蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

ひぐらしは ないたね

2005-06-09 13:13:16 | 小説 感想
先日、ようやく「ひぐらしのく頃に」の製品版を購入したのですが、実はまだ体験版の「鬼隠し編」やってます(笑)。

それも夜中の3時半まで。

今朝起きたら頭の中でひぐらしがないてるかと思った・・・。
既に病気だ・・・。
つか、今日は意識が朦朧としてるですよ。

日常と非日常の境界線が「パタッ」とひっくり返ったところまで来たのですが・・・、


怖っ!!


もう寝ようと思ったのに、もう寝ようと思ったのに、そんなことされたら寝れないっつーの。
#朝の会議がなければ会社休んでたな、絶対、うん。

やばいなこれは。
ファウストVol.5の竜騎士07さんのインタビュー読んでるので余計に「日常」と「非日常」の転換点が恐ろしく感じて仕方ない。
面白い、これは、面白いなぁ。

最近「交響詩篇 エウレカセブン」関連で読んでいる「金枝篇」という19世紀の本があるのですが、この本は伝承・魔術・呪術についてその成立の背景から伝播まで科学的に解析している本なのですね。
人々が何故伝承を重んじるのか?そしてそこにあるタブーとはどうやって成立したのか?等この「ひぐらしのく頃に」に合い通じるものを感じてしまいます。

ネタバレになるので書きません(&まだ自分も全部やってないので的外れになる可能性あります)が、「ひぐらしのく頃に」で展開されていく状況、伝承、村の習慣などは「金枝篇」でも(厳密には違うが)同様のことが記述されていると思いますし、それが驚くべきことに局所的なものではなく、世界各地に存在する伝承だということなんですよね。
#もっとも、竜騎士07さんのインタビューを読む限りではそういう伝承部分に重きをおくわけではなく、やはり「日常」の中に潜む「非日常」の怖さを描きたかったとあるので、そこは僕も取り違えてはいけないところなのですが。

つまり、現代の「非日常」にあたる部分は、伝承が成立する過程においては「日常」として受け入れられていたことなんだ、みたいな。

その「境界」を行ったり来たりしてしまう、またそこに漂う緊張感、思い込み等、この辺を味わってしまうともう簡単にやめられないなぁ、これは。

あと、こういったノベル形式というのは、僕が初めてやるというのもあるのですが、新しい方向性のような気がします。
#むかーし、かまいたちの夜はやったことあります。

ネット上で小説を読むのって、ちょっと疲れるんです。
短編は大丈夫ですが、長編になると厳しいかな。
紙に出して読みたくなっちゃうんですね。

でもこの「ひぐらしのく頃に」のような形式であれば、何のストレスもなくスラスラ読めてしまうわけで、対話形式でヴィジュアルを利用した形であれば、ノベルというものの新たな普及形式として十分に通用するなぁ、と感心してしまいました。
#これが無料で体験できて、製品版も2つ合わせて2500円程度だなんて、ほんと良い時代になったなぁ(しみじみ)。

ああー、さっきから頭の中でひぐらしがないているようなんですが、既に僕が日常と非日常の境界を見失っているようです(笑)。
#ちゃんと仕事しようよ、自分。