世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

すべてを騙す菅政権、勝てば官軍。それこそがダーティー

2010年06月24日 | 日記

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すべてを騙す菅政権、勝てば官軍。それこそがダーティー

菅直人の事を佐藤優氏は自分でも判っていない国家社会主義者だと、或る意味高次元の論評を加えている。

過程において、そのように見える傾向もあるが、おそらく氏の論評は買被りになると思われる。菅直人はそんな高次元の政治家ではない、姑息なドロボウ猫政治屋である。

尚且つ、仙谷や枝野は弁護士だ。一つの人格で、殺人鬼を弁護もするし、大金持ちの顧問にもなるのが弁護士だ。 法に則った立場さえ守れば、貧乏人の味方にもなるし、金持ちの味方にもなる。つまりクライアントの依頼に沿って法的に事を運ぶ人種である。良くも悪くも、技能に優れた法的職人だと思えば良い。与えられた職務を法律の範囲内で、そつなくこなすのが、弁護士稼業の持つ性癖である。政治への理念や哲学は、家に置いてくることが可能な人種なのである。

その点で、寝ても覚めても政治哲学・理念を忘れる事も隠す事も出来ない男が小沢一郎である。

枝野の事業仕分けが国民やマスコミ受けが良いようだが、実効性は極めて貧弱なもので、所詮学芸会に過ぎなかったと言える。秋には特別会計に踏み込むと言っているが、表面をなぞる仕分けになるのは間違いない。

小沢一人にやらせてみろ、100兆くらいの一時金を捻出するぜ!(笑)

菅直人は役人の抵抗を減らす為に、一旦霞が関との休戦を宣言した。米国への恭順の意も現した。今は参議院選前だ、争いごとを減らしておくのが日和見的に正しい、当面は「クリーン」一本槍で国民は騙せる。現に国民は喜んで騙されている。

財政再建の目は鼻もつけずにノコノコ新参者がサミットに参加したのでは、袋叩きに会うやもしれない。ここは自民党の消費税10%公約を逆手にとってプライマリーバランスの目標値くらい語る方が得策だ。財務省に銭が多く集まれば、使い道は後で考えれば良いだろう。宝くじの賞金の使い道を考えるようなも、楽しくて仕方ない。

その上で、霞が関をぎゃふんと言わせる公務員制度改革や企業団体献金全面禁止、可視化法案、郵政改革法案など参議院選後の臨時国会で速やかに議決してしまえば良いだろう。詐欺政権等と言われてもいるが、トコトン騙しの戦術で選挙を乗り切るのが得策だ。

役人を騙し、マスコミを騙し、国民を騙し、米国を騙す。 騙すことは良くないのだが、本来の旧民主党の理念を成就するには、正しい方法論だ。結果的に政治が国民の利益になるのなら、初期と過程においてすべての政治的圧力勢力を騙しきることが重要だと、弁護士稼業の政治屋なら考えそうなことである。

しかし、それら圧力勢力は甘いものではない。裏切りの端緒につこうとした時点で菅直人はアウトになる。「振り逃げ」で出塁し、観衆に手を振るパフォーマンスをし、塁を一歩離れた瞬間に、ファーストの「隠し玉」であえなくアウトになるのが目に見える。(笑)

やはり政治と云うも、正攻法で常にあるべきだ。愚直でも愚鈍でも、真正面からぶつかるものだろう。菅直人の政治手法は明らかに弁護士の手法だ、仙谷がすべてのバックボーンなのだろう。駆け引きに過ぎる。政党政治家の取るべき道ではない。しかし、国民の多くが騙され続ける可能性もあるので、小沢シンパはその勢力の維持拡大に全力を上げるしかない。今日が告示の選挙戦が始まる、数日過ぎた時点で比例区・選挙区の小沢の力になれる候補者の選定に着手しようと思っている。


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