最近時間を作るのが中々難しくなってきているという状況と、深夜枠でオリジナル要素強めで勝負してくれる作品が減ってきているという状況から、どうしても見続ける作品の本数が少なくなってしまっていました。
そんな中でも僕が個人的に期待して、静かに観てたのがこの「ウィッチブレイド」。
原作はアメコミという点で最初はスルーしていたり、序盤の展開の遅さにちょっとどうかなぁと思うこともあったり、淡々としてるんでもっと感情的に盛り上げてくれても良いのに、とか思いつつも、中盤以降の展開が中々に面白くて、終盤あたりはかなりドキドキしながら見てました。
原作有りということでしたが、(僕は原作未読ながら)かなりオリジナル要素が強かったんじゃないかと思うし、やはり最後まで見た理由はテーマ設定にあったんだと思うんですね。
脚本がほぼ全て女性で書かれていたり、登場人物の視点は基本的に「母親」の存在を中心に描かれていたと思います。
「女性」や「母親」、そして「家族」というキーワードが気になって、そしてそれを最後にどう描いていくのか?というところが気になってずっと観ていた、たぶんそんな気がします。
ラストシーンの「光」。
ここでの最期のの「光」は、やはり「母親」としての光だったんだろうな、そんな思いで見終わりました。
Iウェポンやエクスコン、こういう登場兵器は暴力・破壊という象徴=男性という見方もあったのかもしれません。
作中登場するファーザーなる人物も、自分勝手な子供、母親(父親)への屈折した思いなど、様々なメタファーを持っていたのかもしれません。
だからこそ、ラストシーンでの「光」は、破壊という力を求めてIウェポンがウィッチブレイドの元に集まったのではなく、実は「寂しさ」を抱えた子供たちが「母親」の面影をウィッチブレイドに見つけて集まった、その思いを昇華させて連れて行った、そういう「光」だったんじゃないかな、なんて思います。
そこに気が付いたからこそ、雅音はウィッチブレイドが持つ「破壊衝動」を抑えて、ウィッチブレイドの持つ未知数の部分「母性本能」を解放できたのではないか。
そういう意味では最終話前の感想で「破壊衝動」を抑えて「母性本能」が勝つ、そういう展開が観たいと言っていたところは個人的には満足できました。
#母性ではなく破壊衝動が先行したのがあの大災害だったとも思えるわけで、そういう意味では破壊以外の道を雅音は切り開いたとも言えますよね。
ただやはり、これは僕が自分も子供持つ一人の親という観点からなのかもしれないけれど、母親には元気でいて欲しいし、子供にとって母親は絶対なんですよ。
だから最期は母親である雅音には「光」として消えてしまう、というラストが美しくもあり、また残念なところでもありました。
まりあについても、以前の感想で「母親が恋しいのではないか」と書いただけに、あの散り際はやはり、と思う反面、救ってあげる対象でも良かったのかもな、なんて。
#そういう意味でアサギにはもっと早く登場してもらって、まりあの胸中をえぐって自ら気が付かせる、という役割をもう少しやってほしかったなぁ。
と、まあ色々と書いたのですが、ある意味潔い終わり方だったのかもしれないな、とも思います。
それこそこれは監督さんや脚本の方に聞かなければ分からないかもしれないですが、女性が女性を描いたからこそ潔くああいうラストに出来たのかもしれない、そうとも思えるし、それは本当に想像の域を出ないことですからね。
あのラストの「光」、美しかったです。
ウィッチブレイド自体はその存在・正体も設定的に分からない方が面白いと思いますし、(原作未読だからなんともいえませんが)やはり不滅の存在であったりするわけで、それが消滅してオシマイでも、外れてオシマイでもやはり収まりは悪いかもしれません。
そういう意味ではやはりあの「光」の昇華、あれが一番美しい、そう思えます。
ウィッチブレイド自体が不滅の存在だとするならば、その正統後継者たるリコがいつかウィッチブレイドを装着する日が来てしまうかもしれない。
それはそれでウィッチブレイド2みたいな感じでツヅクことができるかもしれないけれど、そのときはどんなテーマが設定されるんだろうか。
もし、面白いテーマが設定されるのならば、またウィッチブレイドの物語を見て見たい、そんな気がしつつ、このウィッチブレイドの感想もオシマイです。
やっぱりこういうオリジナル的に力を入れてくれる作品は見応えがあるので、是非とも深夜枠、頑張って欲しいなぁ。
■ウィッチブレイド Vol.1
![](http://images.amazon.com/images/P/B000FJMXOW.01._PE0_OU09_SCMZZZZZZZ_V52415037_.jpg)
ちなみにDVD版ではウィッチブレイドのコスチュームはTV版と違うのです。
そんな中でも僕が個人的に期待して、静かに観てたのがこの「ウィッチブレイド」。
原作はアメコミという点で最初はスルーしていたり、序盤の展開の遅さにちょっとどうかなぁと思うこともあったり、淡々としてるんでもっと感情的に盛り上げてくれても良いのに、とか思いつつも、中盤以降の展開が中々に面白くて、終盤あたりはかなりドキドキしながら見てました。
原作有りということでしたが、(僕は原作未読ながら)かなりオリジナル要素が強かったんじゃないかと思うし、やはり最後まで見た理由はテーマ設定にあったんだと思うんですね。
脚本がほぼ全て女性で書かれていたり、登場人物の視点は基本的に「母親」の存在を中心に描かれていたと思います。
「女性」や「母親」、そして「家族」というキーワードが気になって、そしてそれを最後にどう描いていくのか?というところが気になってずっと観ていた、たぶんそんな気がします。
ラストシーンの「光」。
ここでの最期のの「光」は、やはり「母親」としての光だったんだろうな、そんな思いで見終わりました。
Iウェポンやエクスコン、こういう登場兵器は暴力・破壊という象徴=男性という見方もあったのかもしれません。
作中登場するファーザーなる人物も、自分勝手な子供、母親(父親)への屈折した思いなど、様々なメタファーを持っていたのかもしれません。
だからこそ、ラストシーンでの「光」は、破壊という力を求めてIウェポンがウィッチブレイドの元に集まったのではなく、実は「寂しさ」を抱えた子供たちが「母親」の面影をウィッチブレイドに見つけて集まった、その思いを昇華させて連れて行った、そういう「光」だったんじゃないかな、なんて思います。
そこに気が付いたからこそ、雅音はウィッチブレイドが持つ「破壊衝動」を抑えて、ウィッチブレイドの持つ未知数の部分「母性本能」を解放できたのではないか。
そういう意味では最終話前の感想で「破壊衝動」を抑えて「母性本能」が勝つ、そういう展開が観たいと言っていたところは個人的には満足できました。
#母性ではなく破壊衝動が先行したのがあの大災害だったとも思えるわけで、そういう意味では破壊以外の道を雅音は切り開いたとも言えますよね。
ただやはり、これは僕が自分も子供持つ一人の親という観点からなのかもしれないけれど、母親には元気でいて欲しいし、子供にとって母親は絶対なんですよ。
だから最期は母親である雅音には「光」として消えてしまう、というラストが美しくもあり、また残念なところでもありました。
まりあについても、以前の感想で「母親が恋しいのではないか」と書いただけに、あの散り際はやはり、と思う反面、救ってあげる対象でも良かったのかもな、なんて。
#そういう意味でアサギにはもっと早く登場してもらって、まりあの胸中をえぐって自ら気が付かせる、という役割をもう少しやってほしかったなぁ。
と、まあ色々と書いたのですが、ある意味潔い終わり方だったのかもしれないな、とも思います。
それこそこれは監督さんや脚本の方に聞かなければ分からないかもしれないですが、女性が女性を描いたからこそ潔くああいうラストに出来たのかもしれない、そうとも思えるし、それは本当に想像の域を出ないことですからね。
あのラストの「光」、美しかったです。
ウィッチブレイド自体はその存在・正体も設定的に分からない方が面白いと思いますし、(原作未読だからなんともいえませんが)やはり不滅の存在であったりするわけで、それが消滅してオシマイでも、外れてオシマイでもやはり収まりは悪いかもしれません。
そういう意味ではやはりあの「光」の昇華、あれが一番美しい、そう思えます。
ウィッチブレイド自体が不滅の存在だとするならば、その正統後継者たるリコがいつかウィッチブレイドを装着する日が来てしまうかもしれない。
それはそれでウィッチブレイド2みたいな感じでツヅクことができるかもしれないけれど、そのときはどんなテーマが設定されるんだろうか。
もし、面白いテーマが設定されるのならば、またウィッチブレイドの物語を見て見たい、そんな気がしつつ、このウィッチブレイドの感想もオシマイです。
やっぱりこういうオリジナル的に力を入れてくれる作品は見応えがあるので、是非とも深夜枠、頑張って欲しいなぁ。
■ウィッチブレイド Vol.1
![](http://images.amazon.com/images/P/B000FJMXOW.01._PE0_OU09_SCMZZZZZZZ_V52415037_.jpg)
ちなみにDVD版ではウィッチブレイドのコスチュームはTV版と違うのです。
あとは、この作品にこそエウレカみたいに【一年後】を見せてくれないかなぁとそこは残念でしたが
「ウィッチブレイド」はどの要素を重視していたかで、感想の内容が賛否的な意味で結構分かれてくるのではないでしょうか。
僕は、楽しみにしてた「雅音とリコの絆」について全話使って、特に終盤しっかりと描かれていたのでかなり満足です。
また、僕はああいった抽象的な、個人個人の受け取り方に委ねる幕引きが大好きでして、そういったものには具体的な解答を示す後日談や続編は無い方が話として美しいと思っています。
作中で全て示されないと気が済まない人は不満抱くかも知れませんが、パーツは用意されてるのですから折角の想像できる余地を楽しみたいところです。
今期は「ウィッチブレイド」「シムーン」「ゼーガペイン」など何年かに一度一作品出会えれば、というような良作に幾つも出会えて嬉しい時期でした。
DVDどれに手を出すか迷った挙句、一番ヒットしたのが「シムーン」だったので現在買ってる最中ですが、「ウィッチブレイド」も欲しいなぁ…
抜けてしまい、前半と「乱」と「光」しか
見ることができず、残念でした。
OPとEDの歌が変わっていることにびっくりでした。
大団円で終わってほしかった自分としては
残念でしたが、とてもよかったです。
ほかにもBLOOD+とゼーガペインがよかったと思いました。
十月からはブラックラグーン第二期が始まりますよ。双子の話、日本の話、まだ単行本に収録されてない偽札の話の三つがメインとなるようです。楽しみです。
こういうのを見ると本当にサイトとは面白いなと思います。
BLOOD+は周りでは割りと残念系な感想が多かったので、肯定的な意見が聞けて新鮮でした。
ぼくはリクでドン引きしましたが
ペインはあの男キスがよくわかりませんでした(BーコンLタスか!?
いずれにせよ全体的に見て、今期は暗アニメや鬱アニメが多かった印象ですね
そんな…………
序盤が特にゆっくりだったので多少心配でしたが、終盤はかなりいい感じに仕上がっていて見応えがありましたね。
個人的に親子ものには弱いので、今回もしっかりと観てしまいました。
こういう風に(ほぼ)オリジナルで勝負してくれる作品が増えることを祈っております。
■ぱとさんへ
僕もぱとさんと同じように雅音とリコの絆の部分が畳み掛けるように描かれた終盤が非常に良かったですね。
そういう意味で僕の中では玲奈が母性に目覚めていくあたりからが絆の部分という意味で面白かったですね。
ウィッチブレイドという原作があるものに対して、それを消滅させるとか外してしまうということができない制約(が多分あると思うんだけど…)がある以上、考えてみればそれは仕方ない方向性なんですよね。
その中であのエンディングというのはやはり美しかったと思います。
#個人的にはやはり母親は死んで欲しくない、という気持ちが強くて、どうしてもそっち側に考えてしまうんですけどね。
ウィッチブレイドはきちんとしたテーマ設定がある作品だったので、非常に楽しめました。
またこういう作品があると深夜枠もきっと(もっと)味が出ると思いますね。
■ウェイブさんへ
就職活動お疲れ様でした(でいいのかな?)。
中盤以降も結構見応えがあるので(特に終盤)BB配信とかDVDが出たらご覧になってみると良いかもしれません。
特に終盤を見ておくとラストの「光」の部分はかなり美しく映るかも。
ブラックラグーンの第二期はやっぱり双子編と日本編やるんですね!
#これはかなりヘビーだなぁ。特に日本編。
#でもレヴィのミニスカ姿がみれr(殴)。
■ボブJrさんへ
のぉぉぉ!!って感じですね(笑えない)。
つか、僕も録画ファイルを既に消去してしまったからお渡ししようがない(涙)。
#あと5日早く言っていただけたら…って言っても高画質で録画したから2GB近くあったけど(どうやって渡すのよ!!)。
…こ、これはもしかしたら露出度が高いDVD版で(ってそれも発売だいぶ先か)。
役立たずで申し訳ないっす(泣)。