Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

私の張り扇(はりおうぎ)

2019-02-15 | 能楽

 何年か前に安〇さんから張り盤と張り扇をいただいた。その頃ご主人が謡のお稽古をしておられ、先輩からもらった品を更に私にくださったのだ。そのMr.安〇も数年前にお亡くなりになった。長い間使わずにしまってあり、友達との誕生会(ルビー会)の出し物に使うくらいだった。が、最近時々使うようになった。と言うのは、お笛や太鼓のお稽古に付き合ったりするようになったから。

 ウィッキによれば、「張扇(はりおうぎ、はりせん)は能楽や講談、落語(上方落語)などの日本の芸能において、ものをたたいて音を立てるためにつくられた専用の扇子のことをいう。能楽・落語では「はりおうぎ」、講談では「はりせん」ということが多い。」そうだ。
 👇の写真と説明は、ネットからだが…

  • 通常の扇子を二つに割り、全体に紙を巻き、さらに上から皮もしくは紙で化粧貼りをした上で、要のあたりに持手をつける。二本一対で用い、両手にそれぞれを持って、欅製などの拍子板(張盤:はりばん)を打つ。

 👇のように鹿皮を糸で縫い付けてある。ほとんど手作りだそうだ。私の張り扇は2本とも先端の糸がほぐれ、中から紙が出てきていた。ガムテープでグルグル巻きつけて応急手当をしていたが、すぐに剥がれるしみっともない。 

 昨日、14日の太鼓のお稽古の間にお笛の先生に修理の仕方とそんなお店はないか、を聞いてみた。先生はご自分の張り扇を見せてくださり、糸で縫いにくいので「テーピングテープ」で張り合わせている、と仰った。「テーピングテープって?」と私が聞くと、傍のÝOさんが「絆創膏でいいんだよ」と言われる。それでもピンと来ない私。でも、とにかくやってみます、と言った。

 お稽古が終わり帰りがけに、「わし、やってきてあげるよ」とYOさん。「え~っ」と驚きながらも預けた。帰宅途中にあちこちに寄り、夕方家に入ると電話だ。「モシモシ、今仕上がったよ。今から持って行くから」とYOさん。
 次回のお稽古日まで、と思っていたのにこんなに早く…。しかもこんなにきれいに…。感謝 感激である。 良い音!その晩、さっそく練習してみました。

  


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