5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

センキョノミクス

2014-12-06 21:35:54 |  ニュース
ツイッターで各政党のアカウントをフォローしているが、選挙タイミングということでツイートが一斉に増えた。

「ネット選挙手探り」という中日夕刊の記事を読むと、今回の選挙では候補者も政党もSNS発信に必死だとあるが、平時にはほとんどツイートされないアカウントが多いのだから、きわめて白々しい。WEB選挙と言われてもたいしたことはないのだ。

前回の選挙の時も書いたが、街宣車の連呼が少くなったのはどうしたことか。SNSが流行りとなると皆一斉にそちらに靡く。日本人の付和雷同的キャラクターを見るようだ。

さて、中日夕刊の一面、カラーコラムも選挙関連、題して「センキョノミックス」。選挙がもたらしている商売の波紋を描くとある。政党や候補者の動きに関連した民間業者の悲喜こもごもレポートというわけだろう。6百数十億かかるという選挙戦、ここで取り上げられる業者の営業数字も織り込まれているわけか。

昨日の第一回は「必勝あめ」

昔なつかしい金太郎飴のヴァリエーション。金太郎の顔のかわりが「必勝」という漢字である。名古屋の西側は、むかしから駄菓子の製造販売が盛んだったが、この「必勝あめ」もここで手作りがされている。

選挙戦では全国から注文が来る人気の駄菓子らしいが、政治家の名入りうちわを配って辞めた女性大臣が出たことで、今回は500個と注文がやってこない。飴とうちわは違うのだろうが、これも利益供与だろうと疑いをかけられたくない候補者心理が働くらしい。

今は売れない必勝あめだが、来年になれば受験生が買ってくれる、だから飴屋の親父はがっかりする風ではないと記事は書いている。

第二回の今日は「絵入り檄文」

選挙事務所などで候補者の顔ポスターに並べて壁に貼り、雰囲気をつくる激励ポスターのことは「檄文」とか「為書き」と呼ぶのだそうだ。

龍や達磨や虎といった少しアナクロな絵面だが、たたみ一畳のサイズの手書き絵となれば力がある。「選挙戦は迫力が勝負。私の檄文は一目で強い印象を与えられるからね」という職人の言葉どおり。隣の顔ポスターが印刷だから余計に目立つというわけか。

手だれの看板職人がつくる絵檄文は全国でも少数だから人気があるようで、取材先の看板屋ではすでに60枚の注文を受けたという。1枚で1万円近い値で売れるとすれば、力も入ろう。

必勝あめにせよ、手書き檄文にせよ、手作り感がイイのだ。候補者が一斉に走るデジタル告知とは間逆のアナログ式、だから個性的で印象もつよいのだろう。

さて、3回目は何だろう。次の「センキョノミクス」が楽しみだ。



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