世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

菅の隷米は狂気で凶器 ウィキリークスは米国の日本支配の明白な証拠を暴露した

2011年01月21日 | 日記
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菅の隷米は狂気で凶器 ウィキリークスは米国の日本支配の明白な証拠を暴露した

今日(1月20日)の東京新聞・こちら特報部の24面「米が望んだ菅首相?」の記事は素晴らしい。サブの見出しは「漏えい公電“お墨付き”裏付け」。25面は「鳩山―小沢に不信感」サブが「基地・対中で思惑に沿わず」等となっている。

特報記事は素晴らしいが、伝える菅直人の屈辱的隷米姿勢と赤裸々で高圧的米国の態度は素晴らしいというわけにはいかない。

筆者の杞憂は杞憂ではなく、やはり支配国の民主党政権を取巻く米国の「見えざる手」が、「傀儡政権」を間接操作する余裕を失い、ついに「見える毛むくじゃらな手」を突き出してきた、と実感する記事である。

今朝、友人からの電話で無理やり起こされ不機嫌だった筆者だが、ひとっ走りコンビニで東京新聞を入手した。漸くヒーターが作動した車内で、目指す特報記事の頁を探した。24、25面なので、かじかんだ指がまどろっこしい。そして、特報部の記事にざっと目を走らせ“そうだよな。なりふり構っていられないのは菅直人であり、米国なんだよな”“ふむふむ”

東京新聞の記事を要約(適当に)してみよう。ネットに載っていないので、全文は勘弁していただこう。

まず冒頭≪ 菅首相は20日異例の外交政策に絞った演説を行い、「外交の大方針」を表明する。日米同盟を基軸としたアジア外交の新展開などが語られるとみられ、米国追従は、いよいよ鮮明になる。普天間移設、TPPなどの諸問題を一気に乗り切る構えだが、米国のお墨付きを得て政権浮揚を図るつもりなら、それは国益にかなうといえるのか。≫

続いて≪「戦後最も親米的」とさえいわれる菅政権は、どのようにして誕生したのか。≫ その検証の中で、昨年末公表された「ウィキリークス」が暴露した「米外交公文書」の中で垣間見ることが出来る。
昨年2月のキャンベルと韓国・外交安保首席秘書官の会談内容の公電によると「現民主党(鳩山・小沢)は自民党とは全然違う。北朝鮮とのパイプさえあるようだ。民主党の岡田外相と菅財務相と話しあう事が重要だと指摘」 つまり、鳩山民主党政権時の昨年2月の時点で、米国は日本の交渉相手を岡田と菅を名指し指名したと云う事だ。

菅と岡田がどの時点から米国の掌に完全に乗ったか判らないが、あらゆるチャネル通して菅と岡田に、米国の意図は伝わっていただろう。あきれた話だが、昨年2月の時点で、米国は菅―岡田民主党政権樹立に舵を切ったと云う事を明白に表している。

昨年2月以降、鳩山へのルーピー揶揄をはじめ、米国とそれに隷属する勢力の鳩山政権妨害は目を覆わんばかりだったが、すべて米国のお墨付きで動いていたとなれば、全てが納得出来る。

あの当時、あまりにも存在感をなくすと云うか、隠遁の術でも使ったのか思われる姿も影も無くそうとした菅直人の姿は、隷米首相になるための、化粧直し期間だったのだ。何と云う糞まみれの汚れた花嫁であろうか!菅直人、そして岡田克也!

まぁ、あらたに判った真実と云うものではないのだが、今までの米国は日本支配を国民に気づかれぬように、と細かい配慮を忘れなかった。常に、日本政府、延いては日本国民が選択したこと、と云う状況を作り上げてきたのだが、昨年6月以降の菅民主党政権樹立では、思わぬ敵に姿を晒してしまった。ウィキリークスの昨年末の公電が、米国による日本支配と云う最終判決を下した点が重要だ。

ネット世界で「CIA等のの仕業だ!」と疑念を持って語られた「多くのあり得ないような出来事」が妄想的疑念ではなく、米国勢力と国内の加担勢力、そして菅直人と岡田克也との間で連携して実施された「クーデター」だと云うことだ。09年の無血政権交代を、米国が「無血クーデター」で転覆させたと云う事だ。

昨年の小沢vs菅の民主党代表選における「不正」の証拠はないが、あらゆる状況に疑義があった。そこに、米国勢力が歴然と加わっていたのなら、「不正」なんてものは、いとも容易く出来たに違いない。これで、あり得ない菅直人の勝利の意味が理解できる。

東京新聞の記事では6月菅直人は ≪ 6月に後継首相となった菅は「普天間飛行場を名護市辺野古沖に移転する」という日米共同声明を尊重する意向を示した。≫ その後、尖閣の漁船衝突事件、ロシア大統領の北方領土訪問など、日米関係の冷却が周辺事情に影響し、鳩山の東アジア構想を胡散霧消させた、と続く。

東京新聞は≪それは偶然の結末だったのだろうか≫と疑問を呈している。 東京新聞は孫崎亨氏にインタビュー、ウィキリークスの公電が意味するところは米国が鳩山と距離を置き、岡田・菅と対話すべき相手と判断したと云う事だ。韓国と米国の同意で、鳩山首相降ろしと菅政権誕生のシナリオに繋がった、と読んでいる。

キャンベルは韓国・金氏と会う前日小沢幹事長(当時)と国会内で会談している。ここで米国は鳩山・小沢ラインが米国の防衛戦略に乗ってこないと判断した。特に在日米軍基地について米国の意向に沿わず、対中外交で融和外交を進めようとしていると判断した。

孫崎氏曰く「菅政権は“米国に丸投げしている”批判、“辺野古移転、日米共同統合演習の実施、思いやり予算維持など米国の意向通りの施策を進めている」としている。

東京新聞は記事の公平を期して、東京財団の渡辺恒雄氏にもインタビューをしているが、バカバカしいので要約はしない。(笑)あの腐れ肛門の息子、M・グリーンの子分の話を聞いて、目や耳が腐ったら堪ったものではない。

最期に東京新聞はデスクメモという発信で≪ 菅首相が就任の演説で「学生時代に国際政治学者、永井陽之助先生の『平和の代償』を読んだ」とエピソードを披露したのを思い出した。米軍基地も思いやり予算も「平和の代償」と説く本である。あのとき、晴れ舞台で、語りかけた言葉の先には、誰がいたのだろうか。もちろん国民と思いたいが。(充)≫

なるほどね~、筆者たちの杞憂は現実だったのだ。状況証拠から判ってはいたが、公電で全体像が見えた事は大変貴重だ。ウィキリークスに深く感謝しなければならない。

昨日のコラムの暴露は続くではないが、この際気取ってはいられない、あらゆる意味で米国の日本支配を疑い、糾弾し、追い出す方策を練らなければならなくなった。 小沢一郎、鳩山由紀夫が、米国支配からの脱却、普通の独立国になることが、これ程までに米国を怒らせ、慌てさせ、露骨に内政干渉していた事実は看過できない。その為には、菅政権を1秒でも早く抹殺する事だろう。筆者も多少勘違いしていたが、菅と岡田は完全な同じ穴のムジナだったのだ。ここは考えを改めねばならない。

政倫審招致は断念し、証人喚問にシフトしたようだ。次には「離党勧告」乃至は「除籍」と云う段取りで来ることは避けがたい。 このような流れも、菅政権が考えているわけではなく、すべてカーチスとか云う禿とルースとか云う禿が指示していると云う事だ。バカバカしい話じゃないか。自民党から民主党に政権が移行したなんての大間違い。日本の政権は米国のゴロツキどもに乗っ取られれたって事だ。

こういう状況の日本だと云う事が判っても、「仕方ない」と思う国民も多いのだろう。自分の国の総理大臣も米国が決めているんだよ、と判っても、それでも良いよと云う国民が相当数いるような気がしてならない。筆者のような抵抗が何らかの意味を持つのか、フト虚しくさえなる。

しかし、そのように思った瞬間から、筆者自身モチベーションが下がってしまう。取りに足らないコラムであっても、抵抗すべきことには抵抗するのが日本男児の心意気だろう。筆者に対し、激しくデモ参加を呼び掛ける読者が数人いる。気持は判るが、筆者は孤独が好きなので断る。(笑)個人の信条とか生き方の問題だ、群れるのも嫌いだ。だから政治の政界に足を踏み入れなかった。だから書いているのだ。

おそらく、小沢一郎が言うところの「政局」は接近しているだろう。今までの米国の力量があれば、隷米も悪くはない。しかし、現状の米国をみていると、明らかに破綻している。ポールソン親子は、間違いなく米国は破綻している、と素直に認めている。これは真実だろう。

米国がここまで日本を露骨に干渉するようになったのは「背に腹は代えられぬ」逼迫した内情がある証左だ。そんな国家米国に支配され続けたら、日本は米国より先に沈む。中国・インド・EUとの関係強化が喫緊の課題だ。それが出来るのは小沢・鳩山のラインしか思い浮かばない。

何が何でも、小沢中心の政権が誕生しないと、日本国民は地獄をみる。怖いのは「まさか米国が破綻するなんて」と思い込んでいる国民が非常に多いのが怖い。さて果て、我が国の国民は目覚めるのだろうか?筆者は1日一人の目覚めを願って今日もコラムを書き続ける。蟻さんの土木作業のようだ。


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