東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

人気のアジアンテイスト

2020-08-23 12:44:12 | ノルウェーの食べもの mat
週に2回ほど
山を下りて最寄りの町へ行きます

便宜上「町」といつも書いていますが
ノルウェー語でいうところの町(by)ではなく
かといって村(bygd)でもなく
多分1番近いのはただの tettsted(人口がある程度多い場所?)

人口は4000人ほどで
診療所はあるけれど病院はない
役場はあるけれど税務署はない
高校はひとつだけで大学はない

でも
大規模な水力発電所とアルミニウム精製所があって
サケの養殖に関連する研究所もあって
難民受け入れの居住地も充実

本当になんと呼べばいいかよくわからない地区ですが
ひとまず「町」で続けます

さて
町には数や種類は少ないもののカフェやレストランがあります
外食はとても高いのであまりしないんですけれど
ときどきふらふらと吸い込まれそうになるお店が2件

ひとつは中国人のご夫婦がやっている中華料理店



生姜の効いたとろみのあるあんが美味しいFuglerede(鳥の巣)は
他の普通のノルウェーのカフェやレストランでは見つけられない
ホッとする味わいです
お箸で食事ができるのもウレシイ

ここはいつ来ても割と人が入っていて
テイクアウトを受け取りに来る人もいます
中華メニューだけでなく洋風メニューも充実しているので
ノルウェー人にも移民にも人気があるのかも

もうひとつはフィリピン人女性経営のカフェ
こちらもアジアンテイストと現地の人向けの食事の二本立て



野菜と鶏肉とエビがたっぷりの焼きそばは
意外とノルウェー人にも人気があるのだとか

こんなの頼んじゃうとビールが飲みたくなりますが
車を運転しないと帰れない場所に住んでいるので
ノンアルコールでガマン



ところでここのカフェのオーナーは
以前日本に3年住んでいたことがあり日本食好き
そのうち日本食フェアやろうよ、と誘われていて
実現したら楽しそうだなーと思う反面
一体どんな日本食なら作れるか考えるとこれがそう簡単ではない…

今までも何度かこぢんまりと食べ物を売る機会がありましたが
1番大変なのは何を作るかを考えることでした

お寿司、お好み焼き、焼き鳥、天ぷら…
手軽に材料が手に入ってノルウェー人向けにアレンジできるものって
なかなかありそうでありません

わたしにとっては日本食といえば
何はさておききときと(注※富山弁で活きの良いの意)のお刺身とお寿司


(日本で普通に家で食べるお刺身のありがたみが身に染みる海外生活)

季節の素材の多さ、食材の選択肢の広さが
日本食の最大の魅力だとつくづく思います



ひるがえって
今ここ(田舎)で手に入る生で食べられるお魚といえばサーモンのみ
あとはスモークサーモンのたぐいと魚卵がすこし

これではお寿司でメニューを組もうとすると
どうしても洋風アレンジになってしまう…


(都会の寿司レストランSushi Barのサイトより)

具材にマンゴーとかイチゴとかハラペーニョソースとかね
使うくらいならいっそお寿司は諦めたい



この春巻きもフィリピン人女性のカフェの人気メニュー
ノルウェー人は春巻きが好き
でもすでにタイやベトナムあたりの料理として定着しているので
いまさら日本風で作るのもどうかな

いっそ松花堂弁当みたいにベントー・プレートにしてみようかな


(日本のお弁当はまあまあ認知度が高い)

ノルウェーのソーセージでタコさんウィンナーが作れるかどうか
試してみるのも面白そうです

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