東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

凍る地下室

2021-02-15 09:59:21 | ノルウェー山暮らし fjellgård
昨年の秋頃から
少しだけ調子の悪かった水道の加圧ポンプがとうとうストップ
蛇口から水が出なくなりました

おりしも洗濯の途中
洗濯機が水を待ってヴヴヴヴヴーと小さな唸り声をあげています

これまではポンプのスイッチを
手動でちょっと押してやると動き始めていたのに
それが効かないうえに
水圧計の目盛が6キロを指していてコワイ
(単位はよくわからないけど通常は2〜3キロ)

ひとまず表の湧き水のある場所の雪をどかして
バケツで水を運び洗濯機に手動で給水



雪にすっぽりおおわれてはいても
その下は絶えず飲める水が流れているので
こういうときには助かります


(凍っているようにしか見えませんが流れている)

それから相方が1番信頼できるという配管工に電話
ずっと話中でようやく通じたと思ったら

「アナタで今日250人目よ!
みんな出払ってて修理に行ける者はいないから
どこが凍ってるか自分で探して!」

と言われ
何をどう説明しても

「どこかが凍ってるはず!探して温めて!」

の一点張り

ポンプの故障ではなく
水の通り道のどこかが凍っているとのこと
見ないでよくわかるなあ

ちなみに朝の7時半です
250人はおおげさにしても
25人くらいは凍結トラブルに遭っているのかも

仕事へ行く日だけど仕方がない
予定を少しずらして水を確保しなくては

まず水源の井戸をチェック

おととし井戸の手入れをして以来
一度もフタを開けて中を見ていません
まさかと思うけれどガチガチに凍ってるとか水源が枯れているとか…

そんな心配は杞憂でした
表面の2cmが凍っているだけで水はじゅうぶんあります


(ついでに排水パイプの保温に使った残りのマットをかぶせる)

井戸からのチューブは地中深くを通ってきて
家の地下室へと続きます
外壁のすぐ近くは雪が少し少なめだったので
チューブのあるあたりに重点的に雪をかぶせて保温



給水のチューブは地下室のポンプへ
ポンプからは給水管が枝分かれしてそれぞれの水場へと通じています
一階へ上がれば凍結の可能性はないので
凍っているとしたらこの地下室内のどこか



地下室の床は土、壁は石です
その石がヘッドライトの光を反射してキラキラしている
これは霜というか凍ってる?
それともミネラルか何か?



給水パイプをずっとたどって
なんとなく特に冷たいと思われる箇所をランプで温めてみるものの
いかんせん中が見えるわけではないので確信が持てません

念のため家中の蛇口をあらためてみたところ
キッチンとバスルームの洗面所だけはチョロチョロと水が出ていて
これは井戸からの水圧分のよう

キッチンは最初の分岐、洗面所は2番目の分岐
3番目がトイレと浴槽で4番目が流しと洗濯機
ということは2番目と3番目の分岐の間なのでは?

もともとごちゃごちゃしている地下室ですが
パイプの周囲に何やら詰め物をしている箇所があり
義父がむかし施した保温のための応急手当てらしい…

果たしてその場所を重点的に温めると
無事に通水しました

職場でヒーターを一台買ってきて
(ありがたい社員割引)
その凍っていたパイプの近くにセット



これでこの冬はもう凍結はない!
はずです

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。