2007年に永六輔は「もっとしっかり、日本人」を、さらに2014年に橋本治は「バカになったか、日本人」を出版した。中高年の叫びとして、いや今から思えば、彼らの遺言ともいえる警鐘本である。読み直してみれば、権謀術数の政治世界への対応やら、平民的な社会的モラルから、人間としての庶民の生き方までを、現代のまたこれからの日本人に問い正し、行末を案じてくれている。だが現実は、彼らの求めた理想からは程遠く、忖度・不愛想・見て見ぬふりの無責任が大手を振っていて、タイトル変えれば「なんでこうなったのか、日本人」。
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コロナ禍においてはじめて、グローバルという観念の本質がこの島国の住人には判っていなかったのかが、ようやくわかってきたはず。訳が分からぬなら、斎藤幸平「人新生の資本論」を読んでみろ、政治家諸君。
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ところで結婚される眞子さんへ森まゆみが先達の言葉を紹介していた。心を込めて再掲する。
【失敗のない人生は、それこそ失敗でございます】
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コロナ禍においてはじめて、グローバルという観念の本質がこの島国の住人には判っていなかったのかが、ようやくわかってきたはず。訳が分からぬなら、斎藤幸平「人新生の資本論」を読んでみろ、政治家諸君。
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ところで結婚される眞子さんへ森まゆみが先達の言葉を紹介していた。心を込めて再掲する。
【失敗のない人生は、それこそ失敗でございます】