ちょっと前に読み終わっていたのですが、なかなか記事にする時間がとれずに今に至ってしまいましたが、小説版『交響詩篇エウレカセブン』、こちらも堂々の完結でした。
■小説版 交響詩篇エウレカセブン 第4巻 HERE TO STAY(最終巻)
TV版の本放送を軸に、コミックス版、小説版(あと僕はやってないけどゲーム版)とメディアミックスを積極的に進めていて、本放送については僕は本当に大好きだったわけですが、コミックス版も本編とはまた違った展開を見せていて面白い、なんて思ってたわけです。
で、小説版はどうかと言うと、本当に僕の個人的な趣味の意見なんだけれども、実は第3巻まではちょっとどうかな、と正直思っていました。
かなーり展開が違うというところは全く問題なくて、つか、コミックス版もそうなんだけど、どうせやるなら全然違う展開してくれた方が面白いので、ウェルカムだったんですが、どうも山と谷が無くて、淡々と進んでる気がしていたんですね。第3巻までは。
しかし、この最終巻である『HERE TO STAY』は違ってました。
やっぱり作中の見せ場というか、シチュエーションは微妙に違えども、本質的に重要なシーンなんかはアプローチが違っても感動的なわけですよ。
なんというか、第3巻までタメてタメておいたものが一気に流れ出るというか、僕の涙腺からも涙が流れ出るというか、本編を思い出しながら、そうだよな、そうだよな、なんて感じでしっかりと感動してました。
特にこの小説版でも第4巻をめくると描かれているイラストにもあるように僕の大好きなエピソードの一つである第33話「パシフィック・ステイト」の描写へ流れていくシーンは、それこそ本編での感動をオーバラップさせながら読むことができたし、さらにこれもまた僕の大好きなエピソードの一つである第38話「デイト・オブ・バース」へつながっていくシーンは、読みながら涙が滲んでくる、そんな感じでした。
最終話に関しては僕はTV版の最終話が実は大好きなので(事実何度も見直している)、あれ以上の衝撃を与えるのは(僕にとっては)難しかったけれども、小説版なりの終わらせ方をしていて、これもまたひとつの大団円という感じで良かったと思います。
#第48話のシーンはあまりにもTV版が良すぎたので、さすがに仕方ないですね。ほんと第48話「バレエ・メカニック」は良かったなぁ。
ということで、何故か僕にとっては第4巻だけ、別物か?と思うくらい味わってしまいました。
■実はこっちの方が似てたんだよね。
エウレカセブンの本編感想では、僕はかなり色んな妄想をしていて、ああだったら面白いな、とか、こうだったんじゃないか?みたいなのをして遊んでましたが、実は結構小説版でその妄想が現実のものとなっていて、それはそれで僕としては大いに満足でした(笑)。
例えば、第27話「ヘルター・スケルター」の感想で、レントンが「王の息子」ということで、デューイに目を付けられエウレカと引き離される、と言う展開があっても面白いな~、なんて言ってたんですが、ちょっと違ってはいますが、小説版でもそれに近い展開をしてくれてたんで、おお、ここにIFのストーリーがぁ、なんて一人で盛り上がってたり。
例えば、スカブコーラルの正体については本編では恐らくあえてぼかして描かなかったんだと思いますが、僕はこんな妄想をしてたりして、この中でのスカブコーラルの正体はそれに近いものだったり、あと、本編では明確に地球に海が現われる映像って少なかったんですが、小説版ではしっかりと描かれていて、トラパーの減少なんかも描かれていました。
この辺はほんと、こうだったらどうだろうか?と言って自分で遊んでいた部分だったので、小説版の中でそういうのが実現されていて、嬉しかったですね。
■最後に
小説版も、コミックス版もそうなんですが、やはりTV版本編という骨太のストーリーラインがあって、その上で楽しんでいくのが吉、というか、恐らくそれ単体で楽しむこともできるけれども、本編と絡めて、あのシーンはこうだったなぁ、とか、ああ、このシーンは涙なくしては見れない、とか、そういう楽しみ方をしたほうがこの『交響詩篇エウレカセブン』を何倍も楽しめると思いますよ。
DVDも残すところあと2本。
第4クールは本当に目が離せない、息をつく暇が無い、びっくりしっぱなし、なんで改めてDVDが出るのが楽しみです。
■交響詩篇エウレカセブン DVD 第12巻
毎回のことですがジャケットがイイっすねぇ。
怒涛の第4クール、佳境の第12巻は1話たりとも見逃せないエピソードばかりですね。
第46話のエウレカに度肝を抜かれつつも凄く綺麗だと思いましたよ!!
■小説版 交響詩篇エウレカセブン 第4巻 HERE TO STAY(最終巻)
TV版の本放送を軸に、コミックス版、小説版(あと僕はやってないけどゲーム版)とメディアミックスを積極的に進めていて、本放送については僕は本当に大好きだったわけですが、コミックス版も本編とはまた違った展開を見せていて面白い、なんて思ってたわけです。
で、小説版はどうかと言うと、本当に僕の個人的な趣味の意見なんだけれども、実は第3巻まではちょっとどうかな、と正直思っていました。
かなーり展開が違うというところは全く問題なくて、つか、コミックス版もそうなんだけど、どうせやるなら全然違う展開してくれた方が面白いので、ウェルカムだったんですが、どうも山と谷が無くて、淡々と進んでる気がしていたんですね。第3巻までは。
しかし、この最終巻である『HERE TO STAY』は違ってました。
やっぱり作中の見せ場というか、シチュエーションは微妙に違えども、本質的に重要なシーンなんかはアプローチが違っても感動的なわけですよ。
なんというか、第3巻までタメてタメておいたものが一気に流れ出るというか、僕の涙腺からも涙が流れ出るというか、本編を思い出しながら、そうだよな、そうだよな、なんて感じでしっかりと感動してました。
特にこの小説版でも第4巻をめくると描かれているイラストにもあるように僕の大好きなエピソードの一つである第33話「パシフィック・ステイト」の描写へ流れていくシーンは、それこそ本編での感動をオーバラップさせながら読むことができたし、さらにこれもまた僕の大好きなエピソードの一つである第38話「デイト・オブ・バース」へつながっていくシーンは、読みながら涙が滲んでくる、そんな感じでした。
最終話に関しては僕はTV版の最終話が実は大好きなので(事実何度も見直している)、あれ以上の衝撃を与えるのは(僕にとっては)難しかったけれども、小説版なりの終わらせ方をしていて、これもまたひとつの大団円という感じで良かったと思います。
#第48話のシーンはあまりにもTV版が良すぎたので、さすがに仕方ないですね。ほんと第48話「バレエ・メカニック」は良かったなぁ。
ということで、何故か僕にとっては第4巻だけ、別物か?と思うくらい味わってしまいました。
■実はこっちの方が似てたんだよね。
エウレカセブンの本編感想では、僕はかなり色んな妄想をしていて、ああだったら面白いな、とか、こうだったんじゃないか?みたいなのをして遊んでましたが、実は結構小説版でその妄想が現実のものとなっていて、それはそれで僕としては大いに満足でした(笑)。
例えば、第27話「ヘルター・スケルター」の感想で、レントンが「王の息子」ということで、デューイに目を付けられエウレカと引き離される、と言う展開があっても面白いな~、なんて言ってたんですが、ちょっと違ってはいますが、小説版でもそれに近い展開をしてくれてたんで、おお、ここにIFのストーリーがぁ、なんて一人で盛り上がってたり。
例えば、スカブコーラルの正体については本編では恐らくあえてぼかして描かなかったんだと思いますが、僕はこんな妄想をしてたりして、この中でのスカブコーラルの正体はそれに近いものだったり、あと、本編では明確に地球に海が現われる映像って少なかったんですが、小説版ではしっかりと描かれていて、トラパーの減少なんかも描かれていました。
この辺はほんと、こうだったらどうだろうか?と言って自分で遊んでいた部分だったので、小説版の中でそういうのが実現されていて、嬉しかったですね。
■最後に
小説版も、コミックス版もそうなんですが、やはりTV版本編という骨太のストーリーラインがあって、その上で楽しんでいくのが吉、というか、恐らくそれ単体で楽しむこともできるけれども、本編と絡めて、あのシーンはこうだったなぁ、とか、ああ、このシーンは涙なくしては見れない、とか、そういう楽しみ方をしたほうがこの『交響詩篇エウレカセブン』を何倍も楽しめると思いますよ。
DVDも残すところあと2本。
第4クールは本当に目が離せない、息をつく暇が無い、びっくりしっぱなし、なんで改めてDVDが出るのが楽しみです。
■交響詩篇エウレカセブン DVD 第12巻
毎回のことですがジャケットがイイっすねぇ。
怒涛の第4クール、佳境の第12巻は1話たりとも見逃せないエピソードばかりですね。
第46話のエウレカに度肝を抜かれつつも凄く綺麗だと思いましたよ!!
あはは、りょくさんのツボってある意味分かりやすいですよね~(笑)。
ホランドの片腕喪失については、自分の感想の中でもそれはあり(あの王の刺青ごと喪失というのを考えた)でしたから、いろんな意味で本放送で展開されなかったIFのストーリーをやってくれて嬉しかったですね。
ラストはやっぱり、会えた派と物理的には会えてない派とか、いろいろ出来そうですが、それを含めて妄想しておくれ!!って感じなんでしょうね。
13巻のジャケット、レントンっぽい男の子に羽が生えてるでしょ。
あれをやることにすっごい意味があるんですよね。
1万年前のレントンとエウレカに似たカップルが時を越えてまためぐり合い、1万年の後(かどうかは分からないけど)にまためぐり合う、こんな輪廻転生的なめぐり合いを想像させるイラストなんじゃないかなと思いますよ。
>アルバトロスさんへ
お久しぶりであります!!
つか、アルバトロスさんのHNが変わりそうな勢いですね(笑)。
#ゴルフチャンネル→アニマックス
そして、軍曹さながらの口調にもう何かが変化してしまうのでは?と思っちゃうくらいのはっちゃけぶりですね(笑)。
そうそう、藤原さんは芸域が広いんすよ。僕も最初気が付かなかったんですよ。
最近はオカマのおねいさん役までこなしてますからね~。
お久しぶりです~。
僕も第4巻だけは何かこうぐっと引き込まれたというか、動きが鮮明に蘇った、そんな感じを受けました。
ラストの部分については、きっと読者サイドに色んな解釈が出来るように描いたんじゃないかな、そんな気がしますね。
きっと読者が描くラスト、それが本当のラストになるように。
DVD13巻のジャケット、見ました!!
卒倒するかと思いましたよ!!
感想の中で1万年後の世界で二人の子孫がサーフィンをしている、そんなラストがあれば、なんて書いていただけにもうあのジャケットだけでウルウルです。
>jujuさんへ
初めまして&コメントありがとうございます。
エウレカセブンは一見難しく見えるんですが、きちんと計算されている感じがあるんで、むしろその辺を発見(=エウレカ)することを楽しむ、というのもこの作品の楽しみ方なのかな、なんて思うんですよね。
DVD13巻のジャケットについては、もうほんとビックリ&感動で。
改めて記事にしたいと思っているんですが、もう感無量かも、です。
吉田健一さんのイラスト、最高です。
海で子孫がサーフィンをしている。
1万年前に(恐らく)先祖となるレントンとエウレカに似たカップルがサーフィンをし。
タイムラインで現在、レントンがエウレカとリフをする。
そして1万年後にレントンとエウレカに似た二人が蘇った海でサーフィンをする。
そんな結末を思い描いていただけに、このジャケット1枚でもう十分。
ほんとにありがとう、と言いたいですね。
燕殿もご家族も、お元気そうで何よりであります。
ご無沙汰しておりましたが我が輩も日々アニメ三昧の日々を送っているであります。
スカパーのゴルフチャンネルを解約してアニマックスに加入しちゃったし~、仕事終わって~ゴルフの打ちっ放しで練習して~、帰ってきて録画したやつ見ながらビール飲んで、コメント書いたりしてるんだけど~、やっぱさ~途中で眠たくなっちゃうんだよね~、お陰で書きかけのばっか貯まっちゃってさ~。(久しぶりでいきなり言い訳かよ!)(^_^;)
あぁ、そうだ、ねえねえ知ってる~?、バンダイチャンネルでひぐらし、1・2・5話、無料配信中なんだよね~。
それから今流行のYou Tubeで~、涼宮も桜蘭もひぐらしもBLACK LAGOONも~、見逃した回を見れちゃったりするし~、ほんと忙しくてさ~、ガンプラやゲームやる暇もないっていうか~、FFXII買ったはいいけど全然やってないんだよね~。
今日も仕事中にケロロ軍曹なんか、見ちゃったりして~(おいおい)(^_^;)
アフロ軍曹~♪ アフロ軍曹はア・フ・ロ♪ イエィ♪・・・ なになに、ナレーション 藤原啓治、、、どこかで聞いたような、、、て、ホランドじゃ~ん!
気付かなかった。(;´Д⊂) ケロロ軍曹のあのトボけた感じのナレーションをホランドがやってたなんて!、最終回前特番で藤原さん見ただけに想像できん!(@_@)
ペコポンの声優さんのポテンシャル、、、恐るべしであります。ヽ(;´Д`)ノ
こんばんわー。私も小説版読み終わりました。私は三巻から面白くなってきたと思っている口です(笑)
多分、ジジィスキーとしては、アクセル爺ちゃんの「何処まで倅を愚弄する」で最高潮に達したんじゃないかと(汗)
小説版では、アニメであーなるんじゃないかと妄想していた部分が描かれていたり(ホランドの片腕消失とか)読み応えがあったと思います。
いや、アゲハ隊にドライブ埋め込むとか、絶望病患者にドライブとか、初期設定は小説版のものかなぁとエグさに吃驚ですなー。
(絶望病患者がドライブ持っているのは、その名残ですか…)
ラストは、挿絵があったら尚良かったのにとか思ってます。後姿で構わない。驚くレントンの顔と、白いワンピース姿のエウレカがあったら、こちらで後は妄想するのになーーー!(笑)
13巻のジャケット見ました。あれが監督がやりたかった一万年後のあの世界でしょうかね?(一万年前のサーファーでも結構なんですが)
DVD13のジャケットを見て鳥肌立ちました。
以前、感想の中でおっしゃっていたこと
ジャケットのイラストで実現しています。
すご~い!まるで予言者のよう!!
私も感想伺いたいです。
僕もエウレカの小説は3巻までは淡々と進んでいて、イマイチな感じがしていました。でも、4巻目は感動して涙がとまりませんでした。ラストシーンは1期オープニングの「思い出はそっと甦る」という部分が思いおこされました。
ラストに僕は二人は確かに会えたのだと思います。しかし、エウレカは風とともに消え去ってしまうような実体のないものだったのではないかと思います。でも、それは決して幻などではなく、レントンは実体はなくても、風の中にエウレカがいることを確かに感じ、「約束」を果たしたのではないでしょうか。いつの日か風とともに懐かしい匂いが運ばれたとき、レントンの中でそっと思い出が甦ることでしょう。ともに手をつなぎ、一緒に人生は歩んではいけなくとも、同じ未来を思い描いていくこと。小説版はそういうラストを選んだのではないかと思っています。
ところで、DVD13巻のジャケット絵のほうはご覧になられたでしょうか?この絵すごいです。この一枚の絵でエウレカのテーマを語っているといってもいいかもしれません。ぜひ燕。さんの感想が聞きたいです。では!