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リタイアーのよもやま話

高齢者襲う「低栄養」の免疫低下恐怖

2013-05-04 23:05:35 | 老い(健康)

ヤフーのニュースにあった記事である。

高齢者襲う「低栄養」の免疫低下恐怖

高齢になり若いときほど食欲がない。一人
暮らしで料理がおっくうになり、つい、残り
物やパンですませてしまう。高カロリーを気
にして必要以上に食事を制限している-そん
な高齢者たちの「低栄養」が近年、問題にな
っている。低栄養は免疫力の低下を招き、病
気にもかかりやすくなるだけに、「肉や卵な
どの動物性タンパク質をきちんと取りバラン
スの取れた食事をしてほしい」と専門家は呼
びかけている。(横山由紀子、写真も)

野菜は取れているが…

 2年前から一人暮らしをしている大阪市内
の女性(70)。2月のある日のメニューは、
朝食に「生野菜のサラダ」「コンブ巻き」、
昼食はパン、夕食には「焼いた鶏肉」「キノ
コのサラダ」。「食が細くなり、1人だと料
理が面倒くさくなって残り物や菓子パンで済
ませることが増えた。

健康を考えて炭水化物は太るからご飯はあま
り炊かず、牛肉の場合は脂分の少ない赤身を
選ぶようにしている」と女性は話す。

 このメニューを見た大阪国際大学短期大学
部講師で、健康栄養支援センター(大阪市東
成区)の高齢者栄養部長、大原栄二さんは、
「野菜は取れているが、タンパク質が少なく、
炭水化物などの糖質が取れていない。

今は大丈夫でも、このままでは摂取エネルギ
ーが足りずに元気がなくなってくる」と心配
する。

 管理栄養士でもある大原さんは、高齢者の
自宅を訪ね、献立作りなどのアドバイスをす
る訪問食事栄養指導を行っている。「訪問先
の高齢者のほとんどが、必要な量の栄養素、
特にタンパク質とエネルギーが欠乏している
低栄養の状態」だという。

 

「粗食=健康」ではない

 カロリーを気にして、肉や卵などの動物性
タンパク質を控える。粗食こそが体にいいと
いう考えをもつ人も多い。一人暮らしだと料
理をきちんと作らなくなる。

「肉や魚などの動物性タンパク質のほか、脂
質やコレステロールも大切な栄養素。高齢に
なると消費エネルギーは少なくなるが、タン
パク質やビタミン・ミネラルなどの必要量は
変わらないのできちんと摂取してほしい」
(大原さん)

 厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」に
よると、70歳以上の健康な高齢者(活動レ
ベルが普通)のエネルギー摂取量は、男性が
2200キロカロリー、女性が1700キロ
カロリー。栄養素の摂取量は、5年ごとに見
直しが行われており、平成21年の見直しで
は、エネルギーは男性が350キロカロリー、
女性は150キロカロリー、それぞれ引き上
げられた。また総脂質も男女とも15以上2
5%未満から20以上25%未満とアップ。

高齢者も食べやすく

 兵庫県尼崎市の住宅型有料老人ホーム「グ
ッドタイムリビング尼崎新都心」では、平均
年齢85歳という入居者の食事に、肉や魚の
食材を充実させた献立を組んでいる。昼食と
夕食には肉料理か魚料理をメーンに。

広報担当の吉田陽子さんは「肉は煮込んで柔
らかくしたり味付けを薄くするなど、食べや
すくしています。

嚥下(えんげ)障害がある場合には、食材を
つぶした上で肉や魚の形に形成したソフト食
の提供もできるよう、見た目にも食欲をそそ
る工夫を心がけています」。入居者からも、
「肉はあまり食べなかったけれどここに来て
からおいしく食べられるようになった」など
評判がいいという。

 大原さんは、「食べることは精神的な意味
合いも大きく、独居となった高齢者が食事作
りのパワーを無くしたりするケースも多い。
きちんと栄養を取る大切さを知ってもらい、
見た目にも食欲が湧く食事の工夫が大切と話
している

 

以上。

 

普段、気にしていた内容なので、大変興味深く
読んだ。

実は、わたしの母親もその危惧する高齢者だと
思う。

高齢者になると、動物的生命力みたいのが、確
実に衰退している。

腹さえ空かなければ、いいという考えになりが
ちで、適当につまんで食事をすまそうとする。

母親と同居のわたしは、父親のリハビリも大事
な仕事だが、母親と一緒に食事をするのも大切
な仕事だ。

一緒に食事をすれば、母親もまともな料理をし
ようという気になるようで、結局、ちゃんとし
た食事をすることになる。

食事の後片付けは、わたしが、全部やるので、
料理を作るのは億劫にならないが、一人で片づ
けまでしては、食べる気がしないようである。

隣のスーパーに入り浸りの同世代の退職者が幾
人かいるが、スーパーの惣菜やカップ麺などを
食べたりしており、みるみるうちに、老いさら
ばえていく様は、妖気を感じてやまない。

とにかく、食べることに不精してはろくなこと
にはない。注意したいものだ。

それにしても、若さというものは、不思議なも
のだ。

わたしが病院に向かう途中で、ずんぐりのロン
グヘアの青年と、よくすれ違う。 

若干、汚れっぽく、とにかく普通の青年では
ない。

なにしろ、この時間帯では、普通の青年だった
ら、何らかの職場で、働いているはずだ。

時折、夕方、近くのツタヤや隣のスーパーの本
を立ち読みしている場面に出くわす。

4年以上の顔見知り(こちらの方は)なので、
この青年の振る舞いを目にするのだが、自動販
売機の釣り銭のとり忘れをチェックしている。

この前、とんでもないところを見てしまった。

道路の路側帯に落ちているペットボトルを拾い
上げ飲みだした。

前には、コンビニのごみ箱を漁っていたし、道
路上の路側帯に落ちている紙袋を拾い上げ、中
を確かめているところも見てしまった。

結局、この青年、毎日同じコースを歩いて周り
食べ残しの飲み物や食べ物をごみ箱から拾いだ
し、ドライバーが捨てた路上のゴミの中から飲
み残し食べ残しを拾っては、食べて歩いている
ようだ。

よく病気にならないものだと感心してしまった。
そして、このような食事で、腹はメタボで、足
は太くたくましい。

この姿を頻繁に、見てしまうと、人生はなんだ
ろうと思ったりせんこともない。

それにしても、このような食事で、見事な太り
っぶり、語る言葉が見つからない。


用不用説

2011-06-18 21:56:48 | 老い(健康)

とある本にあった話しである。

その抜粋。


全力を尽くすことを長い間やっていないと、本当の力が
でなくなります。

身体も使わなければ元の力が出なくなるのと同じように、
気合や能力も長い間全力使わないでいると、そのうちに
出せなくなります。

以上。

非常に耳に痛い話しである。

で、残念なことに、わたしたち退職組は、職場から解放
された途端、毎日が日曜日の生活になってしまった。

現役の時は、朝のミーティングで、午前中に結果を出せ。
今日中に、公文を送れとか、とんでもない仕事が突然
わき出して、右往左往することも多々あったが、退職
した今、締め切りにせっつかれることは、基本的には、
ありえない生活である。

毎日が、グータラに生きてすませる生活になってしまっ
ている。

だから、ちょっと仕事をすると、体がだるくなって、
お休みモードに入って、横になってしまう。

明日にしようで、毎日が過ぎてしまう。

用不用説ではないが、まず、精神が朽ちて老いていく、
それにつられて肉体も朽ちて老人になっていく。

わかってはいるが、老いた者にとっては、目の前に見える
ことは、たいがい見たことである。

聞こえてくることは、たいがい聞いたことである。

全力を尽くすことを長い間やっていないと、本当の力が
でなくなります。

と言われても、全力を尽くすことが見当たらないのだ。

やっかいなことに。

老いたくはないのだが。


少しばかり、へたっては

2011-06-08 09:40:35 | 老い(健康)

昨日は、朝すこしばかり、台風の塩害で、落ちた
葉っぱの後片づけ。

数年前の台風は、雨も伴う猛烈な台風で、屋敷内の
樹木が折れ、2トン車の一杯のゴミが出て、年末
まで、屋敷内に居すわった。

そういう意味では、ゴミは少ないが、今回は、落ち
葉が散乱するゴミ屋敷になってしまった。

葉っぱは、集めて、家庭菜園の肥料にするために、
大きなビニール袋に集めて、庭の隅っこの樹木の
下に集めることにした。

たいした時間やったわけではないが、途中で
飽きてきた。

汗もかいたので、シャワーを浴び、慌ただしく
来客を2件ほど、対応して、午前が過ぎた。

午後から、病院に出かけたのだが、その間、下半身
がだるくて堪らない。

このような時は、病院で父親の面倒をみるのが、
すごく難儀で、辛くなる。

その理由をさぐるのだが、朝の落ち葉の片づけが
原因かと思うと、たいした仕事もしていないのに
と、若干気持ちがブルーになる。

病院に来る途中で、栄養剤も飲んだのに。

夕方帰宅の途中、もしかして、日曜日のグラウンド
ゴルフ大会の疲れが残っているのかとも思われだした。

何しろ、この日は、スコアラーで立ちっぱなしで、
足腰が疲れて、ちとばかし、辛い思いをしたから
だ。

それに、その日は、午後から慌ただしく、シャワー
浴び、病院まで、出かけ父親のリハビリもこなして
いる。

月曜日は、午前中は歯医者で、午後は葬式と父親
のリハビリだ。

もしかして、この慌ただしい生活が続いたせいかと
も思ったりした。

でも、今朝、起きながら思ったのは、早く寝すぎた
おかげで、朝方4時半頃に目が覚め、コンピュータ
に向かい、生活のリズムを崩したことが、原因では
なんて、思われてきた。

これは、やっかいだ。

どうしても、生活のリズムは狂いがちだ。
何にもしなくても、狂うのだ。

生理的なメカニズムが、年をとることによって、
狂っているとしか思えない。

こうなると、老いの問題かと、憂鬱になる。

この前のグラウンドゴルフ大会に参加した
退職校長の話しであるが、どういうわけか、
半年前に忘年会であったことも忘れてしまう
方がいる。

その日、この校長が喋りだしたのだが、夜は、
家族が寝静まった頃から、晩酌をして、深夜の
テレビを見ているそうだ。

退職後、毎日このような生活をしていては、
体も頭も猛スピードで朽ちていくばっかし
だ。

なんとも、他人事ながら、不安になる。

そして、自分の老いとの格闘もどのような
結末になるかなんてなるのだが?


誰かが言っていたのだが、

 

遠くの星を目指せば、たとえそこまで行けなく
ても遠くへ行ける。

求めていなければ、授からない。
だからいつでも求めていなければならない。
ついに授からないかも知れないが、
求めていなければ授からないのだ。

永遠に生きるかのように学べ。

 

その通りかもしれない。
ここではない、どこかへ行くために。


それにしも

こう言うひともいる。

夢があろうとなかろうと、楽しく生きてる奴が最強。

ここまで、達観できたら。最高だ。

これって、

高杉晋作の辞世の句は、「面白きこともなき世に
面白く」だったが、

もしかして、

「夢があろうとなかろうと、楽しく生きてる奴が
最強」なんて、言いたかったのか?

 


高齢者の犠牲過半数 昨年の交通事故死

2011-01-12 23:44:56 | 老い(健康)

新聞にあった記事である。

 

高齢者の犠牲過半数 昨年の交通事故死

2010年1年間に全国の交通事故で死亡した65歳
以上の高齢者は前年比2人減の2450人(速報値)
で全体の50・4%を占め、記録が残る1966年以
降、初めて過半数を占めたことが2日、警察庁のまと
めて分かった。

全体の死者数は、前年より51人(1・O%)少ない
4863人で10年連続減少。

1952年以来57年ぶりに4千人台にまで下がっ
た09年をさらに下回った。

全年齢層の死者は15年間で半数以下になった。

警察庁は75歳以上の運転者に免許更新時の認知機
能検査やその結果を踏まえた高齢者講習受講を義務
付け、免許返納制度を設けるなど対策を進めている
が、高齢者問題が交通施策の最重点課題であることが
あらためて浮き彫りになった。

10年の事故発生件数は72万4811件、負傷者は89
万4281人で、ともに6年連続減少。

都道府県別の死者数は北海道と東京が同数の215
人で最多だった。


以上。

この新聞の記事を読んで、驚いた。

交通事故なんて、若者の話だなんて、思い込んで
いたからだ。

わたしたちの20代の頃は、けっこう暴走族がいて、
わたしなんかも世代的には、オーバーラップしている。

また、つい最近まで、若者がよく利用するということで、
軽自動車の初回の保険料が高めに設定されているなんて
話も聞いていた。

だから、交通事故=若者という図式がわたしの頭に
こびりついている。

今回、このニュースをみて、驚いたが、よくよく考え
てみれば、そのような兆候はあったなと、納得もしつつ
ある。


よく、高速を逆走したりするニュースなんて、あったし。

 


続いて、車の保険料の値上げのニュースが流れてきた。

「特に、高齢者の自動車保険が引き上げられるようで、70歳
以上だと、現行の8%もあがるケースが出てくるようです。」
ということである。

考えてみれば、暴走族もいた昔のわたしたちに相当する今の
若い世代は、人口も減っているし、物を買わない世代と化し
ているので、運転する人も減ったはずだ。

そして、相対的に高齢者の運転者数は、増えているだろう。

だから、事故が増えても、不思議ではない。と納得してし
まった。

しかし、またまたさもありなん、という思いがしてきた。


退職して、4年目もやがて終わろうとしているのだが、
自分の心境の変化に、思うものがあった。

というのは、退職して、1~2年は、自分が無職の身分
であることに、どうしても納得できなかったのである。

勧奨退職を希望した時には、まさか、このような感情が
わくなんて思わなかった。

今でも、勧奨退職したことが良かったか、なんて、未練
がましいことを考える。

しかしである。最近、思うのだ。

冬は、寒いと言って、何事も億劫になる。もちろん、夏は、
夏で、暑いと言って、何事も億劫になる。

なんとか、6時起き、12時就寝のリズムでいるが、
ずるずると、自堕落になりそうで、恐ろしい。

 

ところが、現役はこんなことなんて考える間もない。

現役の時には、毎日の仕事をこなせるかなんてしか、考え
ない。

だから、毎日でも残業しているし、土、日、祝祭日がくると
仕事のスケジュールが前倒しでできるなんて、喜んでいる。

今でもびっくりするのだが、朝の5時半ごろから、冬でも
ウォーキングをやっていたことがあった。

早朝高血圧という話もあるので、今となっては、なんて
恐ろしいことをしていたのだろうとびっくりしている。

現役時代、進入職員の指導を担当している時に、言った
ことがあったのだが。

それは、こうである。

あなたの生活は、高速道路を時速250キロで走っている
生活だ。

わたしの方は、高速道路を時速120キロで走っている。
なんて言って、叱咤激励したことがあった。

新任は、いろいろと研修があって、それなりの覚悟をして
もらいたいと思ったからだ。

勿論、これは、言葉の綾である。

がしかし、現役時代の心理的な時間のイメージは、そのような
気持ちでいたものだ。

しかしである。

退職して4年も経ち、通院も7年目になると、無職であると
いう苛立ちに苛まれていたことも、遠い過去の話になった
かのように見紛うようになってきた。

病院の往来の道も、なれ過ぎて、呑気に走っており、
いつのまに、着いてしまったのかというくらい短く
思うようになった。

車のスピードなんて、40キロ~50キロあたりで、
呑気に走っている。

そして、ふと、そのことに気づいてびっくりする。

時折、高速道路に入ったりすると、60キロくらいで
走っていたりして、本来の80キロにスピードをあげる
のに、一苦労する。

そうなのである。

自分の心理的な時間感覚が遅くなっているのである。

昔だったら、自分の前に時速40キロで走っていよう
ものなら、怒りが込み上げたものだが、なんと今は、
自分がその40キロで走っているのだ。

今、自分の体内で、流れている時間のスピードなんて、
ウォーキングをやる程度のスピードしか流れていない。

週に所用で、誰かに合うことが3件もあれば、神経が
疲れて寝込みかねない。

定年を境に、同じ人間がこれほども変わりうるのかと
自分で、びっくりしている。

退職をして、年金生活に入れるかして、生活の糧を
得るためにあくせくする必要がなくなってしまえば、

人間も主のいなくなった家みたいに、朽ち果てていく
のかしらと思ったりしている。

アパート暮らしか、建売住宅ような生活で、退職しても、
日常とりたててやることのない生活にはいれば、本当に
三途の川に向かって、毎日が歩いているようなものだ。

なんて気がしている。

冬は、寒いと言って、何事も億劫になる。もちろん、夏は、
夏で、暑いと言って、何事も億劫になる。

そして、億劫になって済ませられる日常が可能だという
ことが、恐ろしいと思うように、最近なったのだ。

そうこうしているうちに、筋力・緊張感も衰え、いつのま
にか、車の運転がままならないまでに、自分の肉体も朽ち
ていっているのだ。

なんて、考えたのだ。

だから、高齢者の交通事故が増えても、不思議ではない。
なんて、自分ながら妙に納得している。

とは言え、父親があと20年、病床にいるかもしれない。

するとなると、わたしも、あと20年は、車の運転をしな
ければならない。

さて、どうしたものだろうか?

 


高齢者は人付き合いが大事

2010-08-02 12:01:47 | 老い(健康)
ヤフーのニュースである。



以下、ニュースより。


高齢者は人付き合いが大事=孤独な人より生存率1.5倍

家族や友人、隣人に恵まれた高齢者は、孤独な高齢者に比べ、
生き延びる確率が1.5倍も高いと、米ブリガムヤング大などの
研究チームが2日までに米オンライン科学誌プロス・メディシン
に発表した。

孤独であることは、アルコール依存症やたばこを1日15本吸う
のと同じぐらい健康に悪いという。


調査期間が平均7年半で、対象者の平均年齢は約64歳。


研究チームは、人付き合いがある方が生存率が1.5倍高い
というのは、けんかばかりしているような人間関係も含ん
でのことと指摘。

日常的に人付き合いがあることは、心理面だけでなく、
体の健康に直接メリットがあるという。 


以上、抜粋である。


面白い統計が出たものだと思った。

心していきたいものでる。