acc-j茨城 山岳会日記

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ケニア山その4の1

2010年01月21日 17時40分45秒 | 山行速報(海外)
ケニア山その4の1(写真が多いせいか、アップできないので2つに分けます)

12月30日、朝5時、オーストリアンハットを出発。取り付きに向かう。氷河手前でアイゼンをつけアンザイレンして対岸にトラバースする。そこから200mくらいガレ場を登るのであるが、ケニア人ガイドの登るスピードが速いこと、ついて行くのに、よくよく息が上がってしまった。この時が今回のアフリカ山行の中で一番苦しかった。Kガイドも「お前たち、どのくらい登れるんだ、と試された感じ」と言っていたが、私も同感だった。
取り付き着6時50分。ここにピッケルとアイゼンをデポ。


取付から遥かかなたにキリマンジャロが見えた(富士山のような形)拡大しないと見えない


登攀準備


ケニアガイドが1ピッチ目に取り付く


ラビットホール入口へトラバース


後続組も我々の後を追ってガリーを登ってきた


中間部付近にあるアルミシェルターは壊れて使用できそうもない

細かい理由は分からないが、パーティ編成が昨日の予定と少し変わった。Kガイドは多分、昨晩帰ってきたAクラブの人から情報を得て変えたのだと思う。ケニア人ガイドとN氏、Kガイドと私、この2パーティが先行することになった。7時10分、登攀開始。ルートを間違わなければ新しくハーケンを打つ必要はない。すべてナチュラルプロテクションで行ける。ケニア人ガイドにルートを聞き、Kガイドとケニア人ガイドが前後しながら登っていく。技術的には全く難しいと思わないが、とにかく息が切れる。やはり5000mの岩登りは呼吸が苦しい。中間部のアルミシェルターを過ぎ、岩稜に出たところで一休みする、8時30分。


やっと岩稜に出た。針峰の向こうにレナナ峰が見える
ほぼ同高度か?すると頂上までは、あと200mはあるはずだ


まだまだ垂直の岩壁は続く


見るとケニア人ガイドもフーフー言っているではないか。それを見たKガイドと私は、思わず顔を見合わせ「奴もやっぱり疲れるんだ、やっぱ同じ人間なんだよね」と笑ってしまった。


ここからは岩稜にそって登っていく


泣きたくなるほど素晴らしいクラックをノープロで登る

  ケニア山その4の2に続く   ガストンガニマタ


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