世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

●野田佳彦よ、他人の無分別言動を非難する前に、己の無分別政策の恥を知れ!

2014年03月18日 | 日記
転換期の日本へ―「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か (NHK出版新書 423)
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●野田佳彦よ、他人の無分別言動を非難する前に、己の無分別政策の恥を知れ!

 野田佳彦などと云う政治家は、未だ生きていたのだ。とっくの昔に“ふなっしー”のメリケン袋の中に入っているものとばかり思っていた。イヤハヤ、お見逸れいたしました、永田町にまだおいでとは…。何々日米関係に「きしみ」だと?籾井も衛藤も口先男だし、内閣総理大臣になって、国家を路頭に迷わす心配はない。それよりも、石原慎太郎のアジテートに過剰反応して、尖閣を国有化したツケがどれ程のものか、自ら顧みたことはないのかね?

 日本のナショナリズム心理に火をつけたのが、誰あろう「野田佳彦」その人である事実から、目を背けるおつもりか?前原の粛々と逮捕起訴などは、子供の火遊びで済む話だが、日本の総理が、懸案の地を国有化した出来事が、中国のナショナリズムに油を注ぎ、条件反射のように、わが国の日陰者であったナショナリストや無知この上ない吹き上がり右翼らに、チャンスを与えたのだ。何を、すっとぼけたことを独白している。お前が、日陰者右翼を目覚めさせた張本人だよ。

 その勢いに背中を押され、2チャンネルの住民のチアに奮い立ったのが、誰あろう安倍晋三君だよ。彼としても、日陰者で僻みをエネルギーとして溜め込んでいた感情劣化右翼のチアを無視することは出来ない。理屈の上で、マズいことは知っていても、己の情緒が不安定になることは下痢腹を悪化させ、総理でいられなくなるわけだから、理屈抜きに、彼らを永遠の応援母体にせざるを得ないのだ。つまり、安倍晋三及びそれに群がる人物の中に、安倍の情緒を満たす人々が必要不可欠という事になる。その安倍に塩を送ったのも、アンタ、野田佳彦なんだよ。

 アンタのブログでいう処の、反米ナショナリズムは拙いが、反中ナショナリズムは、まことに結構と、暗に語っているようにも感じられる。敢えて、反米ナショナリズムと名指しする以上、そういう意味が含まれるのだろう。ナショナリズムなんてものは、相手によって善悪が決まるものでもあるまいに、野田にとって、反米ナショナリズムが突出して「看過できない」と云う言となるようだ。本当に、無教養なドジョウ男だ。メリケン袋の中に身を隠しても、ドジョウの臭いまでは消せない。

 ≪ 無分別言動で日米にきしみ=野田前首相
 民主党の野田佳彦前首相は17日付の自身のブログで、日米関係に「きしみ」が生じているとの認識を示した上で、「原因は官邸やNHK幹部らによる無思慮・無分別な言動だ。反米ナショナリズムを助長するものもあり、看過できない」と指摘し、衛藤晟一首相補佐官らの言動を厳しく批判した。
 4月のオバマ米大統領訪日に関しては「実学重視の大統領と個人的な美学に流されがちな安倍晋三首相との相性が心配」としながらも、「互いに大局観を見失わなければ、個人的信頼関係も深めることができるだろう」と記した。 ≫(時事通信)

 集団的自衛権の憲法解釈も変更を視野に、着々とアイヒマンのような凡庸な悪が、粛々と法制局内で、ことを運んでいるそうだ。遅滞なく資料提出が出来るように鋭意努力しているという。マスメディアは、自民党総務会開催を大げさに取り上げるが、今や竹光を腰にぶら下げる貧乏浪人の寄合のようなもの、愚痴をこぼしの会だと言えるだろう。今や、自民党の政治家は悪の凡庸で、エクスキューズするアイヒマン集団のようである。

 対ロ制裁で、安倍政権は悩んでいるようだ。アメリカとある程度歩調を合わせないと拙いのだが、言いなりになるわけにも行かない。一番安倍の存在を高く評価してくれている(表向きでも)世界の政治家は、プーチンが筆頭である。情緒的にはプーチンと組みたい。プーチンと話をしている間は、お腹の存在さえ忘れるくらいだ。しかし、官邸では、菅官房長官までオバマと歩調を合わせないと、エライことになる、と脅す始末。靖国上の暴挙は、一切無理ですよ、と諭されている。折角、愚か者のフライングで、米国離れの機運が生まれそうだったのに、どうも思い通りには行かないようだ(笑)。

 しかし、ロシアに一定の配慮姿勢も打ち出さないのは、将来的に禍根を残す可能性もある。オバマからも蔑まれ、プーチンを怒らせたのでは、世界のリーダー全員から、G8構成国最低の政治家と言われそうである。ロシアも外され、うっかりするとG6なんて事にもなりかねない。ヤケクソで中国を仲間に引き込み、NewG3なんてのはどうだろう?クリミアをウクライナから引き剥がすよりも、国際的問題にはならないが?賛成しそうな国民は、何パーセントいるだろう?多分、筆者含め数人だろうか(笑)。それでも、考えることは自由である。まぁ、今週中のプーチンの意思表示を聞いた後からの、安倍政権の制裁がどのようなものか、愉しみに注目しておく。中国威嚇論を本当に信じている人々が多いのには、筆者には理解不可能だ。ジョセフ・ナイの言説を信じているのだろう。

日本の改革の要は、司法改革

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