acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

北ノ俣岳スキー登山

2013年05月07日 22時11分02秒 | 山行速報(山スキ-)
北ノ俣岳スキー登山
2013年4月27~29日
メンバー:Njさん、Appleさん、Nak
行動タイム記録:
27日雪=飛越トンネル手前2km(07:08)-(08:11)トンネル前-(09:32)1643m標高点-(11:07)1842m標高点-(11:52)1918m標高点-(12:51)寺地山東コル1941m-(13:35)避難小屋2040m
28日曇りのち晴れ強風=小屋(06:52)-(07:38)2200m-(08:29)2400m-(09:23ー10:10)稜線上2635mツェルト休憩-(10:36~10:43)北ノ俣岳2661m-(11:09)小屋(昼食)小屋(12:50)-(14:27~14:51)2378m折り返し点-(15:01)小屋
29日 曇りのち晴れ、風弱し=小屋(06:43)-(08:26)寺地山-(08:52)1918m標高点-(09:16ー09:52)1660m按部-(10:37)1643m標高点-(11:56)トンネル前-(12:19)駐車地点(1306m)
帰路:神岡(14:00)-15:00平湯(入浴)ー(16:00~16:30)松本-(19:30)太田桐生-(21:15)谷田部

北アルプス薬師岳のザラメ大斜面を楽しもうと出かけましたが、強い寒気が来襲し降雪・強風のため、計画を縮小し北ノ俣岳だけ往復して来ました。前夜は雪の安房トンネルを超えて飛騨市内に入り、飛越トンネルへつづく林道入り口にて仮眠。翌朝、新雪の林道を行けるところまで車で入りました。

1日目

飛越トンネル手前2kmぐらいから、すぐに新雪の林道をシール歩行にて出発しました。寒いです。


トンネル入り口から先行トレースにしたがって夏道に沿ってシールで登ります。キックターンの連続に難儀し、一部つぼ足になってやっとこさ、県境の稜線に達しました。ここからはずっとシール歩行にてアップダウンのある長い尾根を辿っていきます。真冬に戻ったような天候で、休憩すると寒いです。


寺地山よりも手前の平坦な部分、こんな素敵?なタンネのゆるやかな尾根が延々と続きます。寺地山を越えてからは、降雪と強風でトレースの消えてしまっているところも多いです。尾根がひろがってすぐの南側にある避難小屋に転がり込む。小屋の中は氷点下で持ち込んだ雪も全然解けません。


2日目、

2日目、雲の流れは早いですが、晴れて来たので出発します。強風でオーバー手袋必須の状況です。


どこもかしこも滑ると楽しそうな斜面だらけです。ゆっくり休めないので登り続けます。


北ノ俣岳直下、強風、ときどきアイスバーンもでてきますが傾斜は緩いのでなんとかシールで登りきります。


北ノ俣岳からのパノラマ:薬師岳の南面


北ノ俣岳からのパノラマ:黒部川の源流から槍ヶ岳まで


パノラマ
赤木平方面に少し滑ってみようかと思いましたが、風が強くてめげてしまいました。北ノ俣岳からの滑降は、上部が風でパックされた新雪ときどきアイスバーン、下部はやや腐った雪ですが、良く滑る雪でした。小屋で昼食を摂った後、もういちど2400mぐらいまで南よりの斜面を登って滑ってみました。午前よりはだいぶ風が弱くなりました。だいぶ春らしくなってきました。
小屋では、各自持ち寄った食料を次から次へと味見大会に突入しました。

3日目

小屋を出発、凍った雪面をバリバリと割りながら、滑降開始。


寺地山東側から北ノ俣岳の大斜面を振り返ってみます。寺地山への登りは、スキーを脱いでつぼ足でトレースをたどりました。


いよいよ県境尾根最後のピーク1643mに登りました。無風快晴、ようやく春らしくなりました。
ここからは入山時とはちがってトンネルから谷をはさんで南側にある尾根を下りました。雪はずっとトンネルまで続いていました。登りもこちらから入ればシール登高に苦労せずにすんだかもしれません。


最後の下りは、ぐさぐさ雪の尾根でした。


やっとトンネル前に到着しました。あとは、道路を滑れば、よいだけです。