連日の観劇である。7/19(金)に高岡で前進座公演、20日(土)は富山県民会館で「松竹大歌舞伎」だった。以前勤めていた職場の退職厚生会の企画で、年に数回募集するスポーツ観戦や観劇。応募しても最近は当たったことがない。ところが今年は歌舞伎の券が2枚当たった。もちろん補助金が出るだけで無料ではない。が、久しぶりの歌舞伎、姫さんと電車で行こうと決めてワクワクしていた。
県民会館では薪能は何度も見たが、歌舞伎は初めて。和服姿の女性がこんなに多いとは知らなかった。
さて出し物は、松本白鸚と幸四郎の襲名披露、「引窓」、猿之助と幸四郎で「かさね」の3本である。
👇は、KI新聞より、「引窓」。濡髪長五郎(母お幸の実子で相撲取り)と南与兵衛(お幸の義理の息子で代官)。
引窓(ひきまど)とは、屋根にあけて、綱を引いて開閉する窓のこと。開け閉めできる明り取りの天窓?「双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)八段目の通称だそうだ。月明かりの差し込む引窓を巧みに使いながら、お互いを気遣う人々の苦悩と情愛を描く情緒あふれる名作。窓を引っ張る綱が重要な役割を果たします。
次の「かさね」は猿之助の女形姿。大河ドラマ「風林火山」の亀治郎の時代からのファンで、「ワンピース」を観に新橋演舞場まで出かけたりもした(怪我のため代役)。その前には日生劇場で宙づりや早変わりを観たものだ。その時にも得意の舞踊が披露された。
今回も、色模様から壮絶な殺し場に変わる怪談舞踊と言う夏にふさわしい舞台を、猿之助のかさね、幸四郎の与右衛門で楽しませてもらった。
富山駅からは往復タクシーを利用し、ランチも楽しみ、よく行く金沢とまでは行かないが富山行きも十分楽しめる小旅行だった。