5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

刈谷の蓋

2020-08-05 21:06:18 | 社会

今日の名古屋は35度の猛暑日。愛知県のコロナ感染者も新たに147人が確認された。感染者の100人超えは9日連続。名古屋市67人、豊橋市4人、岡崎市7人、豊田市5人、他の市町村で64人で、県内感染確認数は延べ2538人となった。明日6日より8月24日までの20日間、県は独自の緊急事態宣言を再度発して夏季休暇中の市民の行動自粛を求めることになった。

超高齢者の朝食を介助しながら目を通した朝刊でちょっと目を惹いたのが「刈谷名所をマンホールふたに 市制70周年で製作へ」というこの記事だ。

黄色と青色が半々でバックに使われ、鋳物蓋の黒い凸部がしっかりと額縁効果を出している。円の中程を「伊勢湾岸自動車道を走る自動車」が横切り「万灯祭り」「ハイウエイオアシスの観覧車」「天然記念物かきつばたの群生」「特産の大玉すいか」のモチーフが盛りこんである明るく目立つデザインである。

今年が市制七十周年の刈谷市、それを記念して四月に公募したのが下水道のマンホール蓋のデザインで、全百八十六作品の応募を審査した結果、最優秀賞に選ばれたのが、静岡市のグラフィックデザイナー天野穂積氏の作品。やはり「車で西へ向かう際に休憩で利用したハイウェイオアシス」の印象から、この意匠を発想したのだという。

過去にも他自治体のマンホール蓋をデザインしている天野氏は、その経験を活かして、全方向から見やすいように左右対称で構成してある。「KARIYA」という英文字のロゴもほどよいアクセントになっているし、雨天時に滑りにくくしようと、全体に細かい線や柄を入れる工夫もしてある。

市役所側の計画では、刈谷の駅前など五カ所に十月上旬ごろから設置の予定。世の中にはマンホールのデザイン蓋をカメラに収めてSNSで発表をするマンホール旅行者も多いらしいから、刈谷の蓋も注目がされるだろう。天野氏は「万灯祭り」のことは知らなかったようで「蓋が設置されたら万灯祭りと一緒に見に行きたい」と語ったという。例年7月末の夏祭りだから、来年のお楽しみということだ。その頃までには、コロナ騒動が一段落していることを願いたいものである。

 

 


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