Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

映画「新聞記者」

2019-07-18 | 映画・テレビ・演劇・芸能

  新聞にこの映画の記事が出始めた頃、上映館を調べたら北陸では4館のみ(福井県1館、石川県4館)とあり、富山県内では上映しないとわかった。いつかまた来るだろう、と諦めたら、ノリちゃんとSAさんから同時に「見たいですが~」とメールが入り、ノリちゃんの「金沢まで行きませんか?」の一言で行くことに決定、お誘いや日時、電車時刻をメールやラインで相談して、7/14(日)「金沢フォーラス」へ、4人で見に行くことにした。

  金沢駅東口を出るとすぐ左、こんな所にイオンがあったかしら? その7階が映画館。入場券を買ってからランチの予定だ。日曜日とて店内は満員。ちょうどランチタイムなのでどの店も行列です。どうやら中華料理店でそれぞれ昼食をとった。

 さて映画について:近年現政権下で行われている不思議な現象~公文書改ざんやレイプ疑惑もみ消し、新設小学校・大学問題など異常事態とも言える事件が次々と続くにも関わらず、誰にもわかるウソで終わりにしている~どのような仕組みでそうなるのか、そこに焦点を当てた映画だ、とプロデューサーの河村光庸さんは言っておられる。彼が脚本を書き、監督や俳優、制作プロダクションと交渉し完成した。

 👇 権力の闇に迫る新聞記者役のシム・ウンギョンさんと「内調」に出向中の若手官僚役の松坂桃李さん。(写真はすべてネットより)

  「内調」とは「内閣情報調査室」。官邸直轄の情報機関だそうだ。なんとここでウソのニュースが作られ流されている。チャートを作り情報をでっち上げ、SNSで拡散させる。これには驚いた。
 👇は、編集長の北村有起哉さん。

  👇は、与えられた仕事に悩む松坂さん。

 映画の感想:予備知識を持ちすぎ、期待が大きすぎたからか、ちょっと物足りない面もあったが、ドキュメンタリーではなく政治エンタメと謳ったからにはこれで精いっぱいかも。展開にも少し無理のある場面もあったが、「内調」の存在やメディア操作やニュースでっち上げ過程がよくわかり、多くの人に見てもらいたい作品です。
 国のトップの政治家たちがこんなごまかし行為を当然のように続けていては、それを見ている現在の若者たちや子どもたちはどんな大人に成長していくのだろう、と絶望的になります。