acc-j茨城 山岳会日記

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山でのあれこれ、便りにのせて


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檜枝岐川 保太橋沢

2017年09月15日 09時00分00秒 | 山行速報(沢)

2017/9/9(土) 天気:晴れ

メンバー:K会長,N提督,S田,szt,他1名

 

 前週はせっかく晴れた日曜日だったが所用があり遠征できず.この夏はチャンスが少ないから次は逃さない!と思っていたらようやく土日ともに晴れの予報.計画はたてていたもの今シーズン何度となく流れた保太橋沢に行ってきた.道の駅番屋に泊まって30分かけて保太橋まで移動し路側帯に車を駐車.6:52行動開始となった.国道わきにある別荘地を横切って入渓となる.

今年の9月は思っていたより暑い日が少なく,沢床に光も当たらないため少し肌寒い.ちょっと前日までの雨の影響か水量が多いように感じる.

登っていけば程なくゴルジュっぽいところがあらわれる.

7:45今回の沢登りの第一関門と言えた5mに到着.左壁の凹角をのぼり水流左を登る記録があるが,壁は濡れてテカテカ光り右壁もいろいろやっていけば登れそうだが巻いた方が楽そうということで右岸の枝沢を巻いてゆく.

巻いている途中で水流左をよく見れば何とか登れなくもないかなぁ,,と思ったがもう上がってきてしまった.まあとにかく巻きましょ,と登っていくと巻いた先は崖...沢まで懸垂で降りるしかない.30m2本つないでひとまず沢床へ.

高さは15~20mといったところか?一人で来ていて30mロープしかなかったらここで敗退だったかも??

この沢は枝沢がいい感じでいくつも流れ込んでいて,ついつい注ぎ込む沢を眺めてしまう.

そうこうするうちに,2か所目のゴルジュ帯へ.このころには日もだいぶ高くなり,沢に浸かっているのが気持ちいい.

このゴルジュの中には3m滝が2つあったが,いずれも水流右を登っていった.そのうち一つは登りづらいので足元に気を付けながら慎重に巻く.

ゴルジュを超えると2段10m滝が出現.記録では下段を水流右から上段を水流左から登っている.下段は問題なく登れるが上段は水流左が登りやすそうだが,ぱっとみ岩が滑りそうでトラバースもあり嫌らしそう.K村さん,N雪さん,H田さんはノーロープで右岸の悪そうな岩場を登って巻いてゆく.それを見ていたS田さんは自信なさそう.確かにあれは気持ち悪そうだ.

ということで我々は左岸のリッジ状を登ってそこからトラバース.猛藪に悩まされるかと思ったが,それほど苦も無く滝上に出られる.

一方のK村さんたちは濃そうな藪の中を突き抜けてくる.なんでも途中で嫌らしい草付きがあったようで,ハンマーが活躍したそうな.

 さらに進んでいくと,8m,2段9mと滝が続く.ここは直前の反省を生かしてロープを出す.

とはいってもロープなしでも怖さは感じないか.案の定?N雪さんはロープなしで後を追う.

この滝を過ぎるとしばらくは平凡な河原歩き.開放的な沢で天気も良く顔がヒリヒリしはじめる.

11:09特徴的な三俣に到着.

 少し登っていくとトイ状4m2段が出現.

記録では下段の滝はツッパリで登っている.眺めてみるとなんか登れそう.ということでわたくしとH田さんは滝登り.K村さんたちは左岸を巻く.

確かに突っ張っていけば,抜けだすところを右壁のホールドに掴まって下段の滝は突破可能.

問題は上段の滝だった.H田さんは右岸の苔のついたやや寝た岩を登っていったが,私の場合ラバーソウルで残念ながら足がイマイチ信用できない.なので灌木に掴まって右岸の壁を乗越にかかるが足のホールドがなくて一苦労.腕と背筋フルパワーで何とか突破.いやー疲れた疲れた..

この後はまたまた河原状をてくてくと歩いていく.それにしても天気は上々だ.

12:11,1291mの二俣に到着.ここで小休止.振り返れば会津の山々が気持ちいい.

二俣は記録通り左俣を詰めていく.そうすると小滝が出てくる出てくる.

それでも登りやすくてどんどん高度を稼いでいく.ロープなんて出しません.

終わったかと思いきや,,,

滝,滝,滝...

わたくしなんぞはわざと濡れながら登るのでした.

そのまま本流を詰めていくが窓明山と三岩岳の稜線が右に見えて気になる頃なので,おそらく記録より早めに右俣を詰めていくことに.

稜線の先は登山道のはず.確かに右に詰めたくなる.

あの藪を越えれば登山道に出られるだろうと思っていたのだが,,,

稜線を超えても出てくるのは笹薮だけ.ちっとも登山道なんてありゃしない.

GPSでは登山道は過ぎている.でも登山道なんてなかったよね.太陽フレアの影響か?

なんて言ってもしょうがない.記録にあった三岩岳の避難小屋はしっかりしてそうなものだったし,まずは三岩岳の方向に目星をつけて藪を漕いでゆけば,,,,登山道があったー!

ふぅ~,,,,よかったよかった.あとは避難小屋を経由して登山道を下ってゆき,,

途中お土産を取りながら,,,

17:45,登山口に到着したのでした.

帰りは夢の湯で汗を流し,無事つくばに帰り着いたのでした.

めでたしめでたし.

 

szt



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