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リタイアーのよもやま話

竹内薫の自分はバカかもしれないと思ったときに読む本

2016-07-29 21:21:36 | 読書

竹内薫の自分はバカかもしれな
いと思ったときに読む本

というのを読んだら、面白い文章
が出てきた。

 

以下、下はその抜粋である。

 

 天才には時間が降ってくる

 いわゆる天才を見ているとです
ね、集中の時期がほんとうにすご
いんですよ。

ただね、自分で進んで集中する時
間を確保しているんじゃないよう
に思えるんです。

 たとえば、ニュートン。彼の場
合は、たまたま疫病が発生したん
ですね、ペストです。それで大学
が閉鎖されて、仕方なく故郷にあ
る時期戻ってたんです。

そのあいだにあまりやることがな
いから、とにかくノートを整理し
て、いろいろ考えているうちに重
力理論を作っちゃったんですよ。
その時間を作り出しだのは彼自身
ではなくて、いってみれば社会現
象ですよ。だからもし疫病が発生
しなかったならばニュートンの重
力理論は生まれなかったかもしれ
ない。

 アインシュタインもそうですね。
大学に残れなかったから、仕方な
く特許庁に勤める。どうも、午前
中で仕事はぜんぶやっちゃって、
午後は暇だった。その時間を使っ
てとにかく集中して考えてたから
相対性理論ができちゃった。自ら
好んで集中する時間を確保したわ
けじゃないんです。

 スティーヴン・ホーキング博士
もある意味、そうなんですね。彼
の場合は病気を発症します。AL
S(筋萎縮性側索硬化症)ってい
う、筋肉がだんだん動かなくなっ
てくる病気です。その結果、考え
る時間がものすごくできちゃった
んですよ。
こういっては悪いですが、彼は病
気を発症する前は特になんの輝く
ものもない、普通の学生だったん
ですよ。それが発症してから変わ
ってきて、すごい論文をたくさん
書くようになっちゃった。もちろ
ん彼が選んで病気になったわけじ
ゃないですから、運命の巡り合わ
せによって集中する時間ができち
ゃったんです。

 だから、なんといえばいいのか、
天才というのはそういう運命の下
に生まれてるんですね。集中する
時間が降りてくる。「おれも時問
さえあれば……」っていう人がよ
くいるんだけど、それがやって来
ないのが運命なんですよね。天才
のところにはそれが来るんです。
あるいはそれが来た人が天才と呼
ばれるのかもしれない。
こればっかりは自分で作ってはい
ないんですよね

これは非常に不思議ですね。

だから、天才はおそらく自分か
らはなれないんでしょうね。

巡り合わせでたまたまそういう
集中できる時開ができたかどう
かなんですよ。ただ、もちろん、
その時問にパチンコやってたら
ダメですけどね。

 

以上。

 

とんでもない視点で、天才を
とらえていて、それも説得力
があって、びっくりしている。

 
それはさておき、凡人は凡人
なりに、ささやかな才能を磨
くに、やはり、考えさせられ
るものがあるのではなかろう
か。


CanoScan LiDE 220

2016-07-26 21:26:09 | 日記

 

CanoScan LiDE 220を最近購入し
た。
今日は、朝から、お客様相談セン
ターに、電話をして、インストー
ルの仕方を教えてもらった。

スキャナーについてきた書類では、
心もとなかったからである。

案の定、スキャナーと梱包されて
きたCDを使うことなく、ネットか
らダウンロードするということに
なった。

何度か、相談センターに電話を
して、インストールが完了して、
先ほどまで、今までやりかけて
いた自治会のアルバムのデジタル
化の作業をしていた。


前のスキャナーCanoScan LiDE
700
は、XPのノートブックを買
った時に、購入したから、もう
13
年近く経ったはずだ。

 

 壊れたのは、一月程前だった
かもしれぬ。もう正確なこと
は覚えていない。

最初は、
CanoScan LiDE220
スキャン作業に
慣れなくて、
700
が恋しくなったが、もの
すごく便利になった部分が
あって、助かっている。


それは、一度のスキャンで、
複数枚の写真を同時にスキャン
できるというとても、便利な
機能がついたことだ。

今回、一度に4枚の写真をスキ
ャンしてみた。
今まで、一枚一枚スキャンして
いたが、4倍の効率化となって
スキャン作業の疲労度が格段に
減った。

膨大な枚数の写真をスキャン
しないといけないのだが、少し
ほっとして、喜んでいる。


バンドで あの花 ED『secret base ~君がくれたもの~』を演奏してみた。(流田Project)

2016-07-23 20:49:28 | 音楽



You Tubeで遊んでいたら、偶然遭遇した。

曲としては、若者の曲だから、ちと恥ずかしい。

が、いい曲だと思う。

特に、この演奏に惹かれたのは、ドラムの
演奏がものすごく気持ちいい。

わたしに、ドラマーの才能がないのが、
悔しい。

なんとも心地よい「間」。

千変万化の心地よい
リズムに恍惚となって
しまう。

至福の一時。


Hi-Fi Set - 卒業写真

2016-07-20 23:40:24 | 日記



Hi-Fi Set - 卒業写真

久しぶりに、Hi-Fi Set の卒業写真を
聴いている。

ここしばらく、他の歌手の卒業写真を
聴いてきた。

「人ごみに流されて、変わってゆく私」
この歌詞を切々と歌っている。

大学を卒業し、大いに自負心を持って
社会に旅立つのだが。

誰もが、才能があるわけではない。
勇気があるわけではない。
知性があるわけではない。
精神力があるわけではない。
記憶力があるわけではない。
適応力があるわけではない。
社交性があるわけではない。
現実処理能力があるわけではない。

現実の社会は、1000人に一人
万人に一人の才能がなくては、
這い上がれない社会だ。

新入社員の肩書がとれ、社会で
職場で、一人立ちを強いられた時
己の非力に、多くの者が愕然と
する。

自分の意思と関係ない日常が
怒濤のごとく押し寄せ、自分を
見失いながら日常をこなす。

いつのまにか、私でない私を
必死に生きていく。

誰もが、
「人ごみに流されて、変わってゆく私」
に、苛立って、逃げ出せない現実に
声もだせず、非力な己に泣いている。

心のどこかで、誰もが、叫んでいる。






2016-07-18 21:46:15 | 日記

 

日曜日、父親の入院している
病院を後にして、夕方とある
ホテルのコーヒーラウンジに
出かけていった。

 

暫し、贅沢な時間を。


広い敷地は、街路樹が楽しめ、
庭は花々に満ちている。

 

6時からは、夕食時なので、空
いているはずだが、生憎、その
日、客がけっこういて、いつも
の貸し切り状態にはならなかっ
た。

 

しかし、しばらくすると、客も減
り、いつもの静かな時間を楽しむ
ことができた。

しばし、休んだ後、帰宅すること
にした。

その道のりの途中、いつもは、
退屈な気分になるあたりである。

 

 

        夕日を背に受け、車を走らせて
        いると、前方に虹が出た。

        一瞬、午前中、コーヒーを飲み
        にいったとき、久しぶりに上機
        嫌になって、驚くほど可愛い表
        情になった女の
子を思いだした。 

この女の子、いつも、無表情
でとっつきにくい。


この女の子が、勤めるようになっ
て半年くらいは過ぎたかもしれな
い。

その間、今日で、3度だけ、別人
みたいに愛想よく、可愛い表情で
応対している。

わたしは、最初、性格の違う双子
の姉妹ではないかと、思ったりし
たものだ。

最初の時は、34日続いたと思う。

二度目は、1日だけだった。
 

果たして、今回は、何日、ご機嫌
でいてくれるのだろう?

 

それはさておき、この虹を見て
思いだしたことがあった。

だいぶ前のことだ。

高速道路を南に向かって走って
いると、前方に虹が出た。

その時、ふと思った。

虹をくぐり抜けてみたいものだ。

思ったのだが、結局、虹をくぐる
ことはできなかった。

ということもあって、今日こそは
虹をくぐり抜けてみたいものだ。

と思った。

虹に向かって進むと、雨雲が垂れ
込めているところに差しかかった。

その雨雲の下を走っているうちに、
虹は薄くなり、いつかしか見えなく
なった。

虹があったあたり、雨雲の下を
通り抜けると、青空が見えてきた。

勿論、虹は消えた。

虹ができる原理からすると、虹を
くぐり抜けることはできないはず
だ。

でも、鮮やかに空に浮かびあがっ
た虹を見ると、虹の橋をくぐり抜
けてみたいという他愛もない思い
に駆られる。

今日は、やっと、くぐり抜けた。
ただ、途中から消えるのだから、
くぐり抜けたことになるかは、
疑問だが、気分だけくぐり抜け
て気になって
、一人悦に入った。 

他愛もない、贅沢な一時でした。