ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

のぞみ225号

2015-06-30 18:07:52 | 読書
吉村達也の遺作「魔界百物語」の2巻を昨日読み終え、今夕続けて3巻に入ったところに。主人公氷室の想い人、川井舞が初登場するシーンが、のぞみ225号。
「・・・?!」

今日、新幹線で焼身事件があった列車だと気づく。
なんてことない、たったそれだけの偶然なんだけど、
無理やり、QAZからのメッセージがあるのではないかと、深読みしている。




なでしこ・畠・古代史にお馬さん

2015-06-28 21:44:07 | 日記
早朝5時起きでなでしこ応援、ハイテンションそのままに、畠で定量を収穫し、急ぎ電車に乗る。本町御堂会館にて古代史シンポジウム「発見・検証の日本の古代―騎馬文化と前方後円墳の拡がり」に参加。10時から17時までみっちりのシンポなれど、満員の聴衆の反応は確か。
司会の奈良大上野先生のテンポがいい。少なくとも4~5世紀の日本の立ち位置が、おぼろげながらも見えてくるのだ。


それにしても、ゲートインした金船の興奮はどうしたというのだ!?小銭をかせごうと手堅く賭けたのに。。。講演中にラジコの実況をイヤホンで聞いて、朝からのテンション、ドスンと下がる。「騎馬と古墳」の講演が「金船の興奮」に変わってしまっていた。

ゆり園

2015-06-26 09:32:23 | 旅行
大阪舞洲のゆり園に行く。
250万株の百合が、潮風に揺られて今が満開。
初夏のひと時を楽しむつもりだったのだが。。。

余った入場招待券を他人にあげようとした年寄りの手から、「それはいけません、没収します」と駆け寄り奪いとる係員の態度があまりに威圧的だったからか。あるいは炎天下1時間余りの行程に、木陰一つベンチ一つ用意されていない横柄さからか。あるいは唯一のトイレが工事現場にあるような仮設の非常にお粗末なものだったからか。あるいは売店の品物が(まだ午前11時だというのに)殆ど売り切れの張り紙があったからか。あるいは肝心の百合の谷間の雑草の手入れが哀しいほどに杜撰だったからか。あるいはこれで1200円もとるの?というお高い感からか。そして総じて来園者に対する気配りが見られない府市あわせのお役所仕事臭が蔓延していたからか。

海風にめげることなく咲き誇る百合の合唱には感嘆したのだけれど・・・。

   

かぼちゃ空中栽培進行中

2015-06-18 11:47:13 | 農業・菜園
5月の初めごろ、庭の一坪ほどの花壇に高さ1.5m程の架台を組みました。
両サイドにはかぼちゃの苗を3つずつ植え、中央には穴あきマルチを敷いて、牛蒡の種をまいています。2週間ほどでそれらしき雰囲気になってきました。(5月18日写)。



かぼちゃ、牛蒡ともども順調に成長。天をめざすかぼちゃの葉っぱが大きすぎるかんじですが、あちこちに雌雄の黄色の大柄な花が咲きだしました。オシベの花粉をちょん切って強引にめしべにプッツン。オッサン流の人工授粉の開始です。(6月12日写)



今日はっきりと、小さなかぼちゃができていました。ヒモでハンモックを作ってかぼちゃさんのゆりかごです。(6月18日現在)



ふぞろいな野菜たち

2015-06-14 18:42:44 | 農業・菜園
キュウリの根元から枝分かれした葉がどうもおかしい、と気にしていたら、いつの間にか大型の花が咲き、丸い実をつけ出しました。どうみてもかぼちゃです。主枝には立派なキュウリができているのでびっくりです。しばし唖然としたのち、ようようにたどり着いた結論は、「接ぎ木苗」。根っこのかぼちゃの成分が残っていたのでしょうね。

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去年約100球のニンニクを植えたのですが、すべて順調に生育しました。一球に6~8片のニンニクができますが、中にはこんなふうに12片もできているのもありました。

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なすびもそろそろシーズンに入りましたが、ニョロ~とツノが生えたかんじの変り種もできていました。
毎年いくつかはお目にかかるのですが、なぜか今年はこんなふぞろいの野菜たちが目立っています。

ハルジオン

2015-06-06 18:32:47 | 社会問題
このところ雑草の繁殖ぶりが甚だしい。ハルジオンという睡眠薬に似た名を持つ野草がなぜか目につく。温暖化を持ち出したくないが、とにかくすごい雑草の逞しさ。
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海岸線から1km以内の我が家なれど、近頃、庭先をうろついてるのはアライグマかハクビシンか。こちらは都会に広がる空き家率と関係があるとかないとか。
   *
地震に火山と自然界が警報を出せば、政治の世界は漏れた年金に憲法違反、なんでもありの弛みすぎてるニッポン。
頂点会議は、原爆も原発も嫌い、靖国がダメなら伊勢神宮ってか?

ひまわりとミジンコ

2015-06-06 18:16:20 | 美術・芸術・博物館
90を超えても、枯れゆくひまわりの姿に生命輪廻を想い、顕微鏡のミジンコの愛嬌に感動する。その驚きを絵に残そうとする堀さんの座右の銘が、「死ぬまでに身体の悪いところは直しておきましょう」。

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俵万智との共作画歌集「愛の季節」は、堀文子の独特な筆致の季節画集。
春;【「タンポポの一生」という幕下りて 軽き綿毛にまたかえりゆく】
夏;【吾をさらいエンジンかけた八月の 朝をあなたはおぼえているか】
秋;【思い出と呼べば何かが嘘になる いま生きている いま愛している】
冬;【今なにを主張したきや散る前の 花びらかっと身を支えおり】

堀文子展

2015-06-04 21:42:32 | 美術・芸術・博物館
「一所不在」という副題のついた堀文子の展覧会に行く。兵庫県立美術館に着いたのは10時開館の10分前。すでにかなりの人出。やはり女性ファンが多い。いわゆるアラサーからシニアまで。
自由奔放、繊細かつ大胆、シュールでいて写実派。いろんなタッチが混ざり合っていて、しかし確実に芯はまっすぐ。そんな印象をうける。昼前に美術館を出たが、チケット売り場には長蛇の列ができていた。6月7日まで。
長生き自慢の年寄りには辟易するが、ゆるぎない生き方をされてる堀さんには学ぶべきことが多い。


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もうすぐ97歳になられる堀文子著「一人で生きる」から。
*群れない、慣れない、頼らない。これが私のモットーです。
*身体が衰えてきますと、誰でもが何もできない諦めの老人と思うでしょう。けれども、私は知らなかったことが日に日に増えてきます。いままで「知っている」と思っていたことが、本当は「知らなかった」と。それが、だんだんわかってくるのです。
*素直に、嘘をつかず、正直に、一心不乱に生きていればいいのだと思いました。嘘をついたり、ごまかしたり、飾ったりしていると、自分の体のなかに自然があることがわからなくなってしまう。細胞もおかしくなるに違いない。嘘をつくと嘘の電流が体のなかに流れるんだと思います。
*息の絶えるまで感動していたい。現状を維持していれば無事平穏ですが、新鮮な感動からは見捨てられるだけです。私は岐路に立たされたときは必ず、未知で困難な方を選ぶようにしています。
*私も機嫌よく死にたい。生き生きと死にたいということは、たくさんの先輩から学びました。そういう方がこの世からどんどん消えていきます。老残のかけらも見えぬ、阿部なを先生の迫力の原動力が知りたかった。「死ぬまでに体の悪い所は直しておかないと。」何というすごい生き方だろうか。
*美徳を吹聴してはなりません。美徳自慢は無粋の限りです。ばか正直。ばか丁寧。くそ真面目。美徳にそんな言葉をつけて「過ぎる」ことをいましめていた昔の人の粋な感覚に圧倒されます。「恥を残しては死にたくない。」なんて焦ったこともありましたが、私の恥を見て笑った人もいずれ死ぬんですから「まあいいや」と思うようになり、整理のできないまま年をとりました。
*恥を笑われることの心配をしているより、せっかく生きているのだから、したいことをしたいと思います。もう時間は残り少ないのです。一生は一回しかないんです。