凶のないおみくじなんて、わさびぬきの寿司みたいなもんだ。
――― 大野出 ―――
毎朝目覚める時に思うことは、昨日と同じ今日でいいという、ささやかなものだ。生きているだけでいいと思うのです。
――― 宇江佐真理 ―――
どうして手首は360°回せないのか。ひじは一定の角度以上には開かないし、ひざも反対側には曲がらない。生物学には「相補性」という素敵な言葉がある。互いに他を補いながら、互いに他を律する、という意味だ。不自由さは自由のためにこそあるのだ。
――― 福岡伸一 ―――
選手寿命もそう長くはない。ラストの海外チャレンジ、すなわち、ラストの失敗の場でもあり、ラストの成長できるチャンスでもあります。失敗も批判も自分のためになるのです。
――― 五郎丸歩 ―――
よーく見てごらんなさい。ウルトラマンの顔。怖そうな怪獣になにか話しかけていますよ。
――― 金城哲夫 ―――
与党のいう「民意」は死票を含んだ選挙結果にすぎない。政策課題別に選挙を問えば逆転することはいくらでもある。これをオストゴルスキーのパラドックスという。
――― 坂井豊貴 ―――
われわれは過渡期にある。しかし何に向かっての過渡期なのか? それについては誰にも分らない。
――― シモーヌ・ヴェイユ ―――
キリギリスよりもアリのほうが賢い人生を送ったというのは、絶対にウソだ。人生の不思議と哀しみを深く知っていたのは、うわの空で生きていたキリギリスの方だったと私は思う。行き倒れて雪の降り積む彼の顔の上には、すべてこれでよしという至福の笑みが、広がっていたのではなかったか。
――― 池田晶子 ―――
鯵は青魚だが、泳いでいるときは銀色に輝いている。僕はそのナマの色で市井の人を書きたかった。
――― 青山文平 ―――
女は存在、男は現象
――― 多田富雄 ―――
【水木逝き野坂が去りて火垂る舞う 闇へ消えゆく昭和九〇年】
――― 北村泰三 ―――
【焚火することを禁じて原発を 再稼働するあわれニッポン】
――― 東金吉一 ―――
【来年は与えられてる選挙権 進路選択もできぬ私に】
――― 大室花香(高2) ―――
【ぶつかった瞬間にのみ現われる 妖怪のごと影薄き人歩く】
――― 吉田壱朗 ―――
――― 大野出 ―――
毎朝目覚める時に思うことは、昨日と同じ今日でいいという、ささやかなものだ。生きているだけでいいと思うのです。
――― 宇江佐真理 ―――
どうして手首は360°回せないのか。ひじは一定の角度以上には開かないし、ひざも反対側には曲がらない。生物学には「相補性」という素敵な言葉がある。互いに他を補いながら、互いに他を律する、という意味だ。不自由さは自由のためにこそあるのだ。
――― 福岡伸一 ―――
選手寿命もそう長くはない。ラストの海外チャレンジ、すなわち、ラストの失敗の場でもあり、ラストの成長できるチャンスでもあります。失敗も批判も自分のためになるのです。
――― 五郎丸歩 ―――
よーく見てごらんなさい。ウルトラマンの顔。怖そうな怪獣になにか話しかけていますよ。
――― 金城哲夫 ―――
与党のいう「民意」は死票を含んだ選挙結果にすぎない。政策課題別に選挙を問えば逆転することはいくらでもある。これをオストゴルスキーのパラドックスという。
――― 坂井豊貴 ―――
われわれは過渡期にある。しかし何に向かっての過渡期なのか? それについては誰にも分らない。
――― シモーヌ・ヴェイユ ―――
キリギリスよりもアリのほうが賢い人生を送ったというのは、絶対にウソだ。人生の不思議と哀しみを深く知っていたのは、うわの空で生きていたキリギリスの方だったと私は思う。行き倒れて雪の降り積む彼の顔の上には、すべてこれでよしという至福の笑みが、広がっていたのではなかったか。
――― 池田晶子 ―――
鯵は青魚だが、泳いでいるときは銀色に輝いている。僕はそのナマの色で市井の人を書きたかった。
――― 青山文平 ―――
女は存在、男は現象
――― 多田富雄 ―――
【水木逝き野坂が去りて火垂る舞う 闇へ消えゆく昭和九〇年】
――― 北村泰三 ―――
【焚火することを禁じて原発を 再稼働するあわれニッポン】
――― 東金吉一 ―――
【来年は与えられてる選挙権 進路選択もできぬ私に】
――― 大室花香(高2) ―――
【ぶつかった瞬間にのみ現われる 妖怪のごと影薄き人歩く】
――― 吉田壱朗 ―――