ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

トイレ配管あふれる

2012-02-28 21:09:49 | 建築ランダム
10日ほど前から、自宅トイレの調子悪く、排水するとボコッボコッボコ~。
だますように使ってきたけど、今朝の具合があんまりなのでトイレ屋さんに救急TEL、
原因は会所と会所の間10mほどの、土中配管のつまりと判明。
エンビパイプをしならせて挿入し、小一時間ほどして、やっとこさの開通。

地震か何かで土中の配管にクラックが入り、
何年かしてそこから草の根もどきが侵入し詰まらせたのではないか、というトイレ屋さんの推理。
同じことがもう一度起こったら、ファイバーを突っ込んで調査することにした。
カテーテルでステントを膨らませて修理するような器用な技術が、下水管工事にもあればいいのに。

居間の照明器具に続いて、ネコが原因の和室のクロス張替、骨董クーラーの取り換え、
屋根のコーティングや軒先塗装、果ては太陽発電と手をつけるたい箇所があまりにも多い、
その前に、高3生の進学費用があった・・・どれもこれも先送り癖の結果なり。

汚物であふれる会所を前に、先送り癖を反省して、開運を願いつつの一句
【先送り 流れるままに うんこいや】

偶然?

2012-02-20 23:46:41 | 建築ランダム
栃錦、長嶋茂雄、アントニオ猪木の共通点は?
・・・みんな今日2月20日が誕生日だとか、これは偶然。

秀吉と光秀、ともに秀が付いているが、これは偶然?

さらに、信玄、謙信、信長に共通する信の字、これも今のところ、偶然!

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日本建築の美を再発見したブルーノ・タウトは、一方で日本古来の木造技術に耐風性や耐震性が欠けているのではないかといった。災害に対して無頓着・無反省で建築本体も無防備であり、ようよう偶然の力で建っているというのである。
五重塔もその偶然の産物だと研究者は追認する。木造であることの長周期性や、木組みの多さによる高減衰性、可動領域の広さによる許容変形量の増大などが、偶然にも、耐震性を付与する結果になったのではないかと。

   ***

技術的には偶然の産物かもしれないが、偶然で千年もつ建物は作れない。

法隆寺を建てた大工は千年もつものをつくったものではなく、
千年もたせるに値する建物をつくったのだ。
だから後世の人間がその限りをつくして、それぞれの時代を生かさせた。

偶然の裏に必然あり、か。

   





市場原理とゼネコン技術

2012-02-19 20:34:14 | 建築ランダム
最低気温はマイナスになったけど、梅に花が咲き、桜につぼみが一杯できている。
2週間もすれば、啓蟄からお水取りへ、春はもうすぐ。

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原発事故でのロボット(遠隔操作機能)不在や放射能汚染処理の技術不足、あるいは相も変らぬ雪降しの悲惨な事故を見るにつけ、世界に冠たる日本のゼネコンは一体何をしているのだろう、と思っていた。ニーズの設定が安直で目先のことしか意識にないから、家一戸の除雪装置300万円也、なんて雪国の高齢者に途方もない値段をつけてしまって平気でいられるのではないか。

かつてゼネコンには、ドーム構造や超高層建築、免震構造といった本来の建設関連から、宇宙ステーションや月面構造物、深海都市や超超高層、スマートシティなど夢物語を引きよせんとする情熱があった筈、あらゆる技術を総合し結実させて文化・文明に寄与する高邁な理想があったのではないか・・・。それがいつの間にか市場原理主義の悪弊に飲み込まれて、大惨事に顔が見えない集団になってしまった。

そんなふうに思っていた時、某ゼネコンに勤める友人から放射能汚染処理に四苦八苦している現状を聞いた。ちょっと恥ずかしく思うと同時に、その努力に敬意を抱き効果に期待を寄せている。


水仙とグレーゾーン

2012-02-12 23:08:45 | 社会問題
庭のあちこちで水仙が咲きだした。花言葉は自己愛、ナルシストに由来するのか。
ニラと間違えて大事に至ったという話をよく聞く。その致死量10gというから結構やばい。

チューリップの芽も出始めた。
豪雪のニュースに気をとられていたけど、気がつけば立春もとうに過ぎている。
今は冬から春への中くらいのとき。

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中ぐらいがちょうどいい。○でも×でもなく、△も必要だと思う。
ちょっとずつでもいい方向に変わればそれでいい。

実は、世の中、この△だらけナノダ。いわゆるグレーゾーンというやつ。
緩みというか寛容の精神というか、日本人はこの曖昧な世界が好きな民族だと思う。
少々の矛盾を抱えても、グレーゾーンをうまく利用してきたのが日本人ではないか、
建前すらいい加減な政治を見ているとイライラもするが、
○×以外の、中くらいの選択肢も許容していいように思う。

いたって致死量が多いからと言って、
春の水仙、秋の曼珠沙華を否定することはできない。

下山の時こそ、道に迷いやすい
・・・○×を焦るのではなく、ゆっくりと△のグレーゾーンを歩く知恵こそ必要だと思う。





大樹の一葉

2012-02-06 10:43:43 | 生き方
買いすぎたタネイモの処理に困っている。
昨日はキタアカリ5Kgを植えたけど、あと馬鈴薯とメークインがそれぞれ3kgも残っている。
栽培能力の限界をかなりオーバーしている模様。

今日は雨、心斎橋に行くのは明日。ゆっくり寝坊して朝刊に1時間かける。
紅茶用に95度の湯を沸かし、空中高くからポットに注ぎ込み、
茶葉のダンスを楽しんだ後、60度の心地よい渋みを味わう・・・至福の瞬間なり。

   ***

今朝のNHKあさいちで「がんワクチン」の特集をしていた。
かなり好成績のアイテムなり。あさいちのHPで内容が見られます。

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人類という大樹の一葉が我々一人ひとりだと考えれば、あらゆる災害・災厄も忌み嫌うだけの対象ではないかもしれない。コトあるごとにしたたかに大樹は大きくなっていくような気がするからだ。
地震が起こるたびに建物は強くなり、細菌が繁殖すれば新たな抗生物質が開発され、人口が過剰になれば自然淘汰的に減っていく・・・。実際は悲惨なことの連続でも、そこに少しの明かりを見つけることで人類という大樹は育っていく。たとえ相手が半減期3万年のプルトニウムであっても。

新幹線もリニアも空港も原発もいらない、三度のご飯を食べて分相応に太陽を浴びれればそれでいい。150年前には「微笑みの国ニッポン」と賛美されたこの国から、微笑みが消えたのはいつからか。急ぐ必要は何もない。

いずれは枯葉となり次代への肥やしになる一葉だと思えば、もう少し肩の力を抜いたほうがいいのかもしれない。

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バロンドールの沢や卓球の愛ちゃん、中学生のスキージャンパーにローザンヌ優勝女子高生。
彼女たちが異口同音にコメントしている、「今の日本に少しでも元気が与えられたら・・・」と。
若き勝者の彼女たちにこんなセリフを言わせるニッポンって・・・。

御堂筋

2012-02-04 22:47:08 | 建築ランダム
2月に入ってから、3日続けて御堂筋を歩く。
見上げるばかりの事務所も竣工しているが、裏通りはほとんど変わっていない。
変化が多いのは抵抗あるけど、
今の御堂筋は、成熟というよりも停滞という言葉のほうが似合いそう。

気温計が5度をさしているが、風がないので、ウォーキングには最適である。

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近々立ち上げる設計事務所の営業を兼ねて、あるオフィスに出入りさせてもらっている。
まるで浪人生の図書館通いの如くで、RCから木造まで諸規準のお勉強を黙々と。
交通費はもらえるが、他の収入はなく、朝のドトール、昼のかつ丼、
加えて、夕方のラピートにカンビール・夕刊フジのおおよそ2000円が毎日持ち出し。
営業とはいえ、結構イタイ。

今のところ、まだ飽きは来ていない。新鮮な知識を得る驚きのほうが多いのだ。
意外とまだ若いのかも・・・(笑)。