紅葉の神子内川手焼沢を遡行し、長手沢を下降 (2018年沢納め山行)
2018年10月21日(日曜日)
天候 : 晴時々曇り
メンバー: sztm .Kim. koj
手焼沢入渓(8:00)~半月峠(11:40)~長手沢源頭(12:00)~手焼沢/長手沢合流点(14:40)
今年の沢納め山行は癒し系の沢登りにしようと相談し、日光連山の神子内川支流の手焼沢に向かった。日光は紅葉の真最中なので、日光方面に向かう車の数は多く、高速道路の出口では朝の8時前に渋滞が発生していた。日光と足尾を結ぶ国道122号線は、かつて日本最大規模の銅鉱山として栄えた足尾銅山跡へと続く道路で、「銅街道(あかがねかいどう)」の別名がある。手焼沢は日光と足尾間にある日足トンネルを抜けると右手に流れ込んでいる沢で、国道からも不動滝の雄姿を眺める事ができる。トンネルを抜けた所にある空地に駐車して入渓。
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不動滝とその上にある堰堤を階段状の巻道からクリアして手焼沢と長手沢の合流点に降り立った。手焼沢には大滝は無いが、3m~7mの小滝とナメ滝があるので初心者向きの沢かも知れないが、紅葉の中をのんびり遡行するには適した沢である。
10月に入り水が冷たくなってきたの、膝以上の水に入るのを避けて釜(滝つぼ)は巻気味に越して行き、途中の乾いた岩場でハーケンの打ち方及び、支点の取り方の講習を交えながら、一度もロープを出すことなく遡行すると、廻りの木々の葉が色づく中を流れるトイ状のナメ滝が出現。ここを快適に越して少し進むと、程なく縦走路に合流して半月峠に出飛び出す。木々の間から中禅寺湖が見える快適なところで大休止。
ここから下降路の長手沢に入るには、急斜面を笹に掴まりながらトラバース気味に下降すると浮き石の堆積した長手沢支流源頭部に難なく下降できた。急な斜面を落石に注意しながら下降し、途中で肩からみ懸垂の練習を交えながら下降すると程なく長手沢本流に合流する。
長手沢本流に入ると水量も多くなり、水深の深い大釜(滝壷)を持った小滝が現れてくるので、夏の暑い時期に滝壷での水泳訓練を交えて、キャニオンニングしながら下降すると面白い体験ができそうだ。また、長手沢の左岸には昔の作業道の痕跡があるので、苦労することなく見覚えのある手焼沢との合流点に到着。キノコは全く採れなかったが、紅葉の中で楽しく遊ぶことができたので楽しかった。
今年は週末に台風の影響で何回かの山行中止があったが、今回の手焼沢の遡行で沢納め山行が完了。帰路、車の中で来シーズンの沢登り計画を相談しながら帰宅した。
Kim
~・~・~<感想>~・~・~・~
今年の沢登りの幕開けは,K(im)会長も一緒に行った6月末の軍刀利沢でした.そしてこれまた会長と一緒に行ったナルミズ沢を遡行した辺りから,も~沢登りしたい病に罹患してましたね..おかげさまで振り返ってみれば今年の沢登りは11本と,昨年の9本を知らぬ間に上回ってました.
手焼沢&長手沢は,沢初心者の沢遊び,ロープワーク,懸垂下降,沢下りの練習にもってこいって感じでしたね~.泳ぎ初級者のわたくしとしては,泳ぎの練習であっつ~い夏の時期にまた来るかもっす!
これからの季節は,去年あまり行かなかった雪山いきたいな~なんて思ってまして,機会がありましたらこちらのご指導も会長よろしくお願い致します~~m(_ _)m.
szt(m)