消費期限終了

リタイアーのよもやま話

アインシュタインらの特殊脳 「人間関係は苦手」と脳科学者

2012-05-23 22:42:10 | 

ヤフーのニュースである。

 

アインシュタインらの特殊脳 「人間関係は苦手」と
脳科学者

NEWS ポストセブン 5月21日(月)16時5分配信

“偉人”といわれる人の脳は凡人と違うのか。フジテレビ
系バラエティー番組『ホンマでっか!?TV』でもお馴染みの
脳科学者・澤口俊之氏が、偉人の脳について解説する。

以下は澤口氏の解説だ。

 * * *
 20世紀最大の物理学者・アインシュタインの脳を調べた
結果、彼の脳には確かに独特な点があることがわかりまし
た。

しかし、それだけでは彼の偉業が脳に起因するのか、環境や
運によるものなのかわかりません。

 そこで科学者は、多数の人の脳のデータを収集・研究し、
アインシュタインの脳と同様の特徴を持つ人物にどのよう
な才能があるかを調べ、何らかの共通性を見い出そうと
します。

それができて初めて、「独特な才能は独特な脳と結び付いて
いる」ということが推測できるのです。

 そうしてわかってきた、独特な才能を専門用語で「特殊
才能」といい、その才能と結び付いた脳を「特殊脳」と
いいます。

ひと言で特殊脳といっても、いろいろな脳があります。
今回は、身近な例として、「傑出した理系人間」を取り
上げてみましょう。

 傑出した理系人間を専門的には「システマイザー」と
いいます。

このタイプの人は、数学などの論理的な思考と解析は非常
に優れていますが、人間関係などの社会性は苦手か希薄で
す。

また、細かいことにこだわるという特徴も持っています。
人気TVドラマ『ガリレオ』(フジテレビ系)で福山雅治が
演じた主人公・湯川学をイメージしていただければわかり
やすいと思います。

『ガリレオ』の劇場版『容疑者Xの献身』に登場する堤真一
が演じた天才的数学者・石神哲哉も典型的なシステマイザー
です。

 システマイザーは、代表的な特殊脳の持ち主で、数学や
論理的思考にかかわる脳領域が発達しているか独特な特徴を
持ちますが、社会関係にかかわる脳領域がさほど発達して
いません。

前述した、アインシュタインの脳もシステマイザー脳に属
しています。

システマイザー脳の持ち主は、環境が適切なら、数学者や
理系科学者、あるいはIT関係者になることが多いようです。

また、システマイザー脳の特徴の出方にも濃淡があるので、
普通の職業を選ぶ場合もありますが、それで営業関係や
サービス業に就いてしまうとかなりつらいはずです。

 つまり、特殊脳・特殊才能を持って生まれたとしても、
偉人になるかどうかは生育環境や運、さらには時代状況に
関係してしまうのです。

かの坂本龍馬は、その伝記やいくつかのエピソードから
ある種の特殊脳をもっていたと推測できますが、現代に
生まれたらどのような人物になっていたのかはわかりま
せん。

※女性セブン2012年5月31日号

以上。


一瞬、面白いと思ったが、よく考えたら、辻褄のあわない
理屈だと思った。

「独特な才能は独特な脳と結び付いている」?

独特な脳があるから、独特な才能が発揮される
かのような論理を展開したがるが、それは、
逆ではないか。

独特なことに興味を持った脳が、その独特な
ことを追求する過程で、才能が開花し、独特な
脳が形成されたのではないか。

それは、アインシュタインだって同じだと思う。


システマイザーは、代表的な特殊脳の持ち主で、数学
や論理的思考にかかわる脳領域が発達しているか独特な
特徴を持ちますが、社会関係にかかわる脳領域がさほど
発達していません。

この論理だって逆だ。
研究に没頭してすむ生活を長年続ければ、社会関係に
かかわる脳領域が発達するわけがない。

まるで、全ては「脳ありき」だが、脳は結果である。

解せない論理が展開されていると思うのだが。

どうだろう?

かつて、ファンだった脳科学者・澤口俊之氏、最近マスコミ
に、やたら顔をだすが挙動不審だな。

彼もとうとう自分の時代を終えたかもしれないな?
このような発言では。

 

 


PTSDの原因部位解明

2012-05-23 22:27:07 | 

ヤフーのニュースである。


PTSDの原因部位解明=震災前後で脳データ比較
―東北大

時事通信 5月22日(火)19時30分配信

 東日本大震災被災者らの震災前後の脳データを
比較したところ、心的外傷後ストレス障害(PTSD)
の症状は恐怖や不安を制御する脳の「前帯状皮質」
が小さい人ほど発症しやすいことを、東北大学加齢
医学研究所の研究グループが突き止めた。

 発症後は恐怖体験の記憶などを消去する「眼窩
(がんか)前頭皮質」が萎縮することも判明。

論文は米科学誌モレキュラー・サイカイアトリー
電子版に22日掲載された。

 PTSDの患者に脳の萎縮が見られることは知られ
ていたが、因果関係は分かっていなかった。

研究はPTSDの脳内での原因部位と、正確な萎縮部位を
初めて解明。

災害後の症状予防や、治療への活用が期待される。


以上。

興味深い研究である。

が、悪用されると怖い。

① PTSDになる可能性が低い人を、徴兵検査の時に
選びだし、過酷の兵役を強いることができる。

② 脳の「前帯状皮質」が小さい人は、徴兵を免れる
ために、利用する。

③ この事実に、着目して生きれば、過酷の運命を
避けて、安楽な人生選択ができる。

④ この事実に過敏に反応しすぎて、安逸な人生に
なり、退屈した人生を選択してしまう。

もしかしたら、新型うつ病の仮病診断に役立つ
か。逆か、新型うつ病のの患者に、脳の「前帯状
皮質」が小さい人がいるのか。

企業の就職の可否に悪用されるか、ストレスに
耐性のない人は、採用しないとか。

脳の「前帯状皮質」が小さい人は、一流のアス
リートになれないとか。

どうだろう。

真実を知り得るということは、なかなか厳しい
ことだ。

パンドラの箱を開けることになりかねないかも。