ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

脱輪から脱?へ

2011-10-31 17:21:15 | 健康・医療
早朝の畠、うっかりと側溝に脱輪!
農作業をしていた数人が集まり「持ち上げたらいけるでぇ~」と言ってくれた。
腰に気をつけた筈だが、掛け声とともに<グキ~>ときてしまった。
やばいと思ったけど、あとの祭り。2日、3日と時間が経つにつれ、痛みが増してきて、動きだすのがやっとこさという状態になってきた。去年のこともあったので、家人の勧めに従って医者に行く。
幸い骨には異常がないとのこと。
気が楽になって「何か注意事項は?」と軽口をいうと「車を持ち上げれると思わんことですな」目を糸のように細めて、無精髭が目立つ医者は黄色い歯を見せた。

脱輪から1週間にもなる。痛みはあまり変わらないけど、ようよう慣れてきた。
撮りだめしていたビデオを見、小説三昧の生活にもちょっと飽きてきた。
脱輪のドジを反省して脱酒宣言したものの、今日あたりで3日坊主に終わりそう。

   ***

フロイデのレッスン、ついにサボル。
菊花賞はマグレで入ったけど、天皇賞は届かず。
更新料15750円、名古屋では12000円だとか、
バカバカしく思い、迷いもしたけど、結局払うことにした。




岩間山本山寺

2011-10-27 22:27:14 | 寺社巡り
法然の誕生寺から西に10km山中に入ったところに、本山寺がある。
大宝元年(701)に創建されたというから相当古い。
目当てはこの三重塔。
400年ほど前の建造だが、微妙なバランス感覚は時代を超えて美しく、
自然な背景とのコントラストも素晴らしい。

京都醍醐寺、奈良法隆寺、山口瑠璃光寺の各五重塔は日本の3名塔と言われている。
また三重塔では薬師寺や興福寺なんかが有名だけど、
それらより、はるかにこの本山寺の三重塔は清楚で気品に満ちた塔である。


美作 誕生寺

2011-10-27 21:51:35 | 寺社巡り
誕生寺と名のつくお寺は多い。主に高僧の生誕を記念して建てられたもので、
千葉の日蓮、岡山の法然、伏見の道元なんかは有名。
秋日和の一日、法然の誕生寺に行く。
法然がじかに植えたとされる樹齢900年の大銀杏はまだ青く、
黄金色になるまでにはあと少しかかりそう。

   ***

静かな誕生寺で見つけたお土産品にこんな楽書も手ぬぐいがあった。

<天は2物を与えず>
ツノある牛は歩むが遅い  ツノない馬は走るが早い
器量のよい人愛想がわるい  愛想のよい人器量がもひとつ
愛想も器量もどちらもよけりゃ  身体が弱くて病院通い

金のある時暇がない  暇がある時金がない
お金お金と無理して貯めたが 貯まったとたんに命が持たぬ
家も新築 お金もできたが 肝心要の子が出来ぬ

出来た出来たとちやほやしたら  貯めたお金を湯水と使う
お金と子供も言うことなけりゃ もらった嫁御が気に入らん
生んだ我が子も親にたてつく世の中
他家で生まれた人じゃもの 辛抱するのが当たり前

二つ揃ってよい事ないと 悟るまでには月日がかかる
分かりかけたらこの身の終わり ほんに浮世はままならぬ

      美作 誕生寺

瀬戸内寂聴 東北青空説法

2011-10-23 20:13:23 | 生き方
昨夜のBS放送からのメモ。

寂聴氏は、昨年11月に胸椎圧迫骨折をやった後、寝たきりになるのではと案じられていたが、連日の震災の悲惨さを告げる報道が氏をベッドから起き上がらせ、ついには東北に赴いての説法を始めだす。
当初被災地に向かう顔色は蒼白だったが、9,10月の青空説法を経て、声に艶が戻り、体調が復活していく様は感動ものだった。
「被災者からエネルギーをもらった」という本人の言葉が、仏教者としての使命感を果たしている喜びを表しているようだった。

   ***

死んでいった人間への不条理を嘆く者には<定命>という命の定めを、
自分だけが」生きていることを悔いている者には<代受苦>の教えを、
そしてすべてを失くしたものには<無常>の真髄を語る。
また若者には「若き日にバラを摘むこと」の意味を諭し、
ひとに接する時の笑顔の重要性を<和顔施>という言葉で解説する。
さらに「無償の奉仕」に身を置くボランティアには<忘己利他>の精神をたたえる。

雄勝町の復興リーダーに自ら手にしていた数珠を手渡す姿は、寂聴氏の復興への祈願の重さを感じさせる。
そして最後にすべての聴衆に「生き切る」ことの意味を訴える。
ユーモアの中に巧まずして見事に仏教を解説した番組なり。



細川家の至宝展

2011-10-20 21:15:03 | 美術・芸術・博物館
京都国博で展示中の細川家の至宝展は、利休ゆかりの茶道具、細川ガラシャ遺愛の品々や
宮本武蔵の絵画他8万点を超えるコレクションの中から選リすぐんだもの。
刀剣・甲冑の類や能面、壺、書画骨董の類はようはわからんけど、
北野大茶湯で秀吉が使った茶道具なんかは、さすがに迫力がある。
戦国武将のステイタスシンボルとして茶道が位置づけされていたことを思えば、
ちょっと古風な器で一杯の抹茶を味わいたくなる。

新しいバイト

2011-10-16 21:47:22 | 農業・菜園
新聞社のバイトが終了し、BSNHKのモニターを10月から1年契約で始めた。
1番組1000文字程度の原稿代が1500円也。多少の小遣い稼ぎにはなる。

よく見れば勿体ないくらい、いい番組がある。
宇宙や科学ものなどもしっかりしているけど、人物を取り上げたドキュメントも面白い。
昨夜の加藤和彦もよかった。
なかなかその気にならないとチャンネルを合わせることもしないので、
このバイトは刺激があって、かつ脳トレにもなっていい。

  ***

ゴーヤがまだ花を咲かせているが、そろそろサツマイモが旨くなってきた。
でかいイモでは3kgものヘビー級がとれているがやや大味。

明日京都国立博物館に寄り、明後日33か寺華厳寺での結願予定。

ジャッカル

2011-10-13 20:01:13 | 美術・芸術・博物館
耳調イマイチでおまけに外は雨。
もうけた感じで撮りだめしていたDVDを見る。
BSシネマで先月やっていた「ジャッカル」。
ブルース・ウィリスとリチャード・ギアの共演で
「ジャッカルの日」をリメイクしたものだけど、迫力は前作に劣るか。
まあ、2時間十分に楽しんだけど。

フロイデ(5)ベートーベンに近づいたか我が難聴?

2011-10-10 21:24:33 | 10000人の第9
難聴の度合いがひどくなり、TVのボリュームが20くらいだったのが倍の40程にしてもワ~ンワンとうるさいばかりで、本当に聞き取れなくなってしまっていた。
シ~ンとした静寂な中では、真夏のセミ声のような耳鳴りのみがやたら渦を巻いている。
さらに自声が鼓膜に反射する感じで、痛みすら覚える昨夜だった。

それでももう一歩だけ前に進もうと、台風12号で延期になったレッスンに行く。
医者がいう「禁じ手」を使いながらもなんとか2時間を過ごす。

帰り道、難波宮跡で【大阪あきない祭り】をやっていたので覗いてみる。
タイ産ビールを瓶ごとラッパのみしながら、ステージの合奏を楽しむ。






フロイデ(4)一人ひとりが集まった10000人と、10000分の1とは全然違うんやで

2011-10-08 22:19:23 | 10000人の第9
今日のレッスンで実質6回目となった。
満期まで後6回、さらに佐渡さんの指導による2回の全体レッスンを経て本番を迎える。
前回の5回目のレッスンでは、終了間際にグラーと大きな眩暈が襲ってしまい、あわてて中退してトイレにかけこむ羽目になった。関西医大で午前中に施した耳管への注入液が内耳の三半規管まで浸入したためか、何かの薬の影響か、あるいは・・・。数分で正常に戻ったけど、ちょっと自信喪失。

6回目のレッスンは、今日の秋晴れにように清々しく笑顔で終えることができた。
といってもドイツ語には全くなっていないし、音程はズレまくってる、
しかも主旋律に釣られて全く違うパートをがなりたてているだけなのだが・・・。

6回目にして、ようやく周囲の人と打ち解ける。
三重や京都、さらには愛媛県からも通ってる人もいた。
隣り合わせた4年目という人の話に安堵する。
「1年目は2割も歌えなかった、でも全身がしびれる感動を受けたので毎年来てるんです」

10000人の合唱だから10000分の一でいいと思ってたけど、レッスン半ばにして、一人ひとりが集まった結果が10000人の声になるのだから、一人ひとりの歌声がやっぱり重要なんだ、と当たり前のことが思えるようになってきた。