まるで絵画を見ているようです。
写真というからには、確かに現存していた物、実在した人々。
何処に光をあて、何処に影を見せるか…それによって物も人も全く独自の世界に生きているかのようです。
そして心のフィルターを通すことで幻想の物語が造り出されているような、そんな作品に触れて、今日はここに来て本当によかったと思いました。
写真のことはよくわかりません。こんなに熱心に写真を見たのも初めてです。
すべてモノクロの彼の写真には、世界や時代を飛び越すものを感じました。
この人の心の海には、タツノオトシゴがいる。
胎児のような姿、あるいはミイラのように乾いたそれは、たぶん雄と雌であろう二匹です。
他には貝や藻しかありません。
彼ら以外に活きたものが見えない海に、ある作品では二匹は漂い、またある作品では抱き合うように重なり合っています。
私はふと思いました。
「この人に会いたい」
でも、この人は既にこの世にはいないのです。
この写真たちを見ている時だけしか会えません。
なんだか涙が出そうになりました。
会いたくなる写真
会いたくなる絵
会いたくなる音楽
会いたくなる言葉
私はそういうのが好きなのかも。
写真というからには、確かに現存していた物、実在した人々。
何処に光をあて、何処に影を見せるか…それによって物も人も全く独自の世界に生きているかのようです。
そして心のフィルターを通すことで幻想の物語が造り出されているような、そんな作品に触れて、今日はここに来て本当によかったと思いました。
写真のことはよくわかりません。こんなに熱心に写真を見たのも初めてです。
すべてモノクロの彼の写真には、世界や時代を飛び越すものを感じました。
この人の心の海には、タツノオトシゴがいる。
胎児のような姿、あるいはミイラのように乾いたそれは、たぶん雄と雌であろう二匹です。
他には貝や藻しかありません。
彼ら以外に活きたものが見えない海に、ある作品では二匹は漂い、またある作品では抱き合うように重なり合っています。
私はふと思いました。
「この人に会いたい」
でも、この人は既にこの世にはいないのです。
この写真たちを見ている時だけしか会えません。
なんだか涙が出そうになりました。
会いたくなる写真
会いたくなる絵
会いたくなる音楽
会いたくなる言葉
私はそういうのが好きなのかも。