5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

スニッカーズ

2016-02-24 21:15:37 | 社会
フードストアのチョコレートコーナーが飾り付けを片付けていない所為もあって、バレンタインの日が過ぎていたのをすっかり忘れていた。

義理もなにも、誰からもチョコレートの届かぬ身であれば、忘れて当然だ。とは云ってもコーヒータイム用のチョコは欠かせない。

最近はカカオポリフェノールの健康効果を謳った明治の製品を買う事にしている。カカオ含有が70%以上なら効果ありとTVが云っていたのを信じて買っているのだが、、、

さて、今日はそんなチョコの話題を英国からのツイートで読んだ。

ピーナッツ入りのヌガーをチョコでコートした《スニッカーズ》は一時期好んで食べたスナック菓子なのだが、これを含むマーズのチョコレートが欧州で大幅な製品リコールをしているというもの。

AFPの記事によると、マーズのオランダ工場が製造したスニッカーズにプラスチック片が混入していたというドイツのコンプレインがもとになって、欧州を中心にした55か国で販売される数百万本のチョコバーの自主回収が始まったという。

それにしても1コンプレインにこれだけ大掛かりなリコールをするというのもアメリカ大手らしいやり方と云えそうだ。産地偽装や横流しなど、悪名たかい日本の業者だったらどういう対応をしているのだろうかと思った。

英国でもマーズのチョコバーは販売されているが、BBCも早速、専門家のコメントを求めている。

結論は、過剰反応とも見られるリコールだが、企業利益やイメージの低下を覚悟して自主回収を決めたマーズの判断は正しいというもの。

消費者が企業活動に不信感を持つのは「企業の不誠実、不正直」なのだから、マーズは「正直な企業」としてのイメージを重要視したということだ。

製品の安全性こそが最も重要視されるべきは当然で、幼児による事故の起こる万が一を心配した結果のアクションは評価される。こうした対応をしておけば、一旦離れた消費者も必ず戻ってくるのであるというのが評論家のコメントだった。

余計な弁解などせず、謝罪と早期のアクションで対応すること。どうやら最近の日本の企業は、逡巡をして意思決定が遅れるといった拙劣な危機対応があまりにも多いような気がする。

リコール対象となる55か国は欧州がほとんどだというが、アジアではベトナムやスリランカが流通先らしい。日本のスニッカーズは中国工場での製造らしいから、今回のリコール商品は流通していないということで、まずは一安心だ。

次にフードストアに行ったらチョコレートの棚を探り、輸入のスニッカーズにオランダ工場製があるかどうかをチェックしてみる「楽しみ」がひとつ増えた。






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