Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

ぼくらの森の音楽会

2008-08-26 | 音楽
 蝉時雨の中、爽やかな秋風に吹かれながら古城公園の
外堀に沿った細い道を土を踏んで歩く。
 
「高岡開町400年記念プレイベント」が毎日のように市内の
どこかで開かれているが、この音楽会は「古城の森に響く
新しい音楽会」として、24日に高岡市民会館で開かれた
N饗メンバーによる「ブラス・アンサンブル・コンサート」
である。
 
 市民会館ホールサポーターの会「パープル」の会員で、
合唱団MiTUで一緒にアルトを歌っている方から招待券を
いただいた。

 トランペット、ホルン、トロンボーン、チューバ、ユーフォ
ニュームの金管が13人、パーカッションが1人の構成で、
それぞれのパートで一流の奏者の方達である。
 「クラッシックアラカルト」というプログラムで、ソロあり、
トークありで楽しいステージだった。

 最後に市内の中学校の吹奏楽部員との合同演奏もあり、
会場も中学生や高校生の吹奏楽部員で満員。吹奏楽連盟の
共催だから、中学校の吹奏楽部が指導を受けているのだろう。
 お金はかかるだろうが幸せな子供たち、未来の音楽家の
卵たちである。

 我が家の2人の子供たちも中高の6年間吹奏楽部に所属、
姉はサックス、弟はトロンボーンを吹いていた。
 私も吹奏楽部員の母親をしていたわけだが、今ほどコン
クールがやかましい時代ではなく、せいぜい学校祭や定期
演奏会を聴きに行く程度。のんびりしたものだった。
 2人とも今は楽器を止めているが、息子は先日の帰省時でも
ピアノの蓋を開け、ジャズピアノを独習しているとか言って
指を動かしていた。

 そう言えば、戦時中英語を使えない時代に、トロンボーンの
ことを「抜き差し曲がり長喇叭」と言っていたと、團伊玖磨が
「パイプのけむり」に書いていて、家族で大笑いしたものだ。