ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

何をやっているのか!

2011-12-29 20:46:14 | 政治・経済
八ツ場ダム建設、整備新幹線建設、外環状道路の建設・・・一体何をやってるのか!
公務員コスト2割減、議員定数削減、71~75才保険料2割・・・やるしかないではないか!

   ***

バブル崩壊以降、景気回復のためと称して公共工事を増やした
・・・その結果借金だけが増えた。
高齢化社会に対して大衆迎合主義に嵌った政府は不相応な福祉国家に転じた
・・・その結果借金は倍増した。
既得権確保を死守する政治不在の官僚国家になってしまった
・・・その結果借金は前人未到に陥ってしまった。
公務員だけは左うちわで年の瀬をおくっている
・・・その結果この国は分水嶺を越えてしまった。

   ***

この国の政府・官僚には、正義も大義も失っている。
あるのは、それぞれの立場の【都合】だけだ。




人間失格と絆

2011-12-18 10:03:20 | 生き方
・・・後悔していませんか?夢を忘れていませんか?道をはずれていませんか?下を向いていませんか?今誰を愛してますか?楽に生きようとしてませんか?もう人間やめますか?人生放棄するのですか?泣けるくらい恋してますか?涙を忘れていませんか?大事な事から逃げてませんか?自分に嘘をついてませんか?諦める事に慣れ過ぎてませんか?生きることは素晴らしいのです・・・。
たたみかけるように疑問符が並ぶ。おじさんにもこたえる歌詞が続く「人間失格」。太宰ではなくMetis 。震災記録のBGMで知ったこの曲がメジャーになってきた。自ら失格の烙印を押しながらも、人生を否定できない若者の応援歌でもある。

   ***

今年の漢字「絆」。メディアが肯定的に用いた修飾語だったけど、ムラ社会の「手かせ足かせ」みたいな否定的なイメージはぬぐえない。フクシマを想えば「怨」の字しか出てこない2011なのだが。

昨日は若すぎる友人への惜別。
還暦を迎えるということは、肯定も否定でもない、事実とちゃんと向かい合うことなんや、とちょっとマジにおもうようになってきた。

晩秋

2011-12-10 16:51:22 | 日本の四季
師走も半ばに入ろうとしているが、初冬というより晩秋の雰囲気が漂う里山。

白バイに扮し3億円を手にした彼は、今夜の皆既月食をどんな気持ちで眺めるのだろう。

あれからもう、43年も経っていた。

「余録」の▲印

2011-12-09 21:08:52 | 社会問題
毎日新聞をとっている。
朝刊を手にして一面下段「余録」の欄に目を落とし、
▲印が横段に整っている時はうんざりする、と投書した。

筆者は苦労して▲を同列に並べてるつもりだろうけど、そのために句読点は犠牲になり、
文意すらあやふや。自らに100文字制限を課した文章は非常に読みづらい。
乱れる日本語の元凶がここにもあり。少なくとも学生さんのお手本にはならない。
▲が整列をしている日は、貧乏クジを引いたような気持ちに陥ってしまう。

と、赤のれん談義の勢いで投書してみた。
こんなことをしている場合ではないのだけど・・・後日談はまたの日に。


医療ミス?!

2011-12-06 20:13:54 | 健康・医療
腰痛にセキは禁物である。数日前からのセキがちょっとひどくなり腰にもツライので、セキ止め薬をもらいに、近くの妙な新築医院に行った。というのはそこは普段は眼科なのだけど、一週間に火曜日の午前中だけは内科の看板を掲げて診療をしているのだ。

近所の他の医院は、年寄りの待合になっていて1時間半ぐらいは待たされるけど、ここは確かにすいていた。小奇麗な医院の待合は幼児を抱えた母親がいるだけだ。

診療は50年配のやや小太りの医者。いくつかの病院と掛け持ちしている感じ。手慣れた要領で診察し、のどは真っ赤ですけど、肺の音もきれいですし問題ないですよ、抗生物質のお薬も入れておきます、と優しい雰囲気。看護婦さんも4人もいたけど、まじめで親切そうなナースである。ここまでは評価点はよかった。

家に帰って薬を飲む。飲んでから気付く。処方箋にはムコダイン(痰のお薬)となっているのに、ムコスタ(胃薬)が入っていたのだ!
明日は休診。結果的には大したことはないかもしれないけど、しかし、こんなことはあってはいかんよな。




フロイデ(9)我ら歌う

2011-12-05 09:42:15 | 10000人の第9
胸椎圧迫骨折の残り痛、難聴と耳管開放症、さらに、まれにみる腰痛ぶり。
レッスン中に眩暈が起こった時は、トイレに駆け込んで安定剤を頼りに時を待った。
雨の日には、腰痛バンドにカイロを貼りつけビッコを引きながら2時間かけて通いもした。
楽しい筈の練習が、苦痛を伴った修行のように感じた3カ月のレッスン。
それでも、合唱の第4楽章はヘッドフォーンで300回以上聞いた。
おかげさまで、なんとか、なんとか曲に合わせてドイツ語が口ずさめるようになってきた。

そして本番前日の12月3日、大阪城ホールで全体リハーサルが行われた。

   ***

会場で旧知の友人A君と出会った。
彼はこのコンサートの20年生、超ベテランだった。
ほんの立ち話だが2年ぶりにあえたことを喜び、明日の本番に向けての心の備えを聞いた。
別れ際になって、何気なく彼の近況を尋ねた。

その時、彼の口からとんでもない病名が飛び出した。
しばらくあいた口がふさがらなかった。かける言葉を見失った・・・。

   ***

12月4日大阪城ホール
朝9時からリハーサルは始まる。
空席を詰めて観客席からの見栄えを良くするために、1万人の座席移動が手際よく始まる。
テノールのボクの席はスタンド2階の後部。
後ろにソプラノ軍団がいるので、旨くすればTVに映るかもしれない。
ベテランA君はバス担当でアリーナの前方。

愈々本番。入場料6000円の座席指定席の観客が入ってくる。
ようよう手に入れた妻の券は、立ち見専用だが5500円もした。

和合亮一の詩朗読、平原綾香「ジュピター」につづいて、佐渡裕が燕尾服で登場、
いよいよ『「交響曲第9番ニ短調作品125「合唱付き」』が始まった。

結論から言うと、ボクは3か所も間違えた。前日の練習で修正したはずなのに。
やってしまった!という感じ。前後左右のおっちゃんゴメンネ。
でもシメの「シェーネルゲットゥン!」のあとの、嵐のような拍手、拍手に次ぐ拍手、
歓喜の拍手が乱れとんだのには感動した・・・ブラボー!

   ***

仙台と結んで行われたこのコンサートも「ふるさと」「蛍の光」の合唱で幕が下りる。
静寂を取り戻した会場に優しい音楽が流れ出す。
山青き、水清き、忘れがたき山紫水明を詠う「ふるさと」。
別離の歌としてもう何十年も日本人の心にしみこんできた「蛍の光」。

ボクは、不覚にも、歌の最後になって、最後の最後になって
それまでこらえていたものが、涙となってこぼれおちてしまった。

(12月23日15:55~16;53 MBS。 12月25日18:00~18:54 BS-TBS)


ハイ・クライムズ

2011-12-03 16:13:15 | 映画曼荼羅
2002年 アメリカ    
主演;アシュレー・ジャッド  モーガン・フリーマン

夫の過去に疑惑を覚えながらも必死に彼を信じようと事件を調べる女弁護士(アシュレー)と、元アルコール中毒の老弁護士(モーガン)の法廷サスペンスもの。
アシュレー・ジャッドの熱演がいい、モーガン・フリィーマンがかすむほど。
ただストーリィがよくあるどんでん返しものになってしまい、また、先が読めたのが難。
それとやや暗いオチのため減点。(評価点 6点)

HATIKO;A DOGS STORY

2011-12-01 10:36:36 | 映画曼荼羅
2009年 アメリカ  
主演:リチャードギア、ジョンアレン、3匹の秋田犬

忠犬ハチ公のリメイク版。ストーリィが分かっていても完全に入り込んでしまう。
幼犬、成犬、老犬の役者達の愛くるしさや悲哀を十分に引き出した演出が素晴らしい。
愛犬モモの記憶と重なり思わずウルルン。
リチャードギアの飄々とした、たくまない表情もいい。【評価点;7】