acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

谷川連峰 湯檜曽川白樺沢

2018年09月02日 04時18分44秒 | 山行速報(沢)

2018/8/25(土) 天気:概ね晴れ

メンバー:szt(CL),その他1名

装備:ロープ(8.6mm×50m),カムC0.3-0.5

20:00つくば→0:00頃 土合駅→3:54白毛門駐車場→5:21武能沢→6:09白樺沢出合→6:35袈裟丸沢出合→8:10 6m堰堤状の滝→10:22清水峠への登山道→11:00頃 遡行終了→11:16蓬峠への登山道→14:39基点P

 

 台風が通り過ぎた後の不安定な天気が多方面にわたり,事前の天気予報ではどこに行ってもわからんなぁという感じだったため,前々から予定していた湯檜曽川方面へ24日の夜に移動.協議の結果25日は白樺沢へ行くことに.今回は土合駅泊.トイレが綺麗だったのが意外.でも駅のあかりがちょっと眩しい.どちらを取るかは難しいところか.

前日の予報では土曜日の天気は半日くらいならなんとかもちそうとのことだったため,出発は4時前の早立ち.なんだか久しぶりにヘッデンつけて歩いていく.武能沢で沢装備.今回は意図的に登山道の巻き道から入渓する.台風が来るあたりから雨雲レーダーをチェックしていたけど,湯檜曽川の水量は予想していたよりもかなり少なめだった.

湯檜曽川本谷

6時過ぎに出合に到着.小さなナメを過ぎた後には淵の奥に2段3m程の滝が出現.

白樺沢出合

2段3m滝

去年は確か右岸のバンド状をトラバースした気がするが,今年はツッパリで突破.案外行けるものですな.

ここを抜けると去年も眺めた開放的かつ独特なナメ状の景色が続く.20分ほど歩けば袈裟丸沢の出合に到着.

白樺沢出合.両門の滝状態

3段40m大滝はロープなしで抜けている人もいるくらい.確かに高度感はあるものの壁は寝ており,右岸の灌木の際を進めば何とかなりそうな感じ.しかし我々はロープを出す.50mロープでピッチを2回区切り都合3ピッチで抜けたが,灌木は適度にあってピッチを適当なところで区切れるので30mロープで十分という印象.

2P目を区切ったところを上から.

この大滝を越えると長いロープを出す場面はほとんどなし.大滝の落口がややぬめっており少しだけ嫌らしい.大滝が済むと小滝の連続が始まった.

小滝が続き気持ちいい

小滝を登っていくと,堰堤状の6m滝に到着.ここが一番渋かったかな?左のややハングした壁にはボルトがベタ打ちしてあってアブミで抜けられそう.でも進んだのは水が流れる右の壁.水流右に残置スリングがぶら下がり微妙に薄かぶっている.滝上部はホールドがなくここは残置スリングを活用して水浸しになりながら何とか突破.結構必死でした.

6m堰堤状の滝

その後もロープを出すまでもない滝がずーっと続く.もはや滝をどのように登ったか覚えてない.

滝,滝,小滝

で,ちょっと一息入れたいな~と思うところで滝を越えたら清水峠への登山道が出現した.

4m滝.ここを越えると,,

清水峠への登山道

この時点で11時前.一つ上の登山道まで行きましょうとここは通過する.

あがっていくと少し斜面が流されたところに出て,その先でホールドに乏しい小滝が出現.巻くにも草+泥のような足場で苦労して滝上に出る.もう蓬峠への登山道に出てもよさそうな感じだが上を眺めてもそれらしきものが見当たらないので,GPSで現在位置を確認すればとっくに登山道は過ぎていた..カムまで出して小滝を巻いたのに,本日2回目のロープ使用は登山道復帰への懸垂下降のためでした.

ホールドの少なかった小滝.ここまで来ると蓬峠への登山道は過ぎてます

戻ってみれば黄色いペンキはあるものの,蓬峠への登山道は清水峠に向かうそれに比べるとやや荒れた印象.相変わらずGPSのお世話になりっぱなしのツーリストである.

蓬峠への登山道

あとは装備を外して下るだけ.途中大倉沢の状況を確認する.白く見えるところがあり,雪渓なのか沢床なのかよくわからない.雪渓はない気がするんだけど...

抱き返り沢と大倉沢

雨にも降られず思いのほかいい天気のなか駐車場に到着.これなら本谷に行けたかな?この後の天気次第で翌日の沢を決めようということになったけど,ひとまずこの週末は水浴びできて満たされた.

 

szt