5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

わが市も行政刷新?

2011-09-06 22:27:01 | 政治
台風が行って、今日は久しぶりに明るく晴れた。

日差しはキツイが気温も湿度も低いせいか万歩も日陰に入れば心地よい。夏バテの体にも楽だ。ニュースによると、台風12号は、死者48人、行方不明者57人の計105人を出し、2004年の98人を超えたとある。平成最悪の台風になったわけだ。

そんな台風関連の記事を拾い読みしながら、毎日新聞の地域版で、めずらしくわが市のことがニュースになっているのに気がついた。「公募市民による予算化前の事業仕分け 主要10事業」とある。

JNNの世論調査だと、新野田内閣の支持率は66.5%。なかでも民主党の看板政策「行政刷新」を再び担う蓮舫の閣僚期待度が1位だというから、多分これに倣ったとでも云うのだろうか。

市行政は、先3年間の実施計画を、公募する市民に審査してもらうのだそうである。仕事の効率化やコスト削減を図る為という、当たり前の理由づけもしてある。

他の自治体の事業仕分けが予算化された事業を対象にしているのに対し、わが市では市民審査(今年度は10月8日)を予算化前に行うことが大きな特徴なのだそうだ。

今年度の審査対象は、第5次総合計画(03~14年)の12年度実施計画、170事業のうち、新規または主要な10事業。市民から審査員20人が公募され、締め切りは15日だ。

審査は一般公開で行い、役人の担当が各事業の目的、手法、効果などを説明。質疑応答の後、審査員全員がそれぞれ、採択、要改善、不採択、国・県・民間の実施などの区分で判定する。

「審査員の意見は予算化の際の参考にする」と云うことで、市役所側が最も多い判定に従うわけではないという。こうした審査は毎年度1回実施する行政方針だと毎日はまとめている。

なんだ、これなら一応「市民の声を聴いた」という行政のエクスキューズをつくってやるようなものではないか。予算化前ならネガティブな判定が出ても適当に補修して静かに実施する道も残される。あくまで役人側がやりやすいように出来ている。電力会社や保安院の「やらせ」とおんなじ官僚体質みたいなものも見えそうだ。以前、市長選の公開討論会でも、そんな気分にさせられたことがある。

既得権意識の強い市議会も役人も、「こんな面倒は敬って遠ざけたい」というのが本音なのだろうから、形式を踏めばそれでチョン。「行政刷新」とは言い得て難しいことのはずだ。公開審査で行われるとしても、はたしてわれわれ市民にどれほどのところが伝わって来るのやら。審査員の中に蓮舫はいるのだろうか。















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