5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

マイニャンバーカード

2017-02-21 21:16:23 | くらし
折から確定申告の季節、今年からマイナンバー記入が要件に加えられた。そうしたこともあって政府のマイナンバー広報がマスメディアの方々で見られる。

或る評論家は若手タレントを起用する政府広報に対して「いかにもウサン臭さを感じる」と云った。下心ありと読んだのだろう。

そんなマイナンバーをもじった「マイニャンバー」なるカードが明22日から発行されるというニュースが中日夕刊の社会面に載っている。

音感からすぐにわかるように対象は「猫」である。

飼い猫はもちろんだが、ペットブームに乘った飼い主の気まぐれで飼育放棄されたり、殺処分寸前といった気の毒な猫まで、世の中に暮らす猫たちがみな幸せに生きられるようにという思いで、浜松在のヴェンチャー企業が考えたアイデアだ。「猫への愛情をカタチに」してもらいたいという。

カードには愛猫の写真、名前、住所、体重、毛色などの情報のほか、マイナンバー同様に12桁のマイニャンバーが付く。

この番号がIDになって、ネット上の飼い主専用ポータルで他の飼い主たちと交流も可能。カードには「愛情提供意思」として飼い主の署名を求める箇所も設けられている。名刺版定型サイズだから、飼い主のパス入れで携行ができ、飼い主が事故に遭ったときなどの為に、世話をする人の連絡先も書きこめるなどと、なかなか細かい。

殺処分を受ける野良猫を減らそうと無料で不妊手術を行う基金があるという。このサービスを受けたのが「さくら猫」と呼ばれるのだが、これが「マイニャンバーカード」のマスコットになっているのも、年間7万匹近くが殺処分される気の毒な猫たちを思ったヴェンチャー側の判断である。

カードが売り出される明日2月22日は「ネコの日」。売り上げの一部は地域猫の保護に取り組むボランティア組織に寄付されるのだそうだ。

ニャンともやさしい現代風の動物愛護ではないか。





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