ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

サムエル・ウルマン「青春」

2014-05-24 23:12:10 | 日記
青春とは人生の特定の時期を指すのではなく、
心のあり方を言うのだ。
年齢を重ねるだけでは、人は老いはない。
青春とは、紅顔と若い唇、強い脚力の問題ではなく、
強い意思と高い理想、熱い情熱を言うのだ。
青春とは、将に、生命の深い泉から湧き出ずる新鮮さを意味するのだ。
青春とは、逡巡に打ち勝つ激しい勇気、安易に流れる心を自制する意思だ。
時には二十歳の青年よりも六十歳の人に青春がある。

年齢を重ねるだけでは、人は老いはない。
理想を失った時、初めて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、情熱を失うと心にしわがいく。
悩み、恐怖、自失は心をまげ、精神を芥へ落とす。
六十歳であろうと十六歳であろうと、
心に美しさ、希望、歓喜、勇気、活力を持つ限り、その人は青春にある。

    サムエル・ウルマン「青春」【山田訳】

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今月に入って2度目の葬儀参列。
池田まで高速を飛ばしていってきた。
土曜日なのですいていたけど、心は重い。

生への哲学は多く語られるが、
死への哲学はあまりにすくない。
特にこの国の無宗教観は、死をあまりにも悲劇なものにしてしまっている。
生への情熱と同じくらいの熱き心で、死を語れる哲学が必要な時。
日常生活を変えてしまうくらいの「死の哲学」に出会いたい。

さすれば「青春」の意味もまた違ったものに見えてくるだろう。

   

オクトーバーフェスト

2014-05-23 11:50:06 | 日記
なぜか5月なのに、オクトーバー祭が天王寺公園で開かれた。
そのいい加減なところと昼酒が気に入って、平日の午後、女房と行く。
ジョッキ(500ml)が1500円と割高だが、ピルツナーも黒ビールも旨い。
唐辛子の効いたウインナーやムール貝を食す。

舞台ではビアポルカの演奏で何度となくドイツ式乾杯「アイン プロジット」が繰り返され、
その度におねえちゃんの愛想が楽しい。
興行代込みと考えれば、まあまあのお値打ち。
因みにXXXの持ち込みは大正解でした。

   ***

ポール中止。
オペラグラスを準備し、
3時間半のスタンディングオベーションについていけるように、
夜毎スクワットに励んでいたのに。

脱出成功

2014-05-16 21:23:45 | 日記
目覚まし時計のガラスの向こうに、黒いゴミかと思ったら
一匹の世迷いグモがノーソノソ。
毎朝、毎晩チラと時計を見るたびにハッとする。
これで3日目だ、秒針に当たらぬようにノーソノソ
水もメシも、飲まず食わずにノーソノソ。

あんまりなので、出口を探す。
逆さにしても、どこからどう入り込んだのか、小さな穴さえおぼつかない。
ガラスの蓋をこじ開けようと、ドライバーを持ち出したが、傷つけそうなので、やーめた。

・・・

仕方がないので、ついでに時計屋さんに行ってガラス蓋をあけてもらうことにした。
自転車に乗せてガタゴトガタゴト。用事を済ませてガタゴトガタゴト。
街の時計屋さんの店先で降りて、前カゴの目覚まし時計を確かめたら、
なんと、ビックリ! クモさんはいなくなっていた!
三日三晩出られなかった筈なのに、見事に脱出成功!?



そんなに異様か

2014-05-13 21:57:23 | 社会問題
二日酔いの日のためにと録画撮りしていたTVドラマを見た。
渡瀬恒彦や松下由樹らが主演するSR4という番組。ボンヤリ見ていた目が点になった。 
ある場面で映し出された新聞日付が、2013年の筈が2014年になっていたのだ! 
さらに別なカットでは、ご丁寧に2014年の日付のその記事をスクラップにして、手書きタイトルは2013年となっている。 
信じられないミスだが、制作サイドから見れば、「そんなに異様か」となるのだろうか。

   ***

「美味しんぼ」が話題になっている。寝た子を起こすようなことはやめてくれ!という非難の声が、山岡さんへ集中砲火になっているかんじ。けれど放射性物質の存在は事実だし、鼻血はおろか、甲状腺異常は通常の100倍である。
風評被害とアンダーコントロールは全く別物である。
「そんなに異様か」とメディアの騒ぎに違和感を覚えつつ、世間の反応を眺めている。

   ***

痴呆老人の行方不明が1万人とか。
行方不明なら、介護から解放された上に年金は入るので・・・ということはないだろうけど、これは異様である。

尊厳死法案が問題になっている。注意しなければいけないのは、個人的に自分の尊厳死を認めてほしいということと、法文化して世間的な了承を得るというのは全く違うということ。前者は「死の選択権利」であるのに対し、後者は「死の選択義務」につながりかねないということ。社会的に無能な者に対し、「わかってるな、働かざる者は食うべからずやで」と脅しているようなもの。その空気だけで、弱者は参ってしまう。この空気も異様である。

さざれ石

2014-05-12 20:10:14 | 社会問題
ウィキペディアによれば、さざれ石(細石、さざれいし)とは、もともと小さな石だったものが、長い年月をかけて隙間を炭酸カルシウムなどが埋め、大きな岩の塊に変化したものを指すらしい。
学術的には「石灰質角礫岩」などと呼ばれるとある。
小石が巌のように大きくなり、やがて苔がむすまでのながい間という意味が、あの歌にある。

裸祭りで有名な岡山の西大寺にも、そのさざれ石があった。
標識がなければ取っ払いたくなるような、小汚いコンクリートの残渣のような岩だった。

   ***

隣国では、若者を巻き込んだ海難事故に国家体制そのものが揺らいでいる。
時間がたつほどに醜態ぶりを露呈し、開いた口がふさがらない。
とはいえ、阪神大震災の一年前にノースリッジを嘲笑した土木学者や、
チェルノブイリやスリーマイルを特例としてきた原発学者の二の舞を演じてはいけない。
明日は我が身と思っても、過ぎることはない。

  



憲法の日

2014-05-03 22:19:48 | 政治・経済
2週間パソコンと対面しなかったら、山のようにメールがたまっていた。
スルーの連続だが、処理に小一時間もかかってしまった。
案外、日常の情報なんて、過ぎてしまえばゴミの山なのかもしれない。

   ***

さて今日は憲法記念日。
一部マスコミはこの日にスポットを当てていたけど、ただ世間の雰囲気は相当無関心。
改憲でも護憲でもなくて、オラはどうでもええわ、という「棄憲」の雰囲気すら漂う。

そんな浜辺では、賑わう人波も早やGW疲れ模様。

政権の望む集団的自衛権を「限定容認論」ですり替えたところで、めざすところは何ら変わらない。表現の自由を拘束し(21条)、基本的人権の尊重を軽視(97条)して徴兵制を目論み、集団的自衛権の行使(9条)により列挙国の一員にならんとする姿を、本当に今日本人は求めているのだろうか。

蟻の一穴は、かつての道を戻ることになる。
立憲主義を数の論理だと勘違いするのはとんでもないこと、
それは20世紀の歴史が証明している。