ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

計算尺

2016-09-30 21:57:00 | 社会問題
ぎっくり腰痛のため、昼間っから寝転がってTVを見る。
内藤多仲が旅館に缶詰になって、東京タワーの設計に没頭する昭和30年ごろの映像が写っている。手には懐かしい計算尺。日本製は竹製で精度がよくアポロ計画にも使われたとか。

小生、昭和49年入社時は、設計部では高価な電卓派と旧来の計算尺派が半々だった。価格破壊もあって、瞬く間に電卓一辺倒になったが。

計算尺は加減が苦手、その代わり剰余計算やルート、対数計算も楽勝・・・とはいえ、慣れるには相当の訓練が必要だった。細かいスケールに丁寧に素早くカーソルを合わせ、桁を確認し、見誤るととんでもない答えになる。数式演算の達人になるには緻密な経験の積み重ねが必要だった。暗算でたえずオーダーの確認をしていたものだ。

工学は有効数字3ケタで十分なのだ。それがコンピュータが席巻しだしてから、奇妙に本質を忘れた細かすぎる議論が蔓延ってきたように思う。





ぎっくり腰

2016-09-29 21:57:00 | 健康・医療
高野マキの苗を植えようと、庭をほじくり返していた。
作業がほとんど終わりかけのころ、何気にスコップにたまった土塊を頬り投げようとしたとき、腰にギクッ!と激痛が走った。思わず顰め面になり歯を食いしばる。スコップを杖にして腰屈め微動すらできず。

小生、20年以上の腰痛持ち。歩きだせば殆ど問題ないけど、特に朝の起き上がり時がやばい。寝床から立ち上がるまで数十秒かかることもある。たまにスウ-と起き上がれる朝があれば、その奇跡を神に感謝し、素晴らしき一日を期待する。

そんな腰痛持ちが「ぎっくり腰」をやると本当に質が悪い。2時間ほどダウンしてようようパソコンにすがりつく。シャワーで冷やして湿布をはり、しばらく様子を見たが、動こうとすればどうにも痛すぎる。ロキソニンでも飲むかと思ったけど、時間に不自由はない。ただひたすら、音楽でも聞きながら、三年寝太郎を決め込むことにした。

高野、九度山

2016-09-27 21:57:00 | 日記

外人客であふれていた、静謐な高野山、奥の院。
女房孝行を兼ねた温泉旅行です。
何度来ても、戦国の諸大名をはじめとしたお歴々のお墓群に圧倒されます。

   ***

「オイシイデスカ?」昼食時、隣席に座った同世代の米人夫婦から笑顔のあいさつ。
焼肉どんぶりを頬張っていた当方、喉を詰まらせ、親指を立てるのみ。
微笑み返しで「NOT BAD!」なんて言えればカッコよかったんだけど。

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金剛峰寺の屋根の桶、防火用水の桶なんだとか。
今は使わず、「カラオケ」だという落ちをお坊さんが喋っていました。


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草刈正雄というか、真田昌幸がついに亡くなりましたね。
幸村父子の400回忌の墓標に手を合わせてきました。


平日というのに、九度山では観光バスが何台も列をなしていました。
くどやま芸術祭も開催中です。






ヒロシマドライブ

2016-09-23 21:57:00 | 旅行

北上する台風に突進するような格好で、朝4時に大阪を出発し、9時過ぎには広島市内に入る。
市電に警笛を鳴らされたり、ホテルに帽子を忘れ着払いで郵送を頼んだり、自衛隊内で進入禁止を無視して怒られたり、サイドミラーをたたまなければ進めないような狭さでしかもとんでもない急勾配の坂道に迷い込んだり・・・と失敗もいくつもあったけど、まあ何とか無事に帰ってこれた。

永六輔が旅の終わりの言葉で、「またね」と言うのを「さよなら」に変えたのは70歳をこえたあたりだったとか。
2泊3日の旅の終わり、それをまねて「じゃあね」と言ってみる。


世界平和記念聖堂(1954、村野東吾)

広島市現代美術館(1989、黒川紀章)

広島平和記念資料館(1955、丹下健三)

折り鶴(2016、バラク・オバマ)

江田島海軍兵学校大講堂(1918竣工、1998大改修)





尾道市立美術館(2003、安藤忠雄)



秋の茄子たち

2016-09-17 21:57:00 | 農業・菜園

晴れ間の土曜日、腰痛を押して鍬を持つ。

たっぷりの汗をかく。

酷暑に萎れた茄子にピーマン、モロヘイヤ達が連日の秋雨で見事に甦る。

感嘆すべき生命力なり。

秋涼の夜、熱燗一杯で月見でもと思ったけど、生憎の雲隠れにし夜半の月なり。

明日は、ビール片手に雨中のだんじりを眺めて、帰りにこち亀でも買おうか。


狭山池博物館

2016-09-16 21:57:00 | 建築ランダム

狭山池は1400年前の推古天皇の治水工事で有名。

安藤忠雄の博物館も気になっていた。

加えて須田剋太展が開かれるというので、雨模様の中、出かけてみる。

建物はバブルの余韻を思い出させるほどに、遊びに満ちた楽しい空間。

街道画はなじみある大和路の点描画で、飾らない画風がほどよく心を癒してくれる。

久しぶりに心満たされる時間が過ごせた。



この夏、相変わらず

2016-09-13 21:57:00 | 日記
この夏、暑い大阪はちょっと避けて北海道の別荘に行っていました、なんて報告ができればいいのだけど、実は相変わらず、大阪-岡山を行き来しつつ、熱中症に怯えながらもオラなりに生きてました。
皆の衆、酷暑の夏を無事に過ごされましたでしょうか?!

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この夏、母親が3度目の心臓カテーテル手術を行った。92歳でも医者は平然としてやってのけたように見えた、そういう意味では日本の外科技術は優れているノダ。

この夏、備中松山城に行った。駐車場からシャトルバスに乗り換えて10分、そこから山道を登って20分。昔の人はよくもまあこんなところに資材を運んだもんだ。臥牛山頂上に建つ天守は高梁市街を一望できる天空の城なり。

この夏、ヘルニアの手術をしようと思っていた。
この夏、沖縄と広島と熊本に行こうと思っていた。
この夏、救急救命士の資格をとろうと思っていた。
この夏、英検と漢検を受けようと思っていた。
けれど何一つできず、すべて先延ばし。
突然の不整脈やら、腰痛に胸痛、頭痛吐き気が続いていたとしても、言い訳のタネにはならない。如何せん、所詮不摂生が原因。生活習慣を因とするなら生活習慣で治しましょうと、刹那的にはイキがってみるがなかなか長続きしない。

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相変わらず、建築・建設不信が喧しい。10年ほど前の耐震偽装に始まって、不良免振ゴムや杭長不足、配筋不足に継手異常・・・きりがない。新国立がようやく収まったかと思えば、今度は豊洲問題。天下の設計事務所といえども、所詮設計者は無能な施主の言いなりか。外野席が騒ぎすぎるのもいかがなものかと思うけど、世間に与え続ける建築・建設不信の罪は大きい。五輪まで続くのか。

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五輪といえば、オラの親戚の女性がリオのパラリンピックに出場している。全盲のスイマー。北京、ロンドンに続いて3回目。親戚一同で壮行会もしたけれど、結果は参加することに意義あり・・・だったけれど、10年以上現役のトップを続ける精進はやはり凄い。

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相変わらず、当方は、精進とかけ離れた有言不実行の日々。せめて広島くらいならと、今度の週末にホテルを予約した。大阪発で高速を走り、400km弱、6時間ぐらいか。資料館でオバマの折り鶴を観て、ドームをスケッチしてこようと思ってたけど、なんと台風直撃の可能性があるんだとか・・・?!