今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

青い文学シリーズ「桜の森の満開の下」(アニメDVD)

2015年03月07日 00時20分02秒 | 映画

一人でこのネタを続けていると、しんしんと救いのない孤独に犯されていくような気がしますが 
その勢いで(って、どんなっ?)、日テレの文学アニメ、青い文学シリーズ「桜の森の満開の下」DVDを買ってみました。

こういうの↓
   

青い文学シリーズ「桜の森の満開の下」
【原作】坂口安吾『桜の森の満開の下』
【スタッフ】キャラクター原案 - 久保帯人/脚本 - 飯塚健/キャラクターデザイン - 香月邦夫/美術監督 - 一色美緒/色彩設計 - 橋本賢/
撮影監督 - 山田和弘/色彩設計 - 橋本賢/音響監督 - 本田保則/音楽 - タニウチヒデキ/監督 - 荒木哲郎/アニメーション制作 - マッドハウス
【登場人物】繁丸 - 堺雅人/彰子 - 水樹奈々/千代 - 川田妙子

このアニメでは、男(山賊)の名を繁丸(しげまる)といいます。絵はごっつい大男ですが、声は堺雅人さん。 
どうせなら、絵も堺さんのイメージで良かったのにな~、と思う私です。
女は、都の女といっても、やんごとなきお姫様ではなくて、なんとなく遊女のように婀娜(あだ)っぽいです。我がままで妖艶だけど、あんまり怖くない。
狂ってもいないし、鬼にも見えないのは、時々きゃぴきゃぴしてるから・・・かな。アニメだから、暗いだけじゃ駄目なのね、きっと。
首遊びのシーンは、蝋人形の首が美しく飾られているようなファンタジックな映像になっていて、ほとんど血生臭くなかったです。

繁丸が恐れていたのは、美しい「桜の花」そのものという解釈みたいね。満開の「下」でなくて、「花」。
美しさに心惑わされ、狂わされた男の話、って感じです。
それに、最後にまるで唐突に「孤独」という言葉がででくるけど、この男はあんまり孤独そうに見えない。
7人の女房達と暮らしていた頃は、それなりに賑やかで楽い毎日だったのかも??

まあ、これはこれでアニメとして面白かったけど、私の一番好きなワンシーンが省かれていたのは残念。
「彼は女の顔の上の花びらをとってやろうとしました」という一行なんだけど。
ここ、難しいのかな。

・・・ってか、

やっぱり、分かり易くなければ、駄目なんだろうか・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする