世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

菅の理不尽な振る舞いに耐え、今日も小沢はビール箱の上

2010年06月26日 | 日記

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菅の理不尽な振る舞いに耐え、今日も小沢はビール箱の上

現在日本の政局を動かしている司令塔はCIA・ナベツネなのではと疑うような菅直人の掌返し政権である。鳩山・小沢W辞任後、ドロウボウ猫のように岩陰からスルすると飛び出し、政権を握った男、菅直人の動きと、最近のCIA読売新聞のアジテーション記事や社説が妙に符合している。筆者の感じ過ぎかもしれないが、どうも気に障る。(笑)

読売や朝日の直近の選挙情勢調査の傾向は選挙区で民主:自民が拮抗しており、参議院の与党過半数確保が厳しい情勢になっているらしい。筆者の耳に入ってきている情報も類似している。

当然のことだが、小沢一郎も知っているが、本人は一兵卒としてあくまで政権与党として単独過半数を狙うのが民主主義選挙の王道だと立場を崩さず、ビール箱の上に乗り訥々と数十人の聴衆に語りかけるどぶ板応援演説を開始している。

何処まで行っても、小沢の国民との接し方・選挙手法はブレることがない。ほとほと感心するほかはない。自由党時代の「日本一新11基本法案」の基本方針にもブレがみられない。

正直、小沢一郎の内心は複雑だろう。脱小沢路線でマニュフェストも選挙戦術も土足で踏みつけにしている菅直人に塩を送るような選挙行動を選択しなければならない理不尽さに怒りを感じても不思議ではない筈である。しかし、小沢一郎は自身の政治理念を守る姿勢を崩そうとしていない。「外の敵は怖くない、怖いのは内部だ」と現在のような状況になるであろう事を知りつつも、あえて運命的に状況を受け入れる政党政治家である点が凄いのである。

旧い保守政治家だと一言で片づけることは簡単だ。しかし、今の日本人に最も欠けている生き様が小沢一郎と云う政治家が体現化し、国民に問うているような気がする。

「普通の国になる」と云う単純な言葉は含蓄がある。敗戦後、米国の占領下でシステム化された日本の組織全体を「普通の国」にすることが、筆者自身これほど大変だとは思っていなかった部分がある。

小沢一郎はけっして革命的政治家ではない。縄文時代の日本人の心を持った日本人が安心して住める国家を創ろうと孤軍奮闘している、極めて保守的で民族的政治家である。しかし、そのことが現在の日本人に受け入れられている状況かと言うと、残念ながら誤解の方が数段ハイレベルにある。

短絡的答えで申し訳ないが、官僚が言うように国民のレベルが有象無象だからと云うのは7割方正鵠を得ている。(笑) 小沢一郎や鳩山由紀夫の政治の方向性は間違っていないし、これからの時代への国家の準備としては正道である。

しかし、国民の民度はマスメディアからの洗脳誘導もあるだろうが、国家の行く末を考える時、極めて生活者意識に立脚してしまう。損か得かが判断の殆どを占めてしまう。その民度を反映させた政治が菅直人の政治に鏡のように映し出されている。皮肉と言えば皮肉なことだ。

CIA米国勢力の日本人洗脳戦略は殆ど成功している。昨年の夏つかぬ間、国民が覚醒したかと錯覚したが、政治に潔癖を求める国民の性癖が、あらぬ疑いで国益に見合う政治家を引きづり降ろしたわけである。

検察やマスメディアや米国がごり押ししても、真偽を見極める真摯な目を国民がある程度持っていれば、ここまで馬鹿げた事態にはなるはずがない。 筆者の堪忍袋のレベルだと、もう破裂寸前である。(笑)もうイイや、日本人はみずから地獄の蓋をあけ、煮え湯の中に飛び込みたいと言うのだから、飛び込めば。(笑)

しかし、小沢一郎は違う、だから尊敬もするのだが、まだまだ日本人を見捨てない。 小沢は多くを語らないが「地方経済は都会以上に深刻だから、消費税10%という話になると非常に、自分としては心配している」と暗に菅直人を批判している。

菅直人に政権を任せていたら、来年の春には「消費税15%」を打ち出すことは歴然としている。それが財務省、米国の財政再建計画だからである。そして、グローバル金融経済の手助けをさせ、米国債の購入資金にも好影響を及ぼそうと企てている。

読売の記事から最近は目を離さない方が良い。米国CIA関連の強制的要望内容が記事や社説の中に、巧妙に?いや赤裸々に語られている。単純明快に米国及びその先兵・財務省、外務省、防衛省の思惑がそのまま読むことが出来る。(笑)朝日新聞などと違い、フィルターがかかっていないので、大変に判り易い。

読売の伝聞記事では ≪民主党の小沢一郎前幹事長は25日、参院選候補の応援のため訪れた青森県平川市での会合で、「参院で過半数をとることによって、今までの仕組みを変えるのが私の願い。そういうレールを敷いたら、私の役割は終わり。後は次の世代の人にバトンタッチしていきたい。最後のご奉公のつもりで、死にものぐるいでがんばる」と述べ、世代交代を進める考えを示した。≫ などと云う記事まで出ているが、伝聞だけに真偽は不明である。

しかし、仮に語ったのが事実だとすると、「絶対に菅直人達は単独過半数を得ることはない。下手をするとネジレ国会が視野に入る」と読んでいる可能性が高いという事だろう。事実そうなる事は大いにあり得る状況だ。与党過半数割れは、菅直人の責任問題であり、党執行部の責任だ。オマエ達に政権を任せることは百年早いと立ちあがる宣言でもあるのではないだろうか。


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