誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

指山~三股北峰~雨ヶ池

2010-11-25 | 山歩き
 
小春日和、山歩きには最高のコンデション、誘われるままに、久住の山歩きを楽しんだ♪
 
  長者ヶ原から』三股山を見上げると、三股山の懐に抱かれているように見えるのが指山である。
指山を『親指』、三股の4峰を『拳』として、人間の拳骨山と呼ぶ人もいるとか・・・?

本日のコース:長者ヶ原~自然探勝路~指山~鞍部~三股北峰~雨ヶ池~自然探勝路~長者ヶ原

 長者ヶ原から舗装された自然歩道を諏峨守峠に向かい、途中から自然探勝路に入る
マンサクや石楠花の時期なら、混雑してなかなか前に進まない指山だが、今日はほとんど登山者の姿がない
紅葉も終わり、役目を終えた落葉を踏みしめながら、木漏れ日の薄日を浴びて歩く
ジグザグに刻まれた登山道だが、時折、息を荒げる急登も待ち構えている
遠く後を振り返ってみると泉水山と湧蓋山の秀峰が、後押しするように見送ってくれている

自然林が一面の草原にかわり、一気に視界が広がると、三股山の雄姿が飛び込んでくる。
指山の山頂は直ぐそこだ、と、熊笹の草原にポッコリと岩山が現れ指山の標識が見えてきた

 岩山によじ登ると視界を遮るものはなく、泉水山越に秀峰の湧蓋山、真後ろには拳の三股山だ
小春日和の柔らかい日差しを浴びながら、胸いっぱいに空気を吸い込む
山歩きの至福の一時とでも言うべきだろうか♪
指山の頂から、この先のコースを見上げる。
あの三股北峰を抉るような崩壊地を登るか?鞍部から雨ヶ池への自然探勝路を歩くか?
本日の相棒さんの目はどっちを見つめているのか・・・?
 
 鞍部に下り、相棒さんを振り向くとしっかり頷く
三股北峰への登りが始まると、今までののんびりムードが一転、急登や荒々しいガレ場に
単独行と違って、落石を起さないように一歩一歩運ぶ足取りも慎重になってくる。
来春の石楠花やマンサクの蕾を確認しながら、登り詰めると三股の火口周回路に出会う
三股北峰のに山頂手前で相棒さんに先頭を譲り、初登頂のナビ役を務める。
北峰から、大鍋の火口底を望み、北壁を見上げていくと、三股の東峰と南峰が見える。

 北峰から雨ヶ池までは結構骨の折れる登山道だ
油断すると足元を掬う黒土、剥き出しになった木の根に飛び出した岩々
春なら、マンサクや石楠花癒やされもしようが・・・・
雨ヶ池の草原に出会うと、苦難の登山道から開放されゆとりの山歩きが戻ってくる

保護された自然探勝路を下って行くと、すっかり葉を落とした落葉樹の林だが懐の深さを感じる
何度も立ち止まっては木々の癒やしを受けた林を抜けると、葦の草原に這うような木道が現れる
柔らかい日差しを浴びながら、ゆっくりゆっくり別れを惜しみながら長者ヶ原へ。

5時間の山歩きを終えて、観光客で賑わうビジターセンターに戻った。

山歩きの後は、久住高原温泉で汗を流し次なる目的地に向った

指山~三股北峰~雨ヶ池は、数箇所に通行禁止の立て札やロープが張ってあり
何組からの登山者が、三股山(小鍋鞍部)から雨ヶ池や坊がつるへ行きたいが、
と、戸惑っていたようでした。
 
コメント (2)
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