11月11日。1が4つ並ぶからというので記念日が多い日でもあるというから、日本記念日協会(そんな協会があるのは初めて知った)のWEB頁をみてみると、あった、あった。なんと46も。
ちょっと長いが、46を列挙してみよう。
スティックパンの日、クラブツーリズム・ひとり旅の日、ととのえの日、シルク・ドゥ・ソレイユ『キュリオス』の日、岩下の新生姜の日、イオン液体の日、きみしゃんいりこの日、YEGの日、勇者の日、わんわんギフトの日、生ハムの日、みのり財布まつりの日、串カツ田中の日、ライスパワーNo.11の日、プラズマクラスターの日、いい獣医の日、ベースの日、サムライの日、たくあんの日、チンアナゴの日、十一の奈良漬の日、スーツセレクトの日、まつげ美人の日、いい出会いの日、ジャックポットの日、豚饅の日、モールアートの日、おかあちゃん同盟の日、美しいまつ毛の日、ロールちゃんの日、立ち飲みの日、ネイルの日、おそろいの日、ミュージカル「キャッツ」の日、コピーライターの日、鏡の日、介護の日、めんの日、ジュエリーデー、ポッキー&プリッツの日、磁気の日、サッカーの日、きりたんぽの日、おりがみの日、鮭の日、長野県きのこの日
宗教儀礼や天候気候に関する伝統的なものはみつからず、ほぼすべてが食べ物や商業イベントなど地域PRが基になっている。平和な日本ではないか。
そんな地域おこし記念日のひとつ、秋田の「きりたんぽの日」は、きりたんぽを囲炉裏に立てて焼く様子が、数字の1が並んでいるように見えることから決められたそうだ。
大館の秋田高専では、この日にあわせて世界一長いきりたんぽを作ろうという企画が実施されたとNHKのニュースが伝えている。去年、長さ40m以上のちくわを作ってギネス世界記録認定を獲得した鳥取の米子工専が、こんどはちくわに形が似たきりたんぽで世界一に再挑戦しようと秋田工高専に呼びかけて実現したもの。
長さ6mあるアルミパイプを使い、生徒たちは、半殺しあきたこまち(新米)を1m分ずつ巻いては可動式のコンロで焼くという作業を繰り返した。そして2時間後、目標の長さ5mを超えるきりたんぽが見事完成した。
「これを機会にきりたんぽの魅力が全国に伝われば嬉しい」「成功して食べるきりたんぽは美味しい」達成感に溢れた高校生たちも満足そうだ。両高専では、今日の製造シーンを撮影した動画などを用意して、ギネスの認定審査を受けることになるのだという。
同じ商業記念日でもスケールがまるで違うのが中国の「光棍節」だ。光棍は単身(独身)のことだから、今日はシングルズディということになる。所得の増えた最近の中国の若者たちの消費意欲は半端ではない。
スマホでクレジット処理するというノンキャッシュライフの利点を十二分に利用している彼らを狙って仕掛けたのが中国版の「ブラックフライデー」。年末WEB商戦のはしりがいよいよ始まるということだ。Eコマースの大手各社は若者向けの商品を一斉に特別セールとして売り出す。デートの前にまずプレゼントの買い物をというわけだ。この1111商戦、去年は260億ドルという巨額な売り上げを達成したが、今年は300億ドルの獲らぬ狸を目論んでいるとは、BBCのニュースだった。
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