ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

アゲハ蝶と曼殊沙華

2021-09-23 21:37:54 | 日記
先日パセリを育てているプランターをのぞくと、緑と黒の縞模様の2匹のさなぎを見つけました。捕って捨てようかと思ったけど、マアいいかとそのままに放置。翌日も、またその翌日ものぞいてみると相変わらずモグモグ、モグモグしています。けれどその次の日は2匹ともいませんでした。もぬけの殻です。なんだかちょっと寂しい気分です。

その次の日の朝のことです。庭に出てみると、一匹のアゲハ蝶がどこからともなく現れ、足元に着地しました。なにやらお礼を言ってるようなしぐさです。やがて、笑うように舞いたち、いつの間にか現れたもう一匹のアゲハ蝶とともに何回か行き来すると、明後日の方向に飛んでいきました。 ちょっといい気分になったアゲハ蝶との、本当のお話です

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庭のあちこちに赤い花が咲きだしました。曼殊沙華です。律儀に毎年お彼岸の時期に咲きます。この時期はお墓参りに加えて、布施(ふせ)・持戒(じかい)・忍辱(にんにく)・精進(しょうじん)・禅定(ぜんじょう)・智慧(ちえ)の6つの教えを実践する時でもあるそうです。すなわち【見返りを求めず、戒律を守り、災いを受け容れ、努力を続け、静かな心を持ち、真理を見極めること】らしいです。
さて今日は、お彼岸のお墓参りは早々に、お釈迦さまの6つの教えをマネする日にしてみましょうか。曼殊沙華にアゲハ蝶が舞います。まるでハスの花に抱かれる信者のような気分です。いい一日の始まりです。



メダパニ酔人の自己弁護

2021-09-22 20:37:43 | 日記

上条恒彦は「徹子の部屋」でこんなことを言っていた。「ボクは70才にして一切酒をやめましたね。あんなにバカバカシイものはない。朝は起きられないし、頭痛がするし、体はだるく、胃も重い。挙句に財布はカラッポになっている。70を迎えてきれいさっぱり卒業しましたね。古稀の功ですかねぇ」。

また今年73才になる実の兄貴は、「最近ほとんど呑まなくなった。この間、久しぶりに3日連続で飲んだら、一升瓶が半分になっていた、飲みすぎた」 だって。学生時代ブラックニッカを枕に一升瓶を抱いて寝ていたあの男が。

残念ながら、今年古稀を迎えた吾輩は、半分自省の気分を持ちながらも「晩酌3合寝酒2合」を上限にするよう、なんとか日々をやり過ごしている。けどたまに吾輩のグチを聞いてくれる相手がいたなら、一升瓶は間違いなくカラになっている、焼酎ロック3杯のおまけをつけて。

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「2030年、どんなあなたでいたいですか?」というCMが流れている。すぐに浮かんだ言葉は、ただ一言、「生きていたいね」という素直な気持ち。2030年、あと9年、ボクはほぼ日本人男性の平均寿命に到達するころ。「ただ生きていたい」そんな感情を覚えるのはボクだけではなかろう。ヒマで日常を持て余している年寄の多くがそう思うのではないか。特に団塊の世代。夢も生産力もなく、ただただヒマで日常を持て余しているが故に、そんな自己中心主義的な感想を抱くんだろうけど。

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満月の夜、「自民の茶番劇」のウラでほくそ笑む「モリカケ軍団」の存在にうんざりし、「月と太陽のカップル」騒動を「オヤガチャ」問題と並んで報道する下世話感覚にもチャンネルを変えてしまう。
ところがNHKの労作「映像の世紀」を肴にのむ酒は、我が身のあちこちに生じはじめたガタ・痛みのたぐいの種々の不調をすら抱擁する大きさを感じてしまう。それなりにいい番組です。

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このブログは、たとえば昼酒をして気分がのってる日の夕方、赴くままに文字を並べているだけだから、何か月も空白が続いたり、また読み返すこともないので文字の誤字・脱字・誤解・錯覚・曲解の類、ほとんど訂正していない。
つまりは素面で読みなおすのが恥ずかしいのだ。

さてさて我が身に迫る今日の事態の深刻さを直視するのが怖く、また面倒くさいため、今日も「晩酌3合寝酒2合」でごまかす生活が続く。さてそんな生活があと何か月いや何日続けられることやら。
少なくとも、当分、上条恒彦状態にはなりそうもない。


億劫との闘い

2021-09-10 22:29:10 | 日記
人とも会わず、ジムにも行かず、飲み屋にも寿司屋にも行かず、さらには電車にも乗らずの生活を、もう1年半も送っている。決してコロナの所為だけではない。ただただ面倒くさいのだ。トシなんだろう、億劫なのだ。けだるさ故の無精をすべてコロナの所為にしておけば、面倒なことから逃げることができるのだ。加えてこの夏の暑さと長雨、体を動かそうとする気が起こらへんかった。

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ところが先日、草笛光子さんが言っていた、「老いとは億劫との闘いである」と。なるほどね、大いに合点する。
たまっていた農作業を再開しよう。そしたら、早速のこの腰痛。笑ってしまう、いろんなところが錆びているみたい。

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実はこの一か月、いろんなことがあった。ブログネタに値するものばかり。
1月に入籍した長男夫婦が8月前半に梅田で結婚式を挙げた。来客をなしにして互いの家族だけのものだったけど、組み込まれた式次第はそれなりに豪華なもの。緊急事態下の披露宴はノンアルコールなのに小生は家族代表挨拶をさせられ、挙句、よせばいいのに歌を一節うなったりして。反応は拍手よりも笑いの方が多かった。

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農作業中に雑草刈り取り機に左手中指を挟み込み、あわや切断かと思うようなケガを、8月後半にした。幸い近くの外科に飛び込んで緊急手術をしてもらい、何とか指はくっついた。

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藤井聡太を相変わらず注視し続けてる。阪神よりも自民のゴタゴタよりもコロナの行方よりもはるかに大事。8月だけでも王位戦を死守し、叡王戦にリーチをかけ、竜王戦の挑戦者に名乗りを上げる大活躍。こんなに面白いことはない。いや、その将棋の内容があまりに深く濃く、感心至極。感想戦まで見入ってしまうほどなのです。

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8月はわずかの野菜を穫り入れる作業だけしかしていないから、結果的に畑や庭は雑草の山。そろそろトマトを引っこ抜いてダイコンをまかなきゃ。秋ナスもあるけどブロッコリーを植える場所も整備しなきゃ。オクラも卒業してセロリを植えなきゃ。庭の雑草をなんとかしなきゃ。庭木も刈らなきゃ、ひどいもんだ。ユーカリの大木がお隣さんに3mぐらいもオーバーハングしだした。樫の木が別のお隣さんの庭にかぶりすぎてる。なんとかしなきゃ。思いだけはあるのだ・・・。