれない。 しかし、ひねくれ者で弱者の味方である筆者は、この吹けば飛ぶような小政党「社民党」に一瞬の栄光を浴びさせてやりたい衝動を憶える。

「国民新党」は亀井親分の金融モラトリアム、郵政改革で十二分に連立の存在感を見せているが、「社民党」には犠打を成功させるチャンスさえ与えられていないのだ。これはフェアーではない!(笑)政治的にはマキャベリズムに徹する筆者としても心が痛むのである。(笑)

そのような筆者の心情などどうでも良いのだが、鳩山由紀夫の安全保障の原点は「駐留なき日米安保」だった。最近の小沢一郎は「第七艦隊だけで充分」と云う発言も思い出す。マスメディアも自民党も「5月までに決着しなかったら、首相は退陣するしかないだろう」「衆参同日選挙だ」等々とドデカイ失政を心待ちにしている。それに対して、鳩山は「決着しない時のことを考えて、事に当たるつもりはない」としているが、現実何らの決着乃至は見通しが国民に示されない事態は参議院選を目前に控え、当然だが避けたいだろう。

最低でも県外、出来れば海外と云う基本姿勢は変わっていないと見るのが筋である。或る意味で、今回の海兵隊の移転先の選択は人事の予想のような趣がある。昔から、新聞人事で先行してしまった人物は影も形も消えてしまう事実を我々は多く目撃してきている。筆者は、今回の問題の関係閣僚の発言の軽さを、奇妙な現象だなと感じていた。当該の沖縄県知事の発言も軽過ぎると見ている。つまり、全員の口が軽いのである。

辺野古陸上案も徳之島もホワイトビーチも参議院選に有利に働く案だとは思えない。直近の選挙の為だけではないだろう。「日米関係の深化」と云う言葉に相応しい象徴的出来事が国民に示されない事は「洗脳脳の国民」は別にして、何だ民主党も所詮この程度かと云う「根強い鳩山・小沢シンパ」をがっかりさせるだろうし、日米安保の見直しのチャンスを永遠に失う危険を孕んでいるのではないのだろうか。

仮に、マスメディアで既報されている候補地だとすると、参議院選の単独過半数獲得は相当厳しいものになる可能性がある。たしかに、小沢幹事長の選挙戦術でギリギリセーフと云うことも考えられるが、か細いロープ上の綱渡りになるのは間違いない。そんなことを考えている内に、未だに鳩山は海外移設に拘っているのではないのか?と思うのである。
グアム全面撤退なのか、サイパン・テニアンなのか、それはどちらでも良いわけだが、社民党が犠打を成功させる名誉な地位を与えられても罰は当たらないような気がしてきた。

さて筆者の妄想が当たるかどうかは、2カ月以内に判ってしまう。ただの素人予測、当たって欲しいが、当たる確率は20%としておこう。(笑)
否、鳩山首相の既報されている候補地の移設指示報道に対し「それは、勝手な憶測の記事であります。わたくしの方からは閣僚の皆さんに腹案に沿って、しっかり頑張ってもらいたい。このことが、国民の皆さん特に、沖縄を始め、今まで大きな苦しみというものをですね、えー、ある意味で真剣に頑張ってこられた、訴えてこられた方々にとって も、最大の戦いの場になるということで、まずは腹案にそれぞれがのっとってしっかり頑張ってもらいたい。わたくしからは、そのことだけ申し上げました」との発言を噛みしめてみると、確率は50%に格上げしておこう。


≪ 社民党がサイパン、テニアンに視察団 
受け入れ意思の再確認で 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、社民党は9 日から3日間の日程で、同党が飛行場移設先の候補地に挙げている米自治領北マリアナ連邦のサイパン、テニアン両島に視察団(団長・照屋寛徳国対委員長)を派遣する。国外・県外移設を主 張する同党は、現地で同連邦副知事らと会談し、米海兵隊の受け入れ意思を再確認したい考えだ。
 社民党は、政府による移設先の検討作業がキャンプ・シュワブ陸上案やホワイト・ビーチ沖埋め立て案など沖縄県内を中心に進み、国外移設案が「検討されている気配がない」(阿部知子政審会長)ことに危機感を持っており、急遽 (きゆうきよ)、視察団派遣を決定。視察団の副団長として沖縄県議会の高嶺善伸議長を加え、「沖縄の意思」を反映していることもアピールしたい考えだ。
 現地では、北マリアナ連邦政府副知事や同連邦議会の上院、下院議長、テニアン市長らとの会談を予定している。また、テニアン島の受け入れ候補地の環境面なども視察し、現地住民との意見交換も行う。
 2月10日に阿部氏と国民新党の下地幹郎国対委員長らがサイパンを視察した際、同連邦政府のフィティアル知事は普天間飛行場移設受け入れなどへの協力について「ウエルカムだ。米政府がきちんと言わないとできないことだが、北マリアナの考え方としては賛同する」と応じ、前向きに検討する考えを示していた。
 社民党は今回の視察で、普天間飛行場の移設受け入れ意思を再確認することで、サイパン、テニアンへの移設の実現可能性を政府に訴えたいとしている。(産経新聞:電子版) ≫


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