オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

優れたユニット+それを奏でる箱=名器   それがスピーカー

2014年10月16日 08時29分50秒 | オーディオ

ラウザーと呼ぶのが正しいのだろうか、最近はローサーと

呼ばれているようだが、古い呼び方ですみません、ラウザーのほうが好きですのでそう呼びますね



呼び名は難しいDENONは社名変更してデノン、でもデンオンのほうが呼びやすいけどまあいい


ものすごい長い期間作られてきていながら、あまり知られていないラウザー




ユニット自体の性能はすばらしいのだが、メーカーの方針であろう家庭で楽しむ楽しみ方を


独自の理論で提供し続けている、その奇怪な?難解な?独自の理論が


あれだけの機器を作り使いながら爆発的なブームにはならない


ごく一部のかたがたには絶賛されるが、

メインスピーカーの座にはつけない理由だろうか




難解な理論のひとつは、オーディオマニアの常識である


ユニットが正面を向かない


そんな機種が多い、もちろん珍しく正面を向く機種も多少あるが


私が印象に残っている機種は、斜め後ろを向いたり、前を向いても少し上

箱の中で下を向いたり、果ては上を向いたり



なぜ堂々とユニットが正面を向かないんだこのメーカーは!




と感じたメーカーでもある



バックロードホーンがこのメーカーの主流だが

まともなバックロードホーンは少ないのでは?


まともなバックロードホーンとはおかしな言い方だが、よく回路を見ると

かなり難解な、しかもユニットの後ろからではなく横から音を出してロードをかけるとか



とにかくユニークだと思いません?



こんな箱の頭に大口開けたホーンを載せたスピーカーなんてそうざらにはありませんよね



そう、風変わりな社風のスピーカ、それが私の知るラウザー




先日アンチタンノイの氏の話ではないが、このラウザーのボイスコイルは薄くて細い


タンノイの半分以下の細さと薄さである


これだけでもいい音がするであろうことは容易に想像できる

だがその手作り風のつくりは、はっきりって貧弱である

この薄いボイスコイルを受け止めるスロート溝もかなり狭い


これもタンノイの半分以下?


この狭い溝に、この手作り風の華奢なボイスコイルを、

あの超強力なマグネットで動かすのだから



ボイスコイルも大変だ、そりゃあのユニットはすぐ切れると悪評も立つだろう



JBLのような鋼鉄のリングの元にボイルコイルを巻けば歪むことは無いだろう



タンノイのように広くて長い溝に、あの太い銅線を三重に巻けばゆがみも少ないだろう




ラウザーのユニットは細い線を手作りの華奢な紙に行きと帰りの二回だけまかれている


どんな高精度で作られていても所詮は紙に巻かれた細いアルミ線

湿度変化の多い所では当然歪んで、コイルがマグネットにあたり簡単に切れてしまう

湿度の高い英国製とは思えない品だ

でもQUAD ESLも湿度に厳しいスピーカーだが英国製



以外に湿度が低いの?あの国は?




まあそんな理由で、このユニットを使うにはやはり湿度には気を使うべきだと思う


ついでにAXIOM80同様で、大入力にも耐えられません、

品良く大切に鳴らす人専用のスピーカーかな?






まあそんなイメージであったラウザーがいつものTオーディオにやってきた


その名はオーディオベクター

このスピーカーはメインのPM2が上を向いていて


石膏のフロントホーン(当然上向き)、そして奇怪なバックロードホーンでできている



さらに高級なこのスピーカーはフロントにもPM4がパラレルに接続されている



フロントのPM4が無いバージョンもあるらしい



珍しくユニットが堂々と正面を向いてると思ったら、正面を向いているのは


サブユニット、メインユニットは上向きのやっぱりな奇怪なスピーカーである



T氏が昔作ったチャイナ300Bシングルのアンプで聞いてみる

あまり良い音がしないように見えるが・・・・・T氏が作ったのだから・・・

これに文句を言ったら大変なことになるので

鳴らすアンプには問題ありません






ほー良いですねー


今まで聞いたラウザーの中で、一番いい!





このユニットはいわずと知れた、このクラスのユニットでは最強のマグネットを搭載している

なんと2万4千ガウスもの磁力を誇る




遠くへ音を飛ばす目的でコンプレッションを掛ける、

業務用のコンンプッレッションドライバーよりも

その目的が家庭用でありながら磁力が強い



この磁力の強さが音に出ている

言葉にすれば、音の密度だろうか、この密度がすごい



関係ないが、人間の体には1キロ当たり1兆個の細胞があるそうで

私の体は75兆個の細胞でできている、何気にすごい密度である



そう、このラウザーはその細胞の密度がすさまじくギッシリと、細かく聞こえる


私の使っているアメリカンな脳天気ユニットは桁が二桁は足りない気がする、




話がそれたが、その密度の濃い(音が詰まって響きがいい)おとは


実に心地いい、

以前聞いた、ユニットを二つ並べたバックロードの機種では


こんなに心地よくは無かった、もっと個性的な高域と取ってつけた低域な気がしたが



このオーディオベクターはしっかりまとまっている


二つの異なるユニットを使っていながら、音に一体感があり楽器もまとまっている



このスピーカーを聞くと

間接音はわりとプアーなユニットでも良いといわれていたけど




そうではなかった、


間接音で聞くユニットこそ反応の速さが求められてくるようだ



上を向いたユニットが雰囲気を作るだけではなく、ちゃんと音楽を奏でている


そして箱の中で遮断された正面のユニットがそれを補っているように聞こえる




散々聞いて最後にオーディオマニア御用達、プロプリュウスのカンターテドミノを聞いたが


はっきり言って鳥肌もの




教会の高さが感じられて声の伸びがすばらしい


そしてなによりすばらしいかったのは、



その声の消え方



・・・




教会で声が響いて、


吸い寄せられるように、スーッと消えてゆく、声



か・い・か・ん・・・・






いや~いい音楽を聞かせて頂きありがとうございました


感謝・感謝







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2 コメント

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優れたユニット+それを奏でる箱=名器   それがスピーカー (paragon)
2014-10-16 17:48:48
我家の、下の小さいスピーカーもユニットが正面に向いていません!
アンチタンノイさんに「あのSPは、構造上無理なだよね・・・」と言われました
こんな事していて良いの?
今晩、前夜祭するか・・・
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Re:優れたユニット+それを奏でる箱=名器   それがスピーカー (8417chiharu)
2014-10-16 19:20:54
パラゴンはツイーターだけ正面向いてますよね、後はあっち向いてホイですよね
、でも箱もユニットもいいからやっぱり名器ですね
すみませんこれから資格試験勉強始めます、明日は4資格、4時間ほどで試験が終わります。これから寝ないで勉強します。
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