ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

今年初の禁酒予定日

2009-06-19 09:17:04 | 日記
晩飯時に電話がかかってきた、「ひまかぁ~!」。

とんでもない、一日のお勤めをつつがなく終え、
借りてきた長編小説を一気に読破して、
今年初の禁酒の日にしようとしていたところだった。

   ***

6時05分にセットした目覚ましが鳴り、モモサン(モモの散歩)・
餌やり・菜園水遣り・公園散歩と、
一連の朝のお勤めが終わったのが8時30分。

以前は8時には完了していたが、 
朝の水遣りを、ホースから風呂桶の残り湯に変えた為かなり遅れる。

きっかけは女房のひと叫び、
「水道代が2万5千円、こえてもうたぁ~!」。

約1名の人糞製造機が常駐し始めたことがホントの理由だろうけど。

   ***

朝飯・新聞・トイレのあと、近頃は、本読み・パソコンのほかに、
植木伐採・ベランダ解体の肉体労働もあって気がつけば12時。

昼食後は30分のシエステ。
午後、友人の図書館利用法をまねして新刊本をリクエストし、
その後ハローワークで定期講習受講。

帰りにジムによってテキトーに汗を流してサウナで締め、
家に帰ったのが午後6時。
モモサンして餌やり、水撒きそして一息ついたのが7時だった。

   ***

友人 「ひまかぁ~!」
オレ 「それなりになぁ。何でっか?」
友人 「飲みに出てけえへんかぁ、今ミナミやぁ~」

かなりご機嫌の声である。

オレ 「エッ! 今から? ・・・悪いけど、今日はやめとくわ」
友人 「フーン、冷たいなぁ・・・まあええわ、ほんじゃっ!
    ところで、お前酒のんでるか、やめたらあかんどォ~・・・
    ○×△知ってるか、あいつ酒やめたとたん、
    ・・・やりよってなぁ~・・◇*&?」

延々と続きそうな気配にそっと受話器を置いたとたん、

今日こそは酒を抜こうと思っていた意思が、
酒臭い電話で微塵に砕け、

いつのまにやら手にしたカンビールが、
プシュー!と泡を立てていたのです。

ヒノキの能舞台

2009-06-18 12:05:40 | 日記
家も15年以上経つと、いろんなところがガタついてきます。

南面に8畳ほどの木製ベランダを、竣工直前に追加で作りました。

あたかも、信長が舞う、能舞台のように。
「人生50年 下天の内に比べれば 無幻の如くなり~」

   ***

私の兄貴なんかも、
「家はどうでもええけど、この能舞台だけはええなぁ」
といってくれたものです。

当時は周囲に家が建て込まず、殆ど農地でしたので、
余計に開放感がありました。

大の字に寝転んで夜空を見上げれば、オリオン星座が煌きを増し、
ワンカップ大関の熱燗が最高の美酒になりました。

   ***

「ヒノキですから30年はもちまっせ」という棟梁の言葉を信じて、

素木にオイルステインというありふれた仕様がまずかったのか、
それとも全くメンテせず放りっぱなしだったのがよくなかったのか。

10年でどうしようもなく痛みがひどくなり、
ついに日曜大工で、自己流解体・撤去工事を行うことにしたのです。

朽ちてはいるものの、
ノコギリ作業が相当てごわそうで、先がおもいやられますが。

   ***

ただし、今は手すりにゴーヤが巻きつき始めたところなので、
ゆっくりやろうや、とゴーヤのせいにして

問題先送り型解決法を選択しようとしています。

線の引き方

2009-06-17 13:16:30 | 日記
「学校耐震化率67%・地方格差大」との記事が昨日の朝日夕刊に。
この手の報道は垂れ流し的でよくない、と以前にも書いたけど、
「耐震強度0.5!」とかいった表現もしかり。

事実なんだろうけど、真実ではない。

   ***

1979年の14号通達では「偏芯・短柱・剛重比」が至極問題にされ、
それ以外は,今日のような性悪説にもとづいた一方的な、
押し付けがましい、不自由な設計法ではなかった。

阪神大震災においてマンション被災の死者は0人だからよし、
というわけではないけれど、

ピロティや短柱および体育館の天井などの、
ポイントをつく補強設計を行えば、
学校建築はある程度の耐震性能確保は容易なはず。

現行基準でOKでも、耐震診断したらNGなんてケースはよくある話。
完璧に1.0以上でないとダメと思い込みすぎなんじゃないでしょうか?

   ***

ところで話は変わるけど、SI単位への移行は大間違いだった。

鯨尺や曲尺さえ未だ生きている。
丑三つ時に必要なのは5寸釘、晩酌は2合が適量。
水1m3は1tonでどこが悪い!

そこに重力加速度を持ち出して、一見精度を上げてるようで、
結果10倍してみたり、10で割ってみたりして、
四捨五入の世界でつじつま合わせしてるのが現実。

工学は文化なのです!
その工学が理学に敗れた瞬間から、
妙な線引きが強くなったように思う。

   ***

シロ・クロの線引きは直線でなくってもいいのではないか、
我々の使ってる物差しには、何かが欠けているということを、
絶えず意識する必要があるのではないか、ということ。

耐震診断なんて0.1ポイントぐらい簡単に変わるものです。

設計者の主観や施主のニーズ、社会への影響度、
その他もろもろの要素を加えて煮詰め、

医者が患者に臨機応変に接するように、
設計者はシロクロの線引きを、直線定規ではなくて
心のこもった曲線定規で引いてもいいのではないか。

1.0が0.9でもいいじゃないですか!

   ***


ところで、羽生さん、終盤はヒヤヒヤしましたがおめでとうございます。
勝ち負け別にして、最終の愛知決戦期待しています!

ギャンブル運

2009-06-16 16:52:02 | 日記
赤ん坊が泣き止むCMとして、
財津一郎の「ピアノ売ってチョーダイ!」が有名ですが、

それに匹敵する大人版として、
最近、パチンコ屋のものが、元気がいいと思いませんか。

「脱税王」ならではの資金力がものを言ってるのでしょうか。

   ***

幸いにして、「777!フィーバー!」が流行りだした頃から
パチンコに興味を無くし、卒業することができました。

   ***

昔のパチンコは確実に勝てた。

開店時に並び、昨日のパンク台を確保すれば、
2時間で5000円以上は稼げた。

学生時代、毎年の夏休みは、日本国中をヒッチハイクに明け暮れ、
パチンコをメシのタネにして、
1ヶ月以上、さまよい続けたものだ。

   ***

しかし、大凡、ギャンブル運には縁が薄く、
競馬や宝くじなんかは年に数回挑戦しているけれど、
一向に陽の目を見たためしがない。

ギャンブル運がない割には、賭け事は嫌いでない。

   ***

今も将棋名人戦,
「4-3で羽生名人」に○○○○円も賭けている、ノダ。

しかし、挑戦者に王手をかけられ、あとがない状態、
ジムを早々に引き上げ、BSライブを観戦しながらのブログ中。

形勢はやや羽生有利と、
ひいき目で見ているのですが、果たして・・・?





寝苦しい夜に

2009-06-14 01:31:57 | 日記
風がなく、蒸し暑くて、寝苦しい夜である。

梅酒は完了、アロエはビン待ち、どくだみは乾燥中。
果たして貝原益軒ご推薦のこれら民間療法、
ご利益のほどはいかばかりか、信じる者こそ救われる?

   ***

たとえばコップ酒にどじょうを入れて飲むと、胃袋の掃除になる、
とか言って薦める人がいるが、ごくまれに、
暴れたどじょうが胃に孔をあけることもあるらしい。

アロエやどくだみも、度が過ぎればあまりよろしくないように思う。
梅も同じだろう、要は「ほどほど」に。

   ***

定年退職後の 「アルコール中毒」、
正確には「アルコール依存症」の増加が問題になっているらしい。
カネと時間に余裕がある人で、退職以降の脱力感・喪失感が、
酒に頼ることになるとか。

その人の人生での総アルコール量や、
ウツなどの精神疾患履歴なども重要因子になってくるという。

こちとら、カネに縁なくいずれ動かねば、という身ではあるが、
他人事とは思えない・・・この項についてはいずれまた素面の折に。

   ***

どんな事件もそうだが、特に政治・宗教問題になると、
マスコミの表面・上っ面だけの報道についイライラしてしまう。

たとえば、鳩山大臣の辞任が連日のニュースになっているが、
悪代官と越後屋との関係、なんて単純な図式とは言わないけど、
得体の知れぬ西川氏を含めて、登場人物は相当ウサンクサイ。

「正義」なんて言葉を
アルカイダの友達のトモダチが持ち出したところから
茶番劇は正体をみせはじめたか。

白日の下に出せないところで、大所・高所の御判断から、
物事は画策され、取引され、決定されてきている。

繰り返しになるが、この国の政治には、明治以降、
長年にわたって怨念にも似た相当胡散臭い部分があり、
それを引きずって今日、どうしようもないウミが出てきてるのだ。

   ***

「官僚主義云々」にいらだつばかりでなく、
気になって仕方がないのは、報道のあり方。

今日の報道は、象の尻尾どころか、象に止まった蚊を見て、
「群盲象を評している」 だけのように思え、

期待する方が悪いのかとあきらめつつも、
何かを信じて、寝苦しい夜をやり過ごしている。

犬のオシッコ

2009-06-13 21:22:10 | 日記
数年前東京は世田谷の住宅街で、左手に犬を連れ、
右手にペットボトルの人がいるのを見て驚いたことがある。

オシッコを流そうというもので、
大阪では、少なくとも小生が住んでるこの地方都市では、
見たことがない光景だった。

こちらでは、ウンチお持ち帰り用に、
ほぼ9割方が、新聞紙かレジ袋を持参するようになってきたが、
未だに西郷さんの如く手ぶらのおっちゃんもいる。

少なくとも、オシッコまでの対策を講じている飼い主は一人も見ない。
町内会の張り紙も「ウンチは飼い主の責任!」と言った注意文程度。

   ***

犬は汗腺が殆どないから溜めておけるらしいが、
藤本義一氏に言わせれば、
犬のオシッコは、縄張り主張・コミュニケーションにあり、
生きていく上で寝食と同じくらい大事なものらしい。

大阪の人は、
「ションベンは、酔っ払いのオッサンもしてるし、しゃあないやん。
どうせ雨が降ったら流れるんやし・・・」
という寛容の気持ちが強いのか。

とはいえ、たとえ公道といっても自宅玄関前で、ウンチをされ、
オシッコのにおいが残るのは、
腹立たしい気持ちになるのは当然といえるでしょう。

   ***

東京ではペットボトル持参が主流になったかと思いきや、
噂では、さらに消臭スプレーや洗剤になってきてるらしい。
大阪もいずれは「お散歩三点セット」は必需品ということになるのか。

こんなことが原因でトラブルがおこりはしないか、
昔 「ピアノ殺人事件」、今 「犬のオシッコ殺人事件」、
十分動機にはなる。

ご近所付き合いがますます希薄になってきた今日、
新聞紙面を賑わすようなことが現実になる日がくるかも・・・

   ***

なんてことをモモの散歩中に思った。

ヨタヨタも少なくなり、どうにか元の体調に戻ってきた老犬、
ご主人様の心配をよそに、
いつもの場所で、いつもの儀式を、
いつものように明日の方向を見ながら、チョロチョロと行っている。



梅酒 アロエ酒 どくだみ茶

2009-06-12 10:43:45 | 日記
猫の額のような小さな庭ですが、
15年前にこの家を建てた時、
造園業をしている高校時代の友人が色んな木を植えてくれました。

四季折々に花が咲き、
緑に囲まれた空間は安らぎの場所になっています。

   ***

中に梅の木が1本あるのですが、毎年梅雨に入るこの頃、
甘~い香りのする実を落とし始めます。

もったいないなと思うばかりで、放ったらかしだったのですが、
今年は梅酒にチャレンジしようと、

インターネットを教科書にして
昨日収穫、本日水洗い、只今乾燥中。

   ***

そこで目に付いたのが、
勝手に生えてくるどくだみと、年中元気なアロエ群。

よせばいいのに、懲りない性格。

若干の躁状態も手伝って、

本日これから、こいつらも調理せんと
刈り取り体制に入ることにしたのです。

   

朝の散歩道

2009-06-11 12:11:50 | 日記
朝の公園散歩道です。

高速道路からの騒音も、早朝ならば殆ど気にならない。
のどかな散歩道です。

昨夜のサッカー、ちょっと物足りなかったですね。
世界を驚かしてください、その覚悟を信じてます。

寝る前、録画していたNHKのがってんを、ちらり見る。
歩く早さでジョギングすることをスロージョギングと言って、
結構、年寄りにもいいそうな。

明日散歩の途中にやってみよう、と思ったけど
今ごろになって、思い出しました。

--- 今回も がってんしては すぐ忘れ ---

図書館の利用

2009-06-10 10:24:59 | 日記
東京の寮時代、実質2年で100冊を越える本がたまっていた。
背中にリュックサック、両手に紙袋の姿で汗水たらして2往復し、
近くの古本屋に持っていた。4月1日のことである。

ブックオフで買ったものも混じっていたけど、
結局 千数百円にしかならなかった。

   ***

大阪の我が家では、三畳程度しかマイスペースがなく、
ゴミとして出すか、古本屋に売却するしかない。
会社からの未開封ダンボールも、まだ3箱ある。

結局、棚にある小説や娯楽本の類をどっさり処分することにした。
日本文学全集から海外SF、マンガの類、ジャンルに区分は無い。

漱石から三島、今流行の村上春樹までの小説に加え
「あしたのジョー」や「あぶさん」「ゴルゴ」「美味しんぼ」、
息子達の「ドラゴンボール」「タッチ」「メジャーリーグ」etc
その他もあわせて処分することにした。

5000円くらいになりそうな多さになった。
とりあえず、ガレージの隙間にぶちこんでおく。

   ***

北杜夫か遠藤周作だったか、
「要らないと思った本は残し、要ると思った本は捨ててよい」
との名文句がある。

これに従えば、我が家の本は殆ど捨ててよい本ばかりになる。

   ***

考え方をかえて、図書館をマイ書庫にすることにしたノダ。

隣接3市を合わせて計4市の図書館利用カードを持っている。
各館、同じようなものだが、微妙に個性がありおもしろい。
だいたいの蔵書・CDの類のクセはわかってきた。

   ***

図書館は、散歩の途中、休憩所代わりにも使っている。

いろんな人がいるが、定年退職後のおじさん連中に混じって、
まだ20~30代とおぼしき若者たちが、
薄汚れた格好で時間を変え、毎日の如く、来ているのが気になる。

徹マン明けか、ハローワークの帰りか、
ヒゲ面に生気の失せた顔をして足を組み、
とりたてて書籍をあさる風でもなく、

所在なげに、スポーツ紙を広げている姿は、
机の上にコーヒーカップでもあれば、
昔ながらのありふれた「サテン」のイメージか。

とはいえ、ボブディランが流れ、
喧騒の中、煙草の煙でむせ返っていた、
昭和40年代の 「学生街の喫茶店」には程遠い。

24km/hオーバーと 霧の五百羅漢

2009-06-09 10:43:38 | 日記
6月4日(木)

 ガラガラの山陽高速道で 24km/hオーバー、
 マイナス2点、罰金15000円也。

 「和泉」ナンバーに目をつけられたんとちゃうか、とは
 なぐさめになっていない、知人のなぐさめ。

  ---おまわりさん 急にでてきて ずっこいわ---

     ***

 足利事件17年目に釈放。
 裁判官に「業務上過失」は適用されるのか。

     ***

6月5日(金)

 広島へ父の墓参り、その後、母方の実家の墓参、
 草ぼうぼう、茶碗にボーフラ、母嘆く。

 近くの公園にて花台、コップ、ロウソク立てなどを洗う。

     ***

 夕刻岡山の家の近くの公衆風呂に行く。
 サウナでの地元農家のおっちゃん連中の話、おもしろい。

 A 「・・・で、おまはんとこは、2階に住んどんかよ」
 B 「いいやよ、母屋は息子夫婦に渡してのう、
    わしらは離れ作って隠居じゃあ。」
 A 「はっは~ん、そらええねぇ。」
 B 「じゃけんど、この間、孫が来よってのう、
    ーーじっちゃんち、小さいなぁーー、いうんよ。
    だれのもんに住んどるんか、ちゅうのによぉ~」
 C 「ハッハ、みな、いっしょじゃのう!」

     ***

6月6日(土)

 四国雲辺寺は濃霧の中、五百羅漢がお出迎え、圧巻でした。

 この日都合7寺巡礼し、お四国さんも残すところあと8寺。

     ***
 
 記憶では、小生、まだタバコをすってた頃に、
 巡礼経験豊富な父母の運転手をかねて始めたもので、
 足掛け10年かかっての満願となりそう。

 最後まで、大正生まれの母が先達してくれそうである。

  ―――お大師様 老母の帽子を 見てください
        いわさきちひろの 少女のような―――

     ***

6月7日(日)

 家の外壁ペンキ補修。
 カビ状に黒ずんできたのでスプレーで吹き付けるも、
 4缶カラにしたら手が痛くなったのでマンダラ模様もテキトーにして、
 後はビール三昧。他無為。

     ***

 結局4日で酒1升、焼酎5合、カンビール数10本。

 図書館から借りてきた15冊の本がよくなかった、
 山口瞳・野坂昭如・中島らも・伊集院静などなど、
 いずれも昭和からの名高きアルチュウばかり。

     ***

6月8日(月)

 池田小事件から8年、秋葉原事件から1年。
 前者には40年ほど前に3年間、
 「遅刻の坂」を駆け上って行った記憶あり、楽園だった。
 
 また後者は、単身赴任した5年前、最初に足を踏み入れたところ。
 単なる電気屋街から、ITアミューズメントの街へと
 一気に変貌しつつある、加速する現代を感じた。

 いずれも訳知りの場所で、
 同じ月日に起こった 病める社会を象徴する残忍な悲劇に、
 大きな難題を憂い、ただ、ため息ばかりがついてでる。