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東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

おそろしい動物

2016-06-27 23:05:27 | ノルウェーの動物 dyr
羊が柵内に入ってきた事件ですが
相方の推理によると
ツーリストがゲートを開けて敷地内に入って
ちゃんと閉めずに立ち去ったという説が有力

もともとゲートには鍵はなく
簡易なかんぬきがしてあるだけなので
外からも手を突っ込めばはずせます
(でも羊にはムリ)

道を聞きたいのかトイレを借りたいのか
観光案内所と勘違いしているのかわかりませんが
以前にも旅行者が玄関まで来てドアベルを鳴らしたことがあります

地元の人は
車もトラクターもなければ留守だとわかるし
羊についてもよくわかっているので
ゲートを開けっぱなしにしたりはしません

羊って…



家を倒壊させることができる動物だそうです(相方談)

実際のところ2日間の留守中
彼らはおとなしく草を食べていただけではありません

草の生えていないところもどこもかしこも縦横無尽に歩き回って
至る所を踏みつけてフンをして
そのフンをまた踏みつけて散らかして
建物の一部の木材もかじられていました

葉には毒性があるとかいうルバーブの葉も
ムシャムシャと食い散らかされていた…

母羊の体重は70kg前後
本気になれば木製のゲートなんて蹴破れるのだそう
家や納屋などの建物も
時間さえあれば壊してしまえると言うのだからおそろしい

もともと柵の周りにはべるのが好きな彼らですが
特に締め出した後は
ゲートをお尻で押してみる母羊がいてビックリ



ゲートから首を突っ込んで中を見る目付きも
気持ち凄みが増したような



ちなみに
あまりにショックだったこの日の夕飯は
お好み焼きをフライパンいっぱいに作ってやけ食いしました



ビールがなくて残念…

言葉を失う光景

2016-06-22 22:29:31 | ノルウェーの動物 dyr
2日間
家を留守にしていました

帰ってきたらいつものように
木のゲートの前に羊がたくさん寝そべっていて…

あれ?
羊の顔の前に木のバーが見える?

え?

ええーっ!

なぜ柵の内側に羊が?

ゲートを開けて敷地に入ると



めっちゃいる
どこもかしこも…



キミたちの場所は柵の向こうなんですけど…



ああ、いたるところフンだらけ

フン拾いに何日かかるのか…

ショックで言葉が出てきません


羊のドラマ

2016-06-07 21:38:11 | ノルウェーの動物 dyr
羊の季節がやってきました
夏のあいだ家の周囲は羊だらけになります



山道の雪が溶けて車が通れるようになると
ご近所の(といっても15kmくらい離れている)羊農家さんが
トラクターで羊を運んできて置いていくのです
羊農家さんは義父にシーズンを通して2万円くらいの謝礼を払っているらしい



でも羊は勝手にどんどん遠くへ行くので
もしかしたら義父の所有する土地の隣の地主さんたちにも
同じように払っているのかもしれません

この時期
生まれて間もない子羊の可愛いこと!
まだお母さんのおっぱいを飲んでいる子もいます



たいていは母羊1頭につき1~3頭の子羊がいて
一番多いのは2頭の兄弟



歩くと耳としっぽが揺れて
鳴き声もメエエ~と愛くるしさ満点



母羊は草を食べるのに忙しくて
たいていは子羊を構っていないように見えます
子羊がおっぱいを飲みたがっても気分が乗らないと(?)邪険にするし
旅行者が近くを歩いていると子羊をほっぽってついて行ったり

で、子羊が飛んだり跳ねたりかけっこしたりして
いつの間にか遠くに行った頃
おっぱいが張って子羊を呼ぶ母羊
軽くパニックになって牛みたいな野太い声で呼び続けます

逆にはぐれた子羊がぽつねんと
かぼそい声で母羊を呼んでいたり

暇にまかせて眺めていると
なかなかドラマティックな羊たちの日常

日本語ではおとなしい動物の代名詞の羊ですが
鳴き声といい機敏な走りっぷりといい
そしてちょっとおバカっぽい行動といい
むしろ「おっちょこちょい」の代名詞に推薦したいと思わずにはいられません



ねじまき鳥

2016-05-26 22:09:50 | ノルウェーの動物 dyr
村上春樹さんの小説にでてくる「ねじまき鳥」
ネジを巻くようなギギギギーという鳴き声の鳥で
その正体はたしかカササギだったと記憶しているのですが
本が手元にないので思い違いだったらすみません

ノルウェーで一番よく見かける鳥はカササギ?
と思うくらいカササギがたくさんいます
スズメやカモメやその他の小鳥もたくさんいるんですけれど
なんといってもカササギは日本のカラスくらい大きくて
ビジュアル的に目を引くのでつい目で追ってしまいます



なかなか近づいて写真が撮れないのですが
胸と翼の先端と背中の一部が真っ白でその他が黒のツートン
飛んでいるとすごく綺麗

でも鳴き声は確かにガ行で
お世辞にも美しい音色とは言えません

ところで今朝学校に行く途中
歩道にカモメが倒れていて仰天しました
多分もう生きてなかったと思うのですが怖くて近寄れなかった…
(写真も撮れなかった)

小動物が車にひかれて倒れているのは
日本でも何度か見たことがありますが
カモメみたいに大きな鳥は初めて見ました
いったい何が起こったんでしょう?

謎です





猫たち

2016-04-11 21:59:28 | ノルウェーの動物 dyr
平日の間だけ住んでいる知人宅の2匹の子猫が
日増しに大きくなっています

そして
わたしと相方にもかなり慣れたようで

ひざの上に登ってきたり



ソファで寝てると乗っかってきたり





勉強しているとノートの上で寝そべったり



んっ?デジャビュ…



そうそう「動物のお医者さん」で見た光景

でも普段は2匹で遊んでいることが多い仲良し姉妹です










イースター休暇

2016-03-23 17:09:58 | ノルウェーの動物 dyr
世間ではイースター休暇ということで
家族でスキーに行くとか旅行するとか帰省するとか
卵料理を食べるとかで忙しいようですが
わたしは久しぶりの静かな我が家を満喫中です

町で部屋を借りているお宅は
広いキッチンやバスタブ付きのバスルームなど
設備も良くて申し分ないんですけれど

やっぱり山の一軒家は落ち着きます

車の通る音のかわりに風の音
雨のかわりに雪
人のかわりに鹿

鹿といえば
オーロラの見える北向きの窓からは
ときどき鹿も見えます



んー、何かいる
と思って静かに窓に近づくと



親子で草を食べている



なんでも鹿は
良い草が食べられる場所を親子代々伝授するらしく
義理の父がここに住んでいた時も
いつも三頭で草を食べに来ていたそうです


数日前まで雪が降ったりしていましたが
ここのところ良いお天気で青空が気持ちいい!



凍っていた川も流れはじめて
鳥の鳴き声も聞こえてくるようになりました
春遠からじ、かな?

ノルウェージャンフォレストキャット

2016-03-17 13:26:10 | ノルウェーの動物 dyr
日本で「ノルウェー」といえば

村上春樹さんの「ノルウェイの森」か
ノルウェージャンフォレストキャットかというくらい
この猫の種類は知られていると思うのですが
実際こちらではよく見かけます

いま住んでいる家にも仔猫が2匹



生後4ヶ月の姉妹です



シマの模様もそっくりで見分けがつきにくいんですけど
どちらかがピーサでどちらかがパニーラ

ひとなつっこくて
犬好きのわたしにもすぐにスリスリ


(スカートの中にもぐって足の間から顔を出すピーサあるいはパニーラ)

すごーくかわいくて癒されます



「ヒコちゃんの可愛さには及ばないけど可愛いよね」
と息子に写真を送ったら



「まあそうね」
という一言とともにヒコの写真が返ってきました

あー
早く会いたいなー

小さなプレデター

2016-02-04 20:36:19 | ノルウェーの動物 dyr
夜、バスルームの窓を換気のために開けたら
うっかり物を外に落としてしまったので
雪の降る中外へ出たら
真新しい足跡が

小さな足跡だったので
てっきり鳥かと思って気にしていませんでしたが
翌朝よくよく見てみると
足跡は昨夜よりも増えていたうえ家の周りをぐるっと一周して
なんと玄関のドアのそばまでも来ていました



相方に聞くとヴィーゼルというイタチみたいな動物だとのこと

見た目は可愛いけれど肉食で
人家の近くまで来るのはネズミを探しているからで
人を怖がらないし好奇心旺盛なので
玄関のドアが開いていたときに家の中に入ってきたこともあるそうです


(ノルウェー語のRøyskattで検索してウィキペディアから画像を借りました)

冬は体毛が真っ白になって
尻尾の先だけが黒いままなのだとか

こちらに来て見た野生の動物は
まだ鹿と白うさぎだけなので
この可愛らしいプレデターの姿を見るのが楽しみです



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