世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

●トランプ自制呼びかけ 咳込み、ふらつくヒラリーの「健康不安」

2016年09月13日 | 日記
株式会社の終焉
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●トランプ自制呼びかけ 咳込み、ふらつくヒラリーの「健康不安」 

 トランプ米大統領候補は、自らの陣営に対して、今後は、ヒラリー・クリントン候補の健康に関する攻撃は一切しないようにと、強く求めた。自らの陣営の人々に対して、彼女が“誹謗中傷”の類を叫んだとしても、報復的言動を慎むよう求めている。ヒラリー・クリントン候補の健康不安が、現実味を帯びてきた状況において、ジョン・ウェイン的西部魂(武士の情け?)を前面に出すつもりか。反トランプな既得権益勢の予測を裏切っておこうという戦略だろう。

≪ トランプ氏、自分の選挙事務所にヒラリー氏の病状を愚弄するなと禁ず
 共和党推薦のドナルド・トランプ米大統領候補は自身の補佐役らに対し、ヒラリー・クリントン氏の病状悪化に関する声明を表すことを禁じた。トランプ氏はこうした声明を表した場合、その人物を解雇するとまで宣言している。CNNが報じた。
 トランプ氏の代表者らは公にクリントン氏に対し、体調不良に関して「一日も早い快癒」を祈念し、「敬う態度を表す」構え。 トランプ氏自身と共和党のマイケル・ペンス副大統領候補はクリントン氏の病状についてはノーコメント。トランプ氏のSNSには現時点ではクリントン氏の病状については一切語られていない。  ≫(スプートニク日本)


≪クリントン氏、「嘆かわしい人の集まり」=トランプ氏支持者めぐり失言
【ワシントン時事】米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官(68)が9日、共和党候補ドナルド・トランプ氏(70)の支持者を「嘆かわしい人々の集まり」と表現する場面があった。10日になって「間違いだった」と軌道修正を図ったが、批判はくすぶりそうだ。
 クリントン氏は9日のニューヨークでの集会で「トランプ支持者の半分は嘆かわしい人々の集まり」と発言。例として「人種主義者、性差別主義者、同性愛者嫌い、外国人嫌い、イスラム嫌い」を挙げ、「救いようがない」と語った。
  これに対し、トランプ氏はツイッターで「数百万の勤勉な人々を侮辱している」と猛反発。米メディアで失言と報じられ、国民の間でも反感が強まる可能性が出てきたため、クリントン氏は10日になって声明を発表し、「後悔している。間違いだった」と発言を後退させた。 ≫(時事通信)


 当然、西側エスタブリッシュメント陣営は、トランプ陣営が、鬼の首を取ったように騒ぎ立てると予想した解説記事を流しているが、マッチョな西部男は、FOXニュースのインタビューに「なにが起きているのか判らないが、彼女が早く回復し、選挙戦に復帰して、討論会で会えることを望んでいる」と答えている。西側メディアスクラムで、トランプ叩きに徒党を組む連中も、機先を制された気分になっているだろう。トランプと云う人物、どこかの首相と違い、学習能力に長けているので、少しずつ、大統領候補としての振舞いが板についてきた。

 ヒラリー陣営は、同氏の「健康問題」は、トランプ陣営の「陰謀論」だと反論していたが、「現実論」と云う事を証明してしまったようだ。一時は10%近く開いていた世論調査の支持率も3%まで縮められていたが、これで支持率逆転まで見えてきている。たしか、パパブッシュが訪日中、宮澤喜一首相と会談中に卒倒した映像は記憶に残る。結局、あの時以降、パパブッシュの健康不安は、米大統領選におけるパパブッシュの支持を低下させ、ビル・クリントンを当選させた。クリントン夫妻が権力者として、入れ替わる時、デジャブが天に唾するようにブーメランするとは、神仏も予期しなかっただろう。

 軍産複合企業勢力とウォール街の手先で、戦争好きヒラリー候補の予期せぬ退場が、仮に起きるとなると、彼らは、次の手に着手する可能性もある。トランプを自分達の傀儡にする手段は、おそらく尽きているだろうから、彼を懐柔しようなどとは思わない。思うとすれば、“誰かが“暗殺”でもしてくれないだろうか?」と思う程度が関の山だ。いや、そのような手立てを打っている可能性もゼロではないだろう。共和党ネオコンは、ヒラリー支持に回っていたが、上述のような手段しか思いつかないのではないだろうか。トランプ候補は、身の安全には充分以上の注意が必要になる。

 そもそも、ネオコンの論理家として名高いロバルト・ケーガンの女房、ビクトリア・ヌーランドを米国務省に国務次官補に採用したのが、ヒラリーだ。このことからも、ヒラリーが、軍産複合企業勢力とウォール街、プラス米ネオコンの代理人であることは証明済みある。件のヌーランド国務次官補は、Wikipediaによると、
≪2014年2月、ジェフ・パイアット駐ウクライナ大使との通話内容がYoutubeに投稿された。そこでは2013年末からのウクライナの政情不安についての議論がなされ、ウクライナの今後の体制はアルセニー・ヤツェニュク政権の発足が望ましいものとされ、ビタリ・クリチコやオレグ・チャグニボクの排除が合意された。その場でヌーランドは国連によるウクライナへの介入を支持し、ヌーランドの意にそぐわないEUを「fuck EU(EUなんか、糞喰らえ)」と侮蔑する発言をした。これによりウクライナやロシアから、アメリカのウクライナに対する内政介入を批判する声が上がっている。米国務省のサキ報道官はこの会話内容が本物であることを認め、2月6日にヌーランドはEU側に謝罪したと発表した。また、2013年12月には、ウクライナを巡る会議において「米国は、ソ連崩壊時からウクライナの民主主義支援のため50億ドルを投資した。」と発言している≫
と紹介されように、ウクライナクーデターに深く関与していた、米国務省と云う構図も明らかだろう。

 また、別情報(ウィキリークスのメール公開において)だが、ヒラリー・クリントン候補が、2011年以降、パーキンソン病治療薬の情報を、側近の一人から受け取っていたメールが周知の事実となっている。ヒラリーが、同疾患の症状を呈しているかどうか、そこまでは判らないが、単純な「肺炎説」は、事態の沈静化用に用意された病名のように思える。パーキンソン病乃至はパーキンソン症候群の治療は、最近では初期からの薬物療法が有効になってきている。まあ、いずれにしても、ウィキリークスのヒラリー・メール公開において公開された一部であることは頭の片隅に置いておいても邪魔にはならない。

 アメリカ国内では、非公式なネット上においては、ヒラリーがドロップアウトした場合、民主党は、ヒラリーの副大統領候補に指名したジム・ケインなのか、或いはサンダース、バイデンの中から、選択を迫られるのだろうか?と云う話題で賑わっている。Ifで始まる議論だが、米大統領選の候補者の入れ替えが、米憲法上許されるのもかと云う、法律論までが展開されている。それはさておき、我々日本人としては、ドナルド・トランプ大統領候補に関して、もっと真剣に学ぶべき時が来ていると云う事実はある。個人的には「世界の警察なんかやっていられるか!」と云うトランプ候補に期待しているので、後は「未知の世界」を覗かせて貰う、好奇心の満足で充分であり、世界や日本の大混乱も、一服の清涼剤となるのでは?と、他人事のように思っている。

 ≪ クリントン氏 体調不良で訪問中止 選挙戦への影響は
 アメリカ大統領選挙の民主党のクリントン候補が同時多発テロ事件の追悼式典で体調不良を訴えたうえ、予定していたカリフォルニア州訪問を中止し、健康問題に関心が集まっていて、共和党のトランプ候補との選挙戦に影響を与えるのか注目されています。
 民主党のクリントン候補はアメリカの同時多発テロ事件から15年となった11日、ニューヨークの追悼式典に出席しましたが、体調不良を訴えて退席し、ふらついてスタッフに支えられながら車に乗り込む姿が撮影されました。
 その後、クリントン氏は報道陣の前に姿を現し、「気分はとてもいい」と笑顔で手を振って応えました。  これについて診察した医師は、クリントン氏が暑さで脱水症状を起こしたものの、順調に回復していると説明する一方、せきが長引き、先週9日に肺炎と診断されていたことを明らかにしました。
そして、クリントン氏の陣営は、12日と13日に選挙資金集めの会合などに出席するため予定していたカリフォルニア州訪問を中止すると発表しました。
 クリントン氏は、国務長官を務めていた4年前、頭部に血栓が見つかって入院したことなどから、健康に対する不安がくすぶっていましたが、アメリカメディアは、「クリントン氏の健康状態が現実的な問題となった」などと伝えています。
 共和党のトランプ候補は、今後、クリントン氏の健康問題を攻撃材料にするものとみられ、11月の投票日まで2か月を切る中、選挙戦に影響を与えるのか注目されています。

 ■これまでも健康不安の指摘
アメリカ大統領選挙の民主党のクリントン候補は現在68歳で、これまでも健康に対する不安が指摘されてきました。
 国務長官だった2012年には、ウイルス性の腸炎による脱水症状で一時、意識を失って倒れて脳しんとうを起こし、頭部に血栓が見つかり、入院して手当てを受けたことがあります。このため、大統領選挙への立候補を表明したあとの去年7月には、健康に問題はないとする医師の証明書を公表し、懸念の払拭(ふっしょく)に努めました。
 これに対して共和党のトランプ候補の陣営は、クリントン氏の健康には不安があると繰り返し主張して、大統領には不適格だと攻撃してきました。
 こうした中、クリントン氏は中西部オハイオ州で先週5日、演説中に何度もせき込む一幕もあり、今回の一件で改めてクリントン氏の健康問題に関心が高まっています。  ≫(NHK)



PS:
オマケだが、スプートニク日本に面白い情報が載っていた。
 ≪ ソーシャルネットワークでヒラリー・クリントン氏の影武者が話題に
 ヒラリー・クリントン氏が米同時多発テロの追悼式典で体調を崩し、ソーシャルネットワークでは、クリントン氏の代わりに影武者が使われているのだという陰謀説が広まった。「Metro」紙が報じた。
 同時多発テロ式典中にクリントン氏は体調を崩し倒れそうになり、片方の靴をなくしさえした。クリントン氏はホテルに送られ、休息をとった。 一方、2時間後にはクリントン氏はすでにホテルのドアの前に現れ、体調は万全だと述べた。
  ソーシャルネットワークでは式典中とホテル前のクリントン氏の写真が比較され、これは2つの別人だと断言されている。 主な論拠はクリントン氏の鼻だ。「本物」のクリントン氏の鼻はやや上向きだが、「影武者」の鼻はまっすぐだという。また、ホテル前の写真ではクリントン氏はいつもより均整が取れているように見えるとも指摘した。

 


以上 ≫(スプートニク日本)


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2 コメント

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Unknown (oka-n)
2016-09-13 18:37:26
夜の会合がおいそがしいそうでなによりです。そこらのますこみと同じに取り込まれないでくださいね。日本は解けてなくなるという人があります。すでに解けてますが。2020ねんが最後の祝いピックだそうです。私も動きが取れなくされてきました。体が弱るように電磁波をすとーかーにむけられてます。政治化が馬鹿になったのも、駆ると、電磁波を向けられたのでしょう。中国とあめにとかされるというのです。在日人も爬虫類人にとかされるのでは?日本がだめなら世界もこわれます。どうにかならないのでしょうか。
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Unknown ( 武尊)
2016-09-13 21:41:18
私は日本への影響だけで考えます。片や太いパイプ(よく自民党の議員候補が使う「中央との太い、、、」ってやつですね)が無いから騒ぎ立ってている。片や黙っていても抜ける(持って行ける?)。それだけの違いでしょ。
 トランプ側にネオコン的な奴らが寝返った、というか両天秤に成り出して、55%位が支持し始めたそうで。
>「敬う態度を表す」構え  
そりゃそうでしょう。サンダース出て来たら負けちゃうもん(笑)
さて、今後ゾンビ?のように生き返られることが出来なけりゃ、サンダースの目も出てくる。幾ら民主党が推さなくても、何なら独立してもよかんべえ?国民は彼に投票するんじゃないかなァ?日本にも彼が一番被害が少なそうな気がしてるんですがねェ、、。

 それにしても今年の9.11のニューヨークは、やけに寒かったんですね。老婆があんなコートを着なくちゃいけないんだから。ビルが崩壊した(無理矢理?させられた)日は、Tシャツ一枚の人も大勢居たのに、、。川筋の街は寒暖の差が大きいんですよね。従兄があちらで寿司屋やってた時言ってました。前の日半袖で、次の日皮ジャン着なきゃいけない日が有るんだそうで。
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